水稲冷害研究チーム

1998年山形県「発生予察情報」


 なお,詳しい内容に関する問い合わせは山形県病害虫防除所(TEL.0236-44-4241)にお願いいたします.

発生予報第8号

平成10年8月12日

山形県病害虫防除所

1. 穂いもち:発生量は平年並
1) 予報の根拠
・ 穂いもちの初発生は8月9日(平年8月12日)でやや早い。
・ 穂いもちの伝染源となる葉いもちの上位葉での病斑は少ない。
・ 7月下旬以降、降雨日が多く、感染に好適であった。
・ 8月後半の天候は、気温は低く、降水量が平年並で、日照時間が少ないと見込まれている。
2) 防除上注意すべき事項
・ 圃場をよく観察して、葉いもちの発生が見られる場合には、穂揃い期散布7日後にも必ず薬剤を散布する。
・ 8月6〜8日の大雨で浸水・冠水した圃場でも穂揃い期散布7日後に必ず防除を行う。
・ 薬剤耐性菌出現防止のため、同一薬剤の連用は避ける。なお、ヒノザン剤、フジワン剤の防除効果がやや低下している傾向にあるので、従来通り両剤を同一成分とみなし、絶対に連用しない。
・ 早期落水は、枝梗いもちの発生を助長するので、適切な水管理を行う。

2. カメムシ類:発生量はやや多い
1) 予報の根拠
・ 8月10日現在、生息密度はアカヒゲホソミドリメクラガメではやや高く、オオトゲシラホシカメムシ、コバネヒョウタンナガカメムシでは平年並である。
2) 防除上注意すべき事項
・ 防除適期は穂揃い期と穂揃い期7日後である。時期を失しないように必ず薬剤を散布する。
・ 薬剤の散布は水田周辺の農道、畦畔部を含めて行う。
・ 山間部、中山間部、採草地周辺などでは特に発生が多くなるので、防除を徹底する。
・ 8月中の草刈りはカメムシ類の水田への侵入を促すので行わない。
・ バッサ乳剤の使用は薬害防止のため穂揃い期までとする。
・ 生育が進んでいるので、薬剤の使用にあたっては、特に適正使用基準を遵守する。



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