水稲冷害研究チーム
1998年福島県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは福島県病害虫防除所にお願いいたします.
発生予報第9号
平成10年8月12日
福島県病害虫防除所
1. 穂いもち:発生時期は県北・県南でやや早い、会津・浜通りで平年並。発生量は全域でやや多い。
1) 予報の根拠
・ 本年の水稲出穂期は、中通りで平年よりやや早く、会津と浜通りで平年並である。
・ 天候予報によると、向こう1か月の気温は低く、日照時間は少なく、降水量は会津で平年並、中通りと浜通りで多いと予想されている。
・ 8月上旬の巡回調査で、県内各地に葉いもちの発生程度の高い圃場がみられる。葉いもちの発生圃場では、上位葉への病勢進展も認められた。
・ アメダス資料によるいもち病の感染好適条件の推定によると、7月5半旬以降、感染好適条件が県内各地で多く出現している。
2) 防除上注意すべき事項
・ 稲の生育にあわせて、穂ばらみ末期と穂揃い期の薬剤散布を必ず実施する。
・ 止葉や次葉で葉いもちが多発した圃場では、傾穂期にも薬剤散布を実施する。
・ 降雨が続いて、散布剤の防除適期を逃す場合は、雨の切れ間を見逃さず適期に薬剤散布を実施する。
・ 航空防除を実施している地域や穂いもちを対象に予防粒剤を施用した圃場でも、葉いもちの発生が多い場合は、散布剤による防除を実施する。
・ 防除実施に当たっては、薬剤の使用時期(収穫前日数)および使用回数に注意し、県防除基準(p. 56-57)または「ファピイ」情報番号20番を参照して適正に行う。
注意)水稲の病害虫のうち、発生量が平年よりやや多いものについて記述しました。他の病害虫については、福島県病害虫防除所(TEL:0249-38-4242)に問い合わせください。
torigoe@tnaes.affrc.go.jp