2006年仙台管区気象台発表予報

11月22日発表3ヶ月予報



 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.

○11月22日発表 3ヶ月予報(12月から2月までの天候見通し)

    <予想される向こう3か月の天候>
     向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。この期間の平均気温は平年並または高い確率ともに40%です。降水量は東北太平洋側で平年並または多い確率ともに40%です。東北日本海側の降雪量は平年並または少ない確率ともに40%です。

    12月 東北日本海側は平年に比べ曇りや雨または雪の日が少なく、東北太平洋側は平年に比べて曇りや雨または雪の日が多いでしょう。
     平均気温は高い確率50%、降水量は東北太平洋側で平年並または多い確率ともに40%です。
    1月 東北日本海側は平年と同様に曇りや雪または雨の日が多く、東北太平洋側は平年に比べて曇りや雪または雨の日が多いでしょう。
     平均気温は平年並または高い確率ともに40%、降水量は東北太平洋側で平年並または多い確率ともに40%です。
    2月 東北日本海側は平年に比べ曇りや雪または雨の日が少なく、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
     平均気温は平年並または高い確率ともに40%です。

    <向こう3か月の気温、降水量の各階級の確率(%)>
    【気  温】
    [東北地方]
    3か月
    12月
    1月
    2月
    凡例:低い平年並高い
    【降 水 量】
    [東北日本海側]
    3か月
    12月
    1月
    2月
    [東北太平洋側]
    3か月
    12月
    1月
    2月
    凡例:少ない平年並多い
    【降 雪 量】
    [東北日本海側]
    3か月
    凡例:少ない平年並多い

  1. 向こう3か月の確率予報の特徴

     気温降水量
    12 月〜2 月平年並または高い確率ともに40%東北日本海側は、各階級の確率の偏りは小さい
    東北太平洋側は、平年並または多い確率ともに40%
    12 月高い確率50%東北日本海側は、各階級の確率の偏りは小さい
    東北太平洋側は、平年並または多い確率ともに40%
    1 月平年並または高い確率ともに40%東北日本海側は、各階級の確率の偏りは小さい
    東北太平洋側は、平年並または多い確率ともに40%
    2 月平年並または高い確率ともに40%各階級の確率の偏りは小さい
    12 月〜2 月の東北日本海側の降雪量は、平年並または少ない確率ともに40%

  2. 数値予報(アンサンブル予報)による大気の流れの予報
    3 か月平均の500hPa 高度と偏差の予想図:
     予想図では、日本付近は強い正偏差で平年に比べ高度が高い。寒気の南下は弱く、高温傾向が予想される。

    月別の地上気圧と偏差の予想図
    12 月:アリューシャン列島付近の低気圧の発達は弱く、冬型の気圧配置は一時的で、日本付近を時々低気圧が通過する見込み。東北日本海側は平年に比べ曇りや雨または雪の日が少なく、東北太平洋側は平年に比べて曇りや雨または雪の日が多い見込み。
    1 月:アリューシャン列島付近で低気圧が発達するが、その南の日本の東海上で気圧が高い。寒気の南下は一時的で、冬型の気圧配置は長続きせず、平年に比べて日本付近は低気圧や気圧の谷の影響を受けやすい。東北日本海側では平年同様曇りや雪または雨の日が多く、東北太平洋側では平年に比べ曇りや雪または雨の日が多い見込み。
    2 月:おおむね1月と同様だが、大陸の高気圧は弱い。寒気の南下は一時的で、冬型の気圧配置は長続きせず、東北日本海側では平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ない。東北太平洋側では平年同様晴れの日が多いが、日本付近を通過する低気圧の影響を受け、雪や雨の日もある見込み。

  3. 11 月の大気の流れの特徴
     ベーリング海付近はかなり強い正偏差で平年に比べかなり高度が高くなっている。例年ならアリューシャン列島付近で低気圧が発達して日本付近に寒気を引き込むが、低気圧の発達はなく、持続的な寒気の南下はなかった。
     また日本付近は北海道を除いて負偏差で日本の西は気圧の谷となっており、日本付近は前線や低気圧の影響を受けやすい時期があった。
     これらの状況から東北地方は高温傾向で、中旬中心に降水量が多かった。

  4. 最近の天候経過
    11月上旬:移動性高気圧におおわれ、晴れの日が多かった。7日は寒冷前線が東北地方を通過したため、東北日本海側を中心にまとまった雨となった。また東北各地で強風となり、列車の運休や倒木による停電などの被害が発生した。寒冷前線の通過後の寒気の影響で高い山では雪となり、8日、9日は東北各地の山岳で初冠雪が観測された。
     平均気温は東北北部でかなり高く、東北南部で高い。降水量は東北地方で平年並。日照時間は東北北部で平年並、東北南部でかなり多い。

    11月中旬:寒冷前線や低気圧が短い周期で通過し、通過後は冬型の気圧配置となった。東北日本海側では曇りや雨の日が続き、東北太平洋側では天気は短い周期で変化した。12日は強い寒気が南下し、青森、八戸、盛岡、若松では初雪を観測し、山沿いでは積雪となったところもあった。18日朝と19日朝は冷え込み、東北各地で初霜や初氷の便りが届いた。
     平均気温は東北地方で平年並。降水量は東北地方でかなり多い。日照時間は東北地方で少ない。

  5. 太平洋赤道域の海水温等の状況、及びエルニーニョ現象等の今後の見通し
    エルニーニョ監視速報(No.170)より抜粋(http://www.jma.go.jp/
     太平洋赤道域の海面水温は、ほぼ全域で平年より高く、日付変更線付近および東部で正偏差が顕著だった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温は、中部と東部で顕著な正偏差が見られた。太平洋赤道域中部の東西風は上層で東風偏差、下層で西風偏差だった。
     エルニーニョ監視海域の海面水温は、冬の間は基準値よりやや高い値で推移し、春には基準値に近づくと予測される。現在の太平洋赤道域の中部から東部にかけて海面水温が平年より高い状態は冬の間持続し、エルニーニョ現象となる可能性が高い。
    エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の先月までの推移と今後の予測

 
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