2010年仙台管区気象台発表予報

12月22日発表3ヶ月予報



 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.

○12月22日発表 3ヶ月予報(1月から3月までの天候見通し)

    <予想される向こう3か月の天候>
     向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
     この期間の平均気温は、高い確率が50%です。降水量は、東北日本海側で平年並または少ない確率ともに40%です。日本海側の降雪量は、少ない確率が50%です。

    1月 東北日本海側は平年に比べ雪の日が少なく、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多いでしょう。

    2月 東北日本海側は平年と同様に曇りや雪または雨の日が多く、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
     気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

    3月 天気は数日の周期で変わるでしょう。
     気温は、高い確率が50%です。降水量は、東北日本海側で平年並または少ない確率ともに40%です。

    <向こう3か月の気温、降水量の各階級の確率(%)>
    【気  温】
    [東北地方]
    3か月
    1月
    2月
    3月
    凡例:低い平年並高い
    【降 水 量】
    [東北日本海側]
    3か月
    1月
    2月
    3月
    [東北太平洋側]
    3か月
    1月
    2月
    3月
    凡例:少ない平年並多い
    【降 雪 量】
    [東北日本海側]
    3か月
    凡例:少ない平年並多い

  1. 向こう3か月の確率予報の特徴

    1〜3月気温は、高い確率が50%です。降水量は、東北日本海側で平年並または少ない確率ともに40%、東北太平洋側で各階級の確率の偏りは小さい。東北日本海側の降雪量は、少ない確率が50%です。
    1月気温は、各階級の確率の偏りは小さい。降水量は、各階級の確率の偏りは小さい。
    2月気温は、平年並または高い確率ともに40%です。降水量は、各階級の確率の偏りは小さい。
    3月気温は、高い確率が50%です。降水量は、東北日本海側で平年並または少ない確率ともに40%、東北太平洋側で各階級の確率の偏りは小さい。

  2. 数値予報(アンサンブル予報)による海洋と大気の流れの予報
     ラニーニャ現象は冬から春にかけて終息に向かう予想であるものの、熱帯域の海面水温偏差は、太平洋赤道域の中部から東部にかけては負偏差、西部は正偏差で、今予報期間はラニーニャ現象の偏差パターンが継続する。
     これに対応して海洋大陸付近とベンガル湾からフィリピン付近では対流活動(積乱雲の発生・発達など)が平年より活発となる。偏西風はチベットから華南付近で北へ蛇行し、その下流の日本付近では南に蛇行する。そして偏西風は日本のはるか東で北に蛇行するため、アリューシャン低気圧は平年より弱く、中心位置は平年よりも南西寄りとなる。偏西風の蛇行は予報期間のはじめほど明瞭で、次第に弱まっていく見込み。
     500hPa 高度は、日本付近は南東海上に中心を持つ負偏差におおわれる。日本付近は期間のはじめには寒気の影響を受けやすいが、北日本では寒気の影響は弱い見込み。
     海面気圧は、日本付近は東海上に中心を持つ負偏差におおわれ、縦じま模様の冬型の気圧配置となっている。ただし、3 月は冬型の気圧配置が緩んで、低気圧と高気圧が交互に通るようになる見込み。
     月別の海面気圧予想図(図略)などからは、

    1月:冬型の気圧配置となりやすいが、寒気の影響は弱い。また、低気圧の影響をやや受けやすい見込み。東北日本海側は平年に比べ雪の日が少なく、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多いと予想される。
    2月:冬型の気圧配置となりやすいが、寒気の影響は弱い見込み。東北日本海側は平年と同様に曇りや雪の日が多く、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多いと予想される。
    3月:低気圧と高気圧が交互に通り、平年と同様に天気は周期的に変わると予想される。

  3. 最近の天候経過
    12月上旬:この期間、低気圧が周期的に通過し、低気圧の通過後は一時冬型の気圧配置となった。東北日本海側では曇りや雨または雪の日が多く、東北太平洋側では天気は周期的に変わった。3 日から4 日にかけては、発達した低気圧が北日本を通過した影響で大荒れの天気となった。気温は北日本を中心に暖気におおわれたため、かなりの高温となった。
     平均気温は東北地方でかなり高い。降水量は東北日本海側で平年並、東北太平洋側でかなり多い。日照時間は東北北部で少なく、東北南部で平年並。

    12月中旬:この期間、低気圧や前線が短い周期で通過した。期間の前半は、低気圧の通過後に冬型の気圧配置となり雪または雨の日が多かった。期間の後半は、移動性高気圧が通過し晴れの日が多かった。13 日から14 日にかけては、本州の南岸から三陸沖に低気圧が進み、東北太平洋側を中心に雨または雪となった。その後強い寒気の影響で雪となり、東北日本海側を中心に大雪となった所があった。
     平均気温は東北地方で平年並。降水量は東北日本海側で多く、東北太平洋側でかなり多い。日照時間は東北日本海側で多く、東北太平洋側で平年並。

  4. 循環場の特徴
    12月(20日まで):500hPa 高度では、中・高緯度帯は偏西風の蛇行が大きく、正偏差域と負偏差域が交互に並ぶパターンになっている。日本付近は正偏差域と負偏差域の境界付近に位置し、北日本は正偏差、東日本以西は負偏差の西谷の流れとなっている。南よりの暖かい空気が流れ込みやすい一方、寒気は北日本には流入しにくかった。
     東北地方では、上旬にかなりの高温となった。また、低気圧の影響を受けやすく、東北太平洋側では上旬・中旬ともに降水量はかなり多くなった。
     
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