水稲冷害研究チーム
2000年青森県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは津軽地域病害虫防除所(TEL.0172-52-6500)、南部地域病害虫防除所(TEL.0176-23-4290)にお願いいたします.
斑点米カメムシ類に関する注意報(注意報第6号)
平成12年7月14日
津軽・南部地域病害虫防除所
病害虫名 斑点米カメムシ類
主にアカヒゲホソミドリカスミカメ
(旧称アカヒゲホソミドリメクラガメ)
作物名 水稲
1 発生地域 県 内 全 域
2 発生時期 やや早い
3 発生量 多 い
4 注意報発令の根拠
(1)斑点米を発生させる主要なカメムシであるアカヒゲホソミドリカスミカメ(以下アカヒゲ)の予察灯による6月の誘殺数は平年より多く、7月以降急増傾向にある(第1表)。
(2)予察ほ場における畦畔雑草でのアカヒゲのすくい取り数は黒石、木造、鶴田、十和田で平年及び前年より多く経過している(第2表)。
(3)6月4・5半旬の各普及センターによる水田周辺雑草地のすくい取り調査ではアカヒゲは全普及センターですくい取られ、50回振りで100頭を越える密度の高い地点もあった。斑点米発生能力の高いアカスジカスミカメ(旧称アカスジメクラガメ)が日本海沿岸部で初確認された(第3表)。
(4)6月中旬以降の気温が高く経過し、今後も気温・降水量は平年並と予想されることから、カメムシ類の増殖には好適であると考えられる。
(5)農業試験場の作況田の調査によると、幼穂形成期(第4表)は平年及び前年より早まっているため、出穂期も早まり、おおむね8月始め、早いところで7月末になる見込みなので、前年と同様、斑点米の発生が多くなるおそれがある。
5 防除対策
(1)穂揃期に1回目の防除を行い、その7〜10日後に2回目の防除を行う。8月以降のアカヒゲの発生状況によっては2回目散布の7〜10日後に3回目の防除を行う。
(2)薬剤はアドマイヤー粉剤DL、エルサン粉剤2DL、エルサン粉剤3DL、スミチオン粉剤2DL、スミチオン粉剤3DL、チェス粉剤DL、トレボン粉剤DL、バイジット粉剤2DL、ベストガード粉剤DL、ランガード粉剤DL、MR.ジョーカー粉剤DL、エルサン乳剤、スミチオン乳剤、ディプテレックス乳剤、トレボン乳剤、トレボンEW、バイジット乳剤、パプチオン乳剤、MR.ジョーカーEW、チェス水和剤、トレボン水和剤、トレボンMCのいずれかの剤またはその同時混合剤を安全(適正)使用基準を遵守して散布する。
(3)薬剤散布は水田のみならず、畦畔上にも行い、なるべく広域一斉散布で実施する。
(4)出穂期間近の草刈りは、カメムシ類を水田に追い立てることになるので、草刈りは遅くとも水稲の出穂2週間前までに終えるとともに、8月中の草刈りも控える。
(5)休耕田でのカメムシ類に対してスミチオン乳剤、スミチオン粉剤2DL、スミチオン粉剤3DL、MR.ジョーカーEW、MR.ジョーカー粉剤DLが登録されている。
reigai@tnaes.affrc.go.jp