水稲冷害研究チーム

2000年青森県稲作指導情報


 なお,詳しい内容に関する問い合わせは青森県にお願いいたします.

稲作生産情報第6号

平成12年6月26日

青森県農業生産対策推進本部

 水稲の生育は順調に経過しているが、5月半ば以降、降水量が少なくなっているので、農業用水の効率的利用と病害虫の適期防除に努め、食味・品質の優れた米を生産しよう。

1.水管理
@中干しは、6月末ころから始め、幼穂形成期(幼穂が2ミリに達したとき)前には終了する。なお、低温が続く場合は直ちに中干しを中止し入水する。
A既に、1株当たり20本程度の茎数を確保した水田では、天候の良い日を選び、早めに中干しを行う。特に、「つがるロマン」は倒伏防止のためにも積極的に実施する。
B中干しの程度は田面に軽くひび割れが入るぐらいとする。また、効果を高めるために、排水の悪い圃場では、5メートル程度の間隔で溝切りを実施する。
C1株当たりの茎数が少ない圃場では、温暖な日は浅水、低温の日はやや深水にして分げつの促進に努める。
D農業用水を効率的に利用するとともに、低温時に15〜20cmの深水管理ができるように、畦畔を補強する。

2.病害虫防除と雑草など管理
@既に畦畔等で、イネカメムシ類(アカヒゲホソミドリメクラガメなど)の発生が確認されているので、畦畔や水田周辺の雑草を刈り取り、イネカメムシ類の発生防止に努める。また、ヒエの発生が多いとカメムシによる斑点米の発生を助長するので、ヒエに効果のある中・後期除草剤で防除する。
Aイネカラバエが東青・西北五地域でやや多いと予想されているので、適期防除する。
B「ゆめゆたか」は「むつほまれ」よりいもち病に弱いので、6月下旬ころに水面施用剤で予防防除するか、または最低気温が高く、朝霧や霧の晴れない日が続く場合は発生がみられなくても予防効果の高い薬剤を散布する。
C圃場に放置された補植用苗は葉いもちの発生源となるので、速やかに処分する。

3.肥培管理
@幼穂形成期前の追肥は生育を遅らせたり、倒伏や病害虫の発生原因となるので行わない。
A深層追肥は食味の低下を招くので行わない。


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