2011年仙台管区気象台発表予報

6月23日発表3ヶ月予報



 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.

○6月23日発表 3ヶ月予報(7月から9月までの天候見通し)

    <予想される向こう3か月の天候>
     向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
     この期間の降水量は、平年並または多い確率ともに40%です。

    7月 平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。
     降水量は、平年並または多い確率ともに40%です。

    8月 平年と同様に晴れの日が多いでしょう。雷雨の発生しやすい時期がある見込みです。

    9月 天気は、数日の周期で変わるでしょう。
     気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

    <向こう3か月の気温、降水量の各階級の確率(%)>
    【気  温】
    [東北地方]
    3か月
    7月
    8月
    9月
    凡例:低い平年並高い
    【降 水 量】
    [東北地方]
    3か月
    7月
    8月
    9月
    凡例:少ない平年並多い

  1. 向こう3か月の確率予報の特徴

    7〜9月降水量は、平年並または多い確率ともに40%です。
    7月降水量は、平年並または多い確率ともに40%です。
    8月 
    9月気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

  2. 数値予報による海洋と大気の流れの予報
     海面水温は、太平洋赤道域は全域正偏差で東部ほど正偏差が大きくなっている。太平洋赤道域中部から東部の海面水温はエルニーニョ現象時の特徴に近い分布が見られるが、西太平洋熱帯域から日本の南の北緯20 度帯の水温も平年より高く、今年の春に終息したラニーニャ現象時の名残も見られる。夏はエルニーニョ現象が発生する可能性もあるが、エルニーニョ現象でもラニーニャ現象でもない平常の状態が続く見込み。
     熱帯の対流活動は、太平洋赤道域の日付変更線付近、フィリピンの東海上から日本の南の北緯20度帯にかけて平年より活発で、後者の影響で日本の南海上の太平洋高気圧の西への張り出しは弱くなる。
     500hPa 高度は、シベリア東部からカナダ北部にかけてとロシア西部で負偏差域が散見されるほかは、北半球が広く正偏差。太平洋高気圧が日本付近に強く張り出す予想ではない。

    月別の予想
    7月:梅雨前線に対応する低圧部が本州から日本の東海上にあり、前線は日本海に停滞しやすい。東北地方は低気圧や前線、オホーツク海高気圧の影響で、平年に比べ曇りや雨の日が多く、降水量は多い傾向と予想される。一方、北緯40 度付近に東西に広がる正偏差があり、東北地方は梅雨前線が北上して暖気に覆われる時期があると予想される。
    8月:太平洋高気圧に覆われ、東北地方は平年と同様に晴れの日が多いと予想される。ただし、太平洋高気圧は日本の南海上で弱く、南高北低の安定した夏型の気圧配置が続かないと予想されることから、雷雨の発生しやすい時期があると見込む。
    9月:日本付近の等圧線の間隔は広い。高気圧と低気圧が交互に通り、東北地方では天気は数日の周期で変わると予想される。地球温暖化などの影響による近年の高温傾向を考慮し、東北地方の気温は高温傾向を見込む。

  3. 最近の天候経過
    6月上旬:この期間、高気圧に覆われ晴れの日が多かった。期間のはじめはオホーツク海高気圧が出現し、冷たく湿った東よりの風が吹き気温が低かった。2 日は日本海を低気圧が東進し山形県で、9 日は寒気を伴った気圧の谷が通過し青森県で大雨となったところがあった。
     平均気温は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で高い。降水量は東北北部でかなり少なく、東北南部で少ない。日照時間は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で多い。

    6月中旬:この期間、高気圧と気圧の谷が交互に通過し天気は周期的に変わった。梅雨前線の影響は小さく降水量は少なかった。寒気を伴った気圧の谷が通過し、14 日は福島県で、17 日は秋田県で大雨となったところがあった。
     平均気温は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で高い。降水量は東北北部でかなり少なく、東北南部で少ない。日照時間は東北地方で多い。

  4. 循環場の特徴
    6月(20日まで):500hPa 高度は、太平洋から北米大陸にかけてとヨーロッパから中央アジアにかけて波列が見られ、北日本から西日本にかけて負偏差となったが、偏差は小さかった。太平洋高気圧は日本の南海上で西への張り出しが強く、北への張り出しが弱かった。梅雨前線は本州南岸付近に停滞することが多かった。
     東北地方は梅雨入りが平年より遅く、降水量は少なかった。また、高気圧の通過に伴い南からの暖気に覆われて、気温の高い時期があった。
     
    GotoHome Prev Next Return Opinion
    reigai@ml.affrc.go.jp