水稲冷害研究チーム

2003年東北稲作動向



 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業研究センター情報資料課濱田課長さんにご協力をいただいています.


1月

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○1月5日(日) 年始めにドカッと大雪
 県内は発達した低気圧が通過した影響で3日夜から大雪に見舞われた。3日午後5時の降り始めから4日午前9時までの降雪量は、盛岡で27?a(積雪量33?a)となった。
(盛岡タイムス)


 
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○1月17日(金) 雪中田植えで豊作祈願、鷹巣町
 旧小正月の農耕儀礼行事として毎年行われている「雪中田植え」が15日、道の駅「たかのす」の駐車場広場で行われた。この雪中田植えは、その年の稲作の豊凶を占う庭田植えとして長い間受け継がれている。時おり小雪が舞い散る中、けら(蓑)にすげがさ姿のJA鷹巣町青年部員が1.8?b四方の雪の祭壇に上り、手で穴を掘って、稲わら・豆殻を束ねた苗を一つひとつ丁寧に16株を植え込み、一年間の豊作を祈願。半月後の2月1日に豊凶を占う稲刈りを行い、風雪にさらし直立していれば不作、倒れていれば風水害による倒伏、倒れずに適度に傾いていれば豊作と作柄を占う。
(日本農業新聞)

○1月18日(土) 酒米の新品種できた、岩沼の平塚さん
 岩沼市寺島高原飲む農業平塚静隆さん(46)がこのほど、コメの新品種「ひより」を開発し、農水省に品種登録された。ひよりは、ササニシキの親の品種「ササシグレ」と、酒米としても最も人気のある「山田錦」を交配させた。「心白」が多い上、糖度も高く、酒米として優れているという。ただ、耐冷性など栽培には課題が多いという。
(日本農業新聞)


 
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○1月21日(火) 一等米は83.3% 前回とほぼ同じ
 仙台食糧事務所は2002年産米の検査結果(12月末現在)を発表した。うるちの東北平均の一等米比率は83.3%で、前回結果とほとんど変わらず、県別の成績もほぼ同じだった。前年同期と比べると、青森7.7ポイント減、岩手3.2ポイント減、宮城2.4ポイント増、秋田7.4ポイント減、山形4.8ポイント減、福島2.6ポイント減。青森は「むつほまれ」が充実不足で一等比率は65.1%にとどまった。秋田はカメムシ被害と充実不足が目立ち、山形もカメムシ被害が多かった。岩手の落等要因は、整粒不足が3分の1を占める。福島では心白・乳白粒の混入が見られる。
(日本農業新聞)

○1月23日(金) ウメ前線早い北上
 北日本と東日本で予想を超える寒さとなった今冬、各地のウメ(白梅)の開花は平年より10〜13日も早いペースで相次いでいることが、26日、気象庁の「生物季節観測」まとめで分かった。小名浜観測所によると、いわき市小名浜では、17日にウメ(白梅)の開花が確認された。平年と比べて32日も早い。今冬、寒い北、東日本でも開花の出足が速い理由について、大場秀章・東京大教授(植物学)は「平均気温は低くても、開花の準備に必要な気温がある程度続くなど、ほかの気象条件がよかったからだろう。ウメにつっては暖冬だった、ということだ」と話している。
(福島民報)

○1月26日(日) 紫黒米で乾めん商品化
 JA八甲田水稲振興会上北支部黒米栽培研究会は、原料に紫黒米(しこくまい)を使用した「そうめん」「らーめん」「そば」の乾めんをめん業者と連携して商品化に成功。販売もとは現在検討中だが、価格を200グラム250円(税別)程度に設定して2月から売り出す。
(日本農業新聞)

○1月29日(水) 米粉100%パン普及へ、JA全農山形
 山形米の新たな魅力を知ってもらい消費拡大につなげよう__とJA全農山形は28日天童市の同山形経済センター「コア21」で米粉100%パン「らぶらいす」プレゼンテーションを開いた。消費者や生協、学校給食関係者ら40人が出席、バラエティーに富んだ米粉パンを試食したが「もちもちした食感がいい」「野菜やチーズなど乳製品と相性がよく和食、洋食、中華に使える」など好評で、学校給食やパン専門店での普及を支援していきたいという。
(日本農業新聞)

○1月30日(木) 大豆は2割減収 東北の02年産豆類収穫量
 東北農政局が29日に発表した東北管内の2002年産豆類収穫量によると、大豆は作付面積か前年より6%増えたものの、7月の台風や収穫期に入ってからの長雨の影響で、収穫量は21%減の5万1400トンにとどまった。特に、秋田、山形県では、収穫期以降の断続的な降雨や平年より早い降雪の影響で、収穫できなかったほ場や品質低下による被害が多発した。 (日本農業新聞)

○1月30日(木) カメムシの被害大、JAあきたおばこ
 大曲市でこのほど、2002年産米の生育状況、作柄解析などについて生産者、改良普及センター、食糧事務所、JA秋田おばこ関係者らが参加し稲作検討会が行われた。02産米については天候不順などに苦しめられた年であったが、特に害虫であるカメムシによる被害が大きかった。
(日本農業新聞)


 
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