水稲冷害研究チーム
98年宮城県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは宮城県病害虫防除所企画指導課(TEL.022-275-8960, FAX.022-276-0429)にお願いいたします.
注意報 第1号
平成10年6月5日
宮城県病害虫防除所
・ 本田初発は平年より著しく早く(5月30日)、残り苗での発生も多く、発生時期が早まっています。
・ 残り苗の放置は依然として多く、特に県北部では、残り苗での発生が多く確認されています。
・ 残り苗は本田発病の重要な伝染源になるので、直ちに処分し、発生が確認された場合には、早急に周辺田を含めて茎葉散布剤で防除してください。
・ 葉いもち防除に粒剤の使用を計画しているところでは早めに散布し、遅くとも6月20日までには確実に実施してください。
1. いもち病(葉いもち):発生時期は早い、発生量はやや多い
1) 予報の根拠
・ 田植え後の天候は、気温が平年より高く、降水量は県北部を中心に多かった。
・ 巡回調査地点における残り苗での発病筆率は2.4%で平年よりやや高かった。また、病害虫防除員等からも、残り苗における発生が報告されている。
・ 本田初発は6月4日に名取市で確認され、推定初発は5月30日で、平年より11日早かった。
・ 補植作業はほぼ終了しているが、放置苗は依然として多くみられる。
・ アメダス資料による感染好適日の推定では、5月第6半旬および6月第1半旬に、感染に好適な条件が出現している。
2) 防除上注意すべき事項
・ 残り苗の処分:本田発病の伝染源になるので、土中埋没等の方法で確実に処分する。
・ 薬剤散布
・ ・残り苗で発生が確認された場合は、本田での発生が認められない場合でも、周辺田を含めた茎葉散布を直ちに実施する。
・ ・粒剤による防除を計画しているところでは早めに散布し、遅くとも6月20日までには確実に実施する。なお、残り苗または本田で発病が確認された場合は、直ちに茎葉散布を実施した上で、粒剤を散布する。
・ ・粒剤散布は湛水状態で行い、散布後も3〜5日は湛水状態を保つ。
・ ・防除薬剤は、穂いもち防除剤を含めて同一系統(同一作用機作)の薬剤の多数回散布や連続使用を避ける。
torigoe@tnaes.affrc.go.jp