| | 検査数量 | 1等 | 2等 | 3等 |
| 青森 | 2005年 | 172,257 | 81.5 | 16.5 | 1.6 |
| 2004年 | 171,290 | 83.8 | 15.2 | 0.9 |
| 岩手 | 2005年 | 107,726 | 89.2 | 8.9 | 1.7 |
| 2004年 | 120,987 | 90.4 | 8.5 | 1.1 |
| 秋田 | 2005年 | 341,978 | 87.1 | 10.9 | 1.4 |
| 2004年 | 287,370 | 79.2 | 15.0 | 4.7 |
| 宮城 | 2005年 | 206,111 | 71.9 | 26.4 | 1.7 |
| 2004年 | 228,790 | 80.8 | 17.6 | 1.5 |
| 山形 | 2005年 | 231,942 | 87.3 | 11.4 | 0.9 |
| 2004年 | 213,700 | 85.2 | 11.7 | 2.6 |
| 福島 | 2005年 | 205,626 | 85.7 | 13.5 | 0.7 |
| 2004年 | 207,084 | 90.7 | 8.8 | 0.5 |
(日本農業新聞)
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○11月22日(火) 1等米が77% 10月末現在
農水省がまとめた2005年産米の検査結果によると、10月末現在で366万トン(水稲うるち玄米)が検査を終えた。豊作地域が多いことから全体の1等米の割合は77%だった。不作だった前年産より4ポイント高い。代表銘柄の1等米比率は、新潟「コシヒカリ」が80%、宮城「ひとめぼれ」が73%、秋田「あきたこまち」が87%、北海道「きらら397」が95%、山形「はえぬき」が89%など。
(日本農業新聞)
○11月22日(火) ラムサール登録で追い風 有機JAS米販売を本格化 宮城・田尻町
宮城県田尻町は、ラムサール条約の登録指定水田で栽培された有機JAS米の販売を本格化させた。全量をJAへ集荷し、首都圏などで販売する予定。登録をきっかけに消費者からの問い合わせも増えた。田尻町では、23ヘクタールで10戸の農家が冬の田んぼに水を張る、冬期湛水に取り組んでいる。今年度、有機JAS米に取り組んだのは約19ヘクタールで、昨年度より8ヘクタール増加。出荷量も倍増した。農家が出荷する価格は、通常の5割増しと市場評価も高い。また、地域水田農業ビジョンの環境共存型栽培の振興策として、10アール当たり1万円の交付も受けられる。有機JAS認証は昨年の秋に取得。ブランド化して、今年は2年目の出荷に当たる。ラムサール登録地に含まれ、環境保全へみの取り組みが注目されたことで、冬期湛水に必要な圃場整備も進むのではと期待が膨らむ。町には、ニュースを見たという消費者から「一度食べてみたいが、どこで購入できるのか」などの声が寄せられている。
(日本農業新聞)
○11月22日(火) 稲作の最新技術学ぶ 低コスト、省力化を紹介 一関地方で現地研究会
大区画圃場(ほじょう)整備が進む一関地方を対象に、岩手県農業研究センター主催の「現地ふれあい農業研究センター」が17日、一関市で開かれた。参加した一関・花泉・平泉の大区画圃場の農家約100人は、直播(ちょくは)における生産技術やロングマットでの田植えなど稲作の最新技術を学んだ。「大区画圃場に対応した、水稲の低コスト・安定生産と麦・大豆の高品質安定生産」と題し、@直播における安定生産技術A軽くてきれいで快適なロングマットでらくらく田植えB水田での麦、大豆作における湿害回避技術C新しい生産技術体系を用いた営農計画策定手法について、研究の成果と情報を提供した。ロングマット苗の省力・軽労化効果については、慣行土付苗と比較し苗運搬労力は15分の1で済むと分析。課題の労力不足、高齢化に対し効果が大きく、育苗経費は培土や播種機、育苗機が不要となる。環境保全面では育苗時の殺菌剤も減らせる利点を報告。慣行作業の「きつい、汚い、危険(3K)」から「軽い、きれい、快適」の新3Kに変えられるとした。
(日本農業新聞)
○11月26日(土) 第6回入札 米、1・1%安
全国米穀取引・価格形成センターは25日、2005年産米の第6回入札取引(21、24日実施)の結果を発表した。平均落札価格は60キロ当たり1万5212円で、前回(10月下旬)比で1・1%(175円)安となったが、ほとんど銘柄は前回価格を維持し全体でみると横ばい。不落札が半分出た。全国から70銘柄、9万5771トンが上場。上場量に対する米卸の注文倍率は、0・7倍と1倍を切り、05年産で最も低かった。価格は、前回同期比と比べると4・2%(673円)安い水準。不落札の発生は6回連続となり、卸の買い意欲の低さを映した。
(日本農業新聞)
○11月29日(火) 食味の良さ確認 独自の水稲品種「どんぴしゃり」 岩手
岩手県は28日、盛岡市内のホテルで、今年10月にデビューした県オリジナル水稲品種「どんぴしゃり」の栽培研究会・試食会を開いた。参加した関係者らは、試食会で食味の良さを確認し、品種特性や栽培方法などを検討、ブランド化に向け努力することを申し合わせた。研究会には、栽培適地の盛岡以南や宮古以南の市町村やJA、関係機関・団体などから約50人が参加。県内11カ所に設置した普及拡大モデル展示圃(ほ)の調査成績などをもとに検討した。今年の販売数量は60トンで、当面県内販売とし、来年以降本格的に取り組むとした。JA全農いわて米穀部の佐竹雅之調査役は「どんぴしゃりは品質・食味は申し分なく、栽培適地も広い。ブランド化に向け取り組んでいく」と意欲を見せる。同品種は1996年、県農業試験場県南分場で交配され、「岩手68号」として育成。品質・食味は「あきたこまち」並みに優れ、耐冷性は「ひとめぼれ」並みの極強で、耐病性にも優れている。栽培適地は、盛岡以南の北上川流域標高100〜200メートル、宮古以南の沿岸部標高100メートル以下の約2万3000ヘクタール。
(日本農業新聞)
○11月29日(火) すりたて人気 特栽米を販売 JAいわて中央
JAいわて中央の子会社・JAシンセラは、JA管内で生産された特別栽培米「うるち玄米」と「もち精米」を今月初めから産直施設サン・フレッシュで販売を開始。都南店ではすりたての米を味わってもらおうと、うるち玄米の精米を無料で行い、人気となっている。今回販売を始めたのは「ひとめぼれ」と「あきたこまち」のうるち玄米2種類と「ヒメノモチ」と「もち美人」のもち精米2種類の計4種類。うるち玄米は3キロ(1050円)、5キロ(1750円)、10キロ(3500円)、もち精米は1キロ(500円)、3キロ(1500円)で、全量1等米に格付けされた特別栽培米を販売している。うるち米は、すりたての米を提供するため、玄米販売を原則とし、希望者には精米を無料で行っている。
(日本農業新聞)
○11月30日(水) 1等米比率は昨年並みに 6県の検査結果
東北農政局は29日、管内6県の2005年産米の検査結果(11月15日現在)を発表した。
6県全体の検査数量は137万756トン。1等米比率は83・6%で昨年同期(83・7%)とほぼ同じ。2等米比率は14・6%で1ポイント増えた。カメムシ被害による着色粒、充実不足や心白・腹白粒が多く混入したため。産地・品種銘柄別で1等比率が高かった上位は、@秋田「ひとめぼれ」(95・2%)A山形「コシヒカリ」(93・4%)B山形「ひとめぼれ」(92・6%)。
| 2005年産米の検査状況(11月15日現在) |
| 水稲うるち玄米(単位:t、%) |
| | 検査数量 | 1等 | 2等 | 3等 |
| 青森 | 2005年 | 177,490 | 81.5 | 16.5 | 1.7 |
| 2004年 | 175,255 | 83.6 | 15.3 | 0.9 |
| 岩手 | 2005年 | 142,801 | 89.2 | 8.8 | 1.7 |
| 2004年 | 162,537 | 89.1 | 9.4 | 1.4 |
| 秋田 | 2005年 | 353,467 | 86.8 | 10.9 | 1.5 |
| 2004年 | 297,907 | 78.4 | 15.3 | 5.0 |
| 宮城 | 2005年 | 220,471 | 71.4 | 26.7 | 1.8 |
| 2004年 | 244,783 | 80.0 | 18.3 | 1.6 |
| 山形 | 2005年 | 246,822 | 87.1 | 11.4 | 1.0 |
| 2004年 | 227,021 | 84.7 | 12.0 | 2.6 |
| 福島 | 2005年 | 229,704 | 84.8 | 14.3 | 0.8 |
| 2004年 | 231,474 | 89.5 | 9.8 | 0.6 |
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(日本農業新聞)
○11月30日(水) 1等米81・5% 青森県 15日現在
東北農政局青森農政事務所は二十九日、本県の二〇〇五年産米の検査結果(十一月十五日現在)を発表した。水稲うるち玄米の検査数量十七万七千百九十トンのうち、一等は81・5%で、前年同期を2・1ポイント下回った。二等は16・5%、三等は1・7%、規格外は0・4%だった。地域別の一等比率は五所川原85・7%、弘前82・3%、十和田82・1%、青森76・9%、八戸68・8%。品種別ではつがるロマン85・2%、ゆめあかり80・6%、むつほまれ70・5%。全国平均の一等比率は75・8%で、前年同期を3・5ポイント上回った。東北六県の平均は83・6%。
(東奥日報)
○11月30日(水) 一等米比率86・8% 前年同期比8・4ポイント上回る 秋田県
東北農政局秋田農政事務所は二十九日、県内の十七年産米検査結果(十一月十五日現在)を発表した。うるち玄米の検査数量は、前年同期比18・7%増の三十五万三千四百六十七トン。一等米比率は86・8%で、台風による塩害を受けた前年同期を8・4ポイント上回り、過去五年間では最高となっている。前回調査(十月末現在)からは0・3ポイント低下した。地域別の一等米比率は▽本荘由利94・4%△湯沢雄勝92・7%△大曲仙北88・2%△能代山本87・7%△大館北秋鹿角87・4%△横手平鹿86・3%△秋田河辺83・8%△男鹿南秋81・0%の順。銘柄別では△あきたこまち86・6%△ひとめぼれ95・2%△めんこいな82・9%など。全県の二等米比率は10・9%、三等米比率は1・5%だった。二等以下に格付けされた主な理由は△カメムシ類による着色粒の混入59・6%△充実度の不足24・3%などとなっている。
(秋田魁新報)
○11月30日(水) カドミ米からデンプン 環境に優しい接着剤原料に 秋田県立大グループ
カドミウムに汚染されたコメ(カドミ米)から、カドミウムを除去してデンプンを製造する技術を、県立大生物資源科学部の中村保典教授らのグループが開発した。製造したデンプンは木材用の接着剤として工業利用する研究を進めており、人体や自然に害がない環境に優しい接着剤の製造が期待される。中村教授は「実用化されると、コメと木材を利用した秋田らしい産業ができる」とみて、技術の応用研究に力を入れている。研究内容は、十二月一日に秋田市で開かれる「あきた産学官連携フォーラム・知の種苗交換会」で発表される。食品衛生法の販売基準濃度である一・〇ppm以上のカドミウムが検出された県産米は県が買い上げ、焼却処分している。中村教授らのグループは昨年五月から、カドミ米を資源として利用する研究に着手。県総合食品研究所から譲り受けたカドミ米を使い、カドミウムを除去したデンプンを製造する実験を重ねた。工業用のためには、コストをかけず、デンプンの結晶が壊れないようにしてカドミウムを除去しなければならない。いくつかの方法を試した結果、弱アルカリ性の溶液で処理することで、カドミウムを除去する方法を開発。今年四月に特許出願した。現在、県立大木材高度加工研究所や、デンプンを使った産業製品の研究を行っている日本スターチ総研(秋田市)などと協力し、製造した「カドミウムフリーデンプン」を木材用接着剤として利用する研究を実施している。デンプンを化学変化させ、シックハウス症候群などの原因となっているホルムアルデヒドの吸収機能や、木材の水分調節を行うための保水機能を持たせるテストが行われている。デンプンを使った木材用接着剤は、人体や自然に害がなく、石油資源を節減できる上、カドミ米以外のコメにも技術を応用できるため、コメの工業利用範囲の拡大につながるという。中村教授は「カドミウム除去施設の建設や、大量に必要となるカドミ米の数量が年によって大幅に変わるなどすぐに実用化することは難しいが、技術として使えるめどが付いた。今後、化学変化をより工夫し、機能性の高い接着剤を開発したい」と話す。県水田総合利用課によると。県のカドミ米買い上げ量は、昨年度が一・八トン(約四十五万円)、十五年度二十七トン(約六百七十五万円)、十四年度十一トン(約二百七十五万円)で、すべて焼却処分されている。水田管理技術の向上などによってカドミウム含有量は減少傾向にあるが、カドミ米を完全になくすことは難しいという。
(秋田魁新報)
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