水稲冷害研究チーム
98年福島県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは福島県病害虫防除所にお願いいたします.
葉いもち注意報 第1号
平成10年7月9日
福島県病害虫防除所
1. 発生地域:県下全域
2. 発生量:やや多い
3. 注意報発令の根拠
1) 7月1〜2半旬の巡回調査の結果、県内全域で葉いもちの発生が確認された。また、各地方とも、全般発生開始期に達した地域が多く、ズリ込み症状を呈する圃場も散見された。
さらに、直播圃場でも葉いもちの発生が確認されている。
2) アメダス資料によるいもち病(葉いもち)感染好適条件の推定によると、県内各地で、6月4半旬以降現在まで、周期的に感染好適条件及び準感染好適条件が出現している。
3) 葉いもち発生予測シミュレーションによると、県内各地で7月16日〜20日頃に、葉いもちが急増すると予想されている。
4) 天候予報によると、向こう1か月の気温は高く、降水量は平年並と予想されている。
4. 防除上注意すべき事項
1) 葉いもちが発生している圃場では、直ちに散布剤(液剤、粉剤)による防除を実施する。さらに、その後の発生状況に応じて、7〜10日おきに防除を行う。
2) 上位葉での葉いもちの発生は、穂いもちの伝染源となるので、葉いもち病序を徹底する。
3) 降雨が続く場合には、雨間散布を励行する。
4) 予防粒剤(箱処理剤または水面施用剤)を施用した圃場や、航空防除の実施地域でも発生が認められたら、散布剤による追加防除を行う。
5) まだ発生が確認されていない地域でも、早期発見につとめ、防除対策に万全を期する。
6) 窒素の過剰な追肥はいもち病の発生を助長するので避ける。
7) 本年の直播栽培圃場においては、過繁茂となったり、葉色が濃いところがみられるので、防除には万全を期する。
8) 防除の実施にあたっては、県病害虫防除基準を参照する。
9) 穂いもちを対象に水面施用剤を使用する場合は、出穂10〜20日前までに湛水状態で施用する。
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