1998年仙台管区気象台発表予報
12月18日3ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.
○12月18日発表 3ヶ月予報(1、2、3月)
1. 予想される天候
この期間(1〜3月)の平均気温は高い可能性が大きいでしょう。降水量は日本海側で平年並み、太平洋側では多い見込み。また日本海側の降雪量は少ないでしょう。
なお、この期間の平均気温の予想される各階級の確立(%)は次の通りです。
東北全域 低い:20%、 平年並み:30%、 高い:50%
1月:冬型の気圧配置は長続きせず日本海側では平年と比べ雪の日が少ないでしょう。太平洋側では平年と比べ曇りや雪または雨の日が多い見込みです。
気温は高いでしょう。
2月:日本海側では平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
3月:低気圧と高気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わるでしょう。気温は高く、日本海側では平年と比べ雪の降る日が少ないでしょう。降水量は平年並みの見込みです。
2. 予想される大気の流れ
向こう3か月の、極東東西指数(極東域における偏西風の蛇行の指標、−のときは蛇行が大きく、+のときは蛇行が小さい)は1月下旬に高極、2月下旬に低極。東方海上高度指数(−のときは東海上に寒気が南下しやすい)は1月下旬に高極、3月上旬に低極。
3. 前回(11月20日)発表3か月予報からの変更点
なし
4. 最近の天候経過と循環場の特徴
1) 最近の天候経過
11月:上旬は移動性高気圧に覆われ晴れる日が多かったが、気温は旬初めと半ばに寒気が入り低めとなった。中旬から下旬にかけては発達中の低気圧と移動性高気圧が通り、天気は数日周期で変化した。また南からの暖湿気流が日本付近に流れ込み、気温が高く、降水量は太平洋側でかなり多くなった。
12月:上旬前半は冬型の気圧配置になった。後半は気圧の谷が次々に通り、曇りや雨となったため降水量は多かった。
2) 中・高緯度の循環場
11月:500hPa高度の極東域はシベリヤと中国大陸東部にかけて負偏差。西部太平洋から中国大陸東北部が正偏差でゾーナルな流れの場となった。このため、日本付近へ寒気が南下しにくい状態が続いた。
12月1日から19日の平均高度偏差でもパターンに大きな変化はないが、日本付近の正偏差がやや弱まっている。
3) 熱帯太平洋の状況
11月のエルニーニョが監視海域の海面水温偏差は+3.6度と先月よりさらに大きくなり、1949年以降最大の偏差となった。この大きな偏差が急速に負偏差に転じるとは考えにくく、少なくとも今冬いっぱいエルニーニョ監視海域の海面水温が平年より高い状態が続くと考えられる。
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