2006年仙台管区気象台発表予報
6月22日発表3ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.
○6月22日発表 3ヶ月予報(7月から9月までの天候見通し)
<予想される向こう3か月の天候>
向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候は以下のとおりです。
この期間の平均気温は平年並、降水量は平年並でしょう。
7月
前線や寒気、オホーツク海高気圧の影響で、東北地方は平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。
気温は平年並か低い、降水量は平年並でしょう。
8月
太平洋高気圧に覆われ、晴れて暑い時期がありますが、一時前線や湿った東よりの風の影響で、天気がぐずつくでしょう。東北地方は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
気温は平年並、降水量は平年並でしょう。
9月
天気は数日の周期で変わるでしょう。高気圧に覆われ残暑の厳しい日もありますが、一時前線や気圧の谷の影響で天気がぐずつく見込みです。東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
気温は平年並か高い、降水量は平年並でしょう。
<向こう3か月の気温、降水量の各階級の確率(%)>
【気 温】
[東北地方]
3か月
7月
8月
9月
【降 水 量】
[東北地方]
3か月
7月
8月
9月
凡例:
低い(少ない)
平年並
高い(多い)
数値予報(アンサンブル予報)による大気の流れの予報
3 か月平均の500hPa 高度と偏差の予想図:
予想図ではほぼ全域で正偏差域(暖気に対応)。日本の南の太平洋高気圧も強く、晴れて暑い時期があるが、日本の北の高度も高く、オホーツク海高気圧の影響を受け低温となる時期もある見込み。
月別の地上気圧と偏差の予想図
:
7 月
:正偏差(平年より気圧が高い)の中心が、オホーツク海と日本の南東海上。北の高気圧が強く一時オホーツク海高気圧の影響を受ける。また寒気が南下することもあり、低温になる時期がある見込み。ただし太平洋高気圧も強いことから晴れて暑くなる日もある見込み。月全体では平年に比べて曇りや雨の日が多く、気温は平年並か低い。
8 月
:日本付近は正偏差で平年より気圧が高く、正偏差の中心が北日本から日本の東海上に連なる。太平洋高気圧が北に勢力を強め晴れて暑い時期があるが、南東からの湿った気流や前線の影響で一時天気がぐずつく見込み。また前線の北側に入り、寒気の影響を受け低温になる日もある見込み。月全体では東北地方は平年と同様に日本海側を中心に晴れの日が多い。
9 月
:日本のはるか南東海上とオホーツク海に正偏差の中心がある。日本付近は相対的な気圧の谷で平年同様曇りや雨の日が多い見込み。また日本の南東海上の太平洋高気圧が強いことから、気温は平年並か高く、残暑が厳しい日もある見込み。
循環場の特徴
6 月
:500hPa 高度では、オホーツク海付近で等高度線が北に蛇行し、強い正偏差となっており、オホーツク海高気圧が現れたことに対応している。東北地方は、オホーツク海高気圧からの冷たく湿った東風の影響で太平洋側の北部では低温となった。また日本の南の太平洋高気圧も平年よりやや強く、東北地方は時々梅雨前線の影響を受けた。このため東北地方は太平洋側を中心に日照時間がかなり少なくなった。
最近の天候経過
6月上旬
:前半は移動性高気圧に覆われ晴れの日が多かったが、1〜2日は上空の寒気の影響で東北北部は雨の所もあった。後半はオホーツク海高気圧や前線の影響で東北太平洋側を中心に曇りや雨の日が多かった。6〜7日は上空に寒気が入ったため、東北南部の所々で強い雷雨となり、停電や土砂崩れなどの被害がでた。気温は寒気やオホーツク海高気圧の影響で東北北部を中心に低温となった。なお東北南部では9日ごろ梅雨入りしたと見られる(平年は6月10日ごろ)。
平均気温は東北北部で低く、東北南部で平年並。降水量は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で多い。日照時間は東北地方で平年並。
6月中旬
:前線や寒気、北に偏った高気圧からの湿った東よりの風の影響で東北太平洋側を中心に曇りや雨の日が多く、北部の太平洋沿岸部では低温になった。16日は本州の南岸沿いを低気圧が東進し、東北太平洋側の南部では大雨となり、福島県の浜通りでは日雨量150ミリを超えるところもあった。なお、東北北部では15日ごろ梅雨入りしたと見られる(平年は6月12日ごろ)。
平均気温は東北北部で低く、東北南部で平年並。降水量は東北北部で少なく、東北南部で多い。日照時間は東北日本海側で少なく、東北太平洋側でかなり少ない。
太平洋赤道域の海水温等の状況、及びエルニーニョ現象等の今後の見通し
エルニーニョ監視速報(No.165)より抜粋(
http://www.jma.go.jp/
)
太平洋赤道域の海面水温は、西部で平年より高いことを除き、全域で平年並だった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温は、東部でほぼ平年並、西部で正偏差だった。太平洋赤道域の対流活動はほぼ全域で平年並だった。ラニーニャ現象時の特徴は解消した。
エルニーニョ監視海域の海面水温は夏から秋にかけて基準値に近い値で推移すると予測され、今回のラニーニャ現象はこの春に終息したと考えられる。予測期間中にエルニーニョ現象およびラニーニャ現象の発生する可能性は低い。
reigai@ml.affrc.go.jp