水稲冷害研究チーム
岩手県「発生予察情報」
情報提供は岩手県病害虫防除所.詳細に関する問い合わせは(TEL直通:0196-88-4477)にお願いいたします.
病害虫発生予察注意報第2号(7月8日)
岩手県病害虫防除所
県内広い地域で葉いもちの発生を確認。防除を徹底しましょう。
7月2日〜7日の調査で、県内広い地域で葉いもちの発生が確認されました。これは、6月22日〜24日及び27日〜28日の感染好適条件で感染したものと考えられます。発生時期は早く、今後も梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多い予報から、発病の急激な増加が予想されています。
茎葉散布による防除を予定しているところでは、直ちに防除を開始してください。遅れないように実施しましょう。
また、予防粒剤を施用したところでも、圃場をよく観察し発生を確認したら、直ちに茎葉散布による防除を実施してください。
- 対象作物、病害虫:イネ、いもち病(葉いもち)
- 対象地域:県下全域
- 発生時期:早い
- 発生量:やや多い
- 予報の根拠
- 7月2日〜7日の調査では県内広い地域で葉いもちの発生が確認された。これは、6月22日〜24日及び27日〜28日の感染によるとみられ、発生時期は早い。
- 取り置き苗での発病や、発病苗の持ち込みがあった地域では、すでに葉いもちが坪状に発生している圃場もみられる。
- 7月6日〜7日にも感染好適条件が全県的に出現しており、今後も梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多い予報なので、発病の急激な増加が予想される。
- 7月8日現在の稲の生育は、茎数はやや少ないものの平年並みに回復してきている。稲体の窒素濃度は現在は平年並みであるが、土壌の残存している窒素が多いため、今後も稲体の窒素濃度が下がらず高めに推移すると予想される。
- 防除対策
- 取り置き苗での発病や発病苗の持ち込みがあった地域では、葉色の濃いところを重点に発生の有無をよく観察し、発生を確認した場合は、直ちに茎葉散布する。
- 一般の圃場では、体系別に以下の方法で防除を実施する。
- 葉いもち予防粒剤を水面施用していない場合
茎葉散布による防除を直ちに実施する。その後も発生状況に注意し、病斑の増加が見られる場合は、追加防除(7〜10日間隔)を行う。
- 葉いもち予防粒剤を本田施用した場合
適期に施用した場合は一般的には防除は不要である。しかし、いもち病の持ち込み等があった場合や、予防粒剤の施用が遅れた場合等は発生することもあるので、予防粒剤を施用した場合でも安心せず、発生に注意し、発生を見たなら直ちに茎葉散布を実施する。7月下旬以降は特に発生に注意する。
- 葉いもち予防粒剤を箱施用した場合
7月上旬以降は薬剤の効果が期待できなくなるので、発生に注意し、発生をみたら直ちに防除を実施する。その後も発生状況に注意し、病斑の増加がみらえる場合は追加防除(7〜10日間隔)を行う。
- 穂いもち対象に粒剤を計画しているところでは、生育状況に注意し、時期を失しないようにする。なお、葉いもちの発病がみられるところでは、粒剤施用の前に茎葉散布剤で防除を行う。
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