水稲冷害研究チーム

98年福島県「発生予察情報」


 なお,詳しい内容に関する問い合わせは福島県病害虫防除所にお願いいたします.

発生予報 第3号

平成10年5月14日

福島県病害虫防除所

1. イネいもち病(葉いもち):発生時期は平年並、発生量は平年並。
1) 予報の根拠
・ 天候予報によると、5月の気温、降水量とも平年並と予想されている。
・ 育苗期の葉いもち及び苗いもちの発生は認められなかった。
・ 昨年の穂いもちの発生量はやや少なかった。
2) 防除上注意すべき事項
・ 補植用置き苗は直ちに処分し、本田に放置しない。

2. イネヒメハモグリバエ:発生時期は平年並、発生量はやや少ない
1) 予報の根拠
・ 4月の気温は高めに推移した。
・ 浜通りなどの早植え地帯での産卵量は、平年並に少なかった。
・ 天候予報によると、5月の気温、降水量とも平年並と予想されている。
2) 防除上注意すべき事項
・ 例年発生がみられる地域では、移植後の産卵状況を定期的に観察し、産卵量が多い場合には、幼虫の食入時期に薬剤散布を行う。

3. イネミズゾウムシ:発生時期は早い、発生量は平年並。
1) 予報の根拠
・ 有効積算温度から越冬世代成虫の水田侵入盛期を推定すると、発生時期は早い。
・ 天候予報によると、5月の気温、降水量とも平年並と予想されている。
・ 近年の発生は平年並である。
2) 防除上注意すべき事項
・ 育苗箱施薬を実施していない水田で、要防除水準(100株に40頭以上の成虫が寄生しているか、または、株のほぼ全葉に食害痕がみられる場合)に達している場合は、薬剤散布を行う(病害虫防除情報ファックスサービス「ファピイ」情報番号20番参照)。
・ 水面施用剤として合成ピレスロイド系殺虫剤を使用する場合には、蚕に対する毒性が強く、長時間残留するので、桑に飛散しないように十分注意する。


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