水稲冷害研究チーム

2008年東北稲作動向


 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業研究センター情報資料課田中課長さんにご協力をいただいています.


10月

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○10月1日(水) 東北101の平年並み 宮城97除き全県100以上 9月15日水稲作況
 東北農政局は9月30日、2008年産水稲の9月15日現在の作柄概況を発表した。東北全体の作況指数(平年作100)は101で「平年並み」だった。青刈りを含む作付面積は全県で減り、東北全体では前年産比4%減の41万9400ヘクタールだった。今回初めて、生産調整にカウントされる加工用米や新規需要米などを差し引いた主食用作付け見込み面積を発表。東北全体は40万6900ヘクタールだった。10アール予想収量は565キロで、主食用の予想収穫量は229万9000トンになる。主食用作付け見込み面積を生産調整目標面積と単純に比較すると、東北全体で1万9000ヘクタールほど多い。宮城県以外の作況指数は青森県105、秋田県104、山形県102、岩手県と福島県が100だった。6月中旬から出穂までの天候がおおむね順調だったため。宮城県では5月中旬から6月上旬の低温や日照不足で穂数が「やや少ない」になり、もみ数が減った。8月下旬に低温が数日あったが、青森、岩手、宮城、福島はもみ数が「平年並み」か「やや少ない」分、登熟は「やや良」か「平年並み」になった。

県・地帯別作況指数(9月15日現在)
 作況
指数
10a当たり
予想収量
東北101565
青森105607
岩手100535
秋田104594
宮城97516
山形102607
福島100538
(日本農業新聞)

○10月1日(水) 水稲用種もみ 刈り取り順調 宮城・小野田種子生産組合
 水稲用種もみを生産する加美町の小野田種子生産組合は9月24日から、大型コンバイン4台で「まなむすめ」の刈り取りを一斉に始めた。良質米生産のための現地検討会を生育ステージごとに実施、生育管理の徹底を図ってきた。今年は8月中旬以降の日照不足などで水稲の生育状況が心配されたが、病害虫の被害もなく順調に経過した。「まなむすめ」に続き、「ひとめぼれ」を刈り取り、10月中旬に終了する予定。もみはJAの種子乾燥施設で乾燥調製する。組合は組合員28人、水田79ヘクタールで2品種、371トンの県内用水稲種もみを生産する。
(日本農業新聞)

○10月2日(木) 「ひとめ」初検査 全量1等に 岩手・JA江刺
 JA江刺は1日、奥州市江刺区稲瀬の西部カントリーエレベーターで、2008年産のうるち玄米「ひとめぼれ」の初検査を行い、全量1等となった。稲瀬管内の生産者から持ち込まれた1817袋(1袋30キロ)を検査。農産物検査員は「今年は盆過ぎの低温や雨の被害などで登熟が遅れ、粒は全体的に小さめとなったが、カメムシ被害や胴割れ粒は少なく、水分も適度で香りもいい」と評価した。JAでは今月中旬から新米を出荷する。
(日本農業新聞)

○10月2日(木) 降ひょう、強風… 稲刈りに遅れ 青森・JA木造町
 JA木造町管内は、稲の刈り取り作業がピークを迎えている。しかし今年は、刈り取り時期に入り、9月26日に降ったひょうとともに、幾度となく吹いた強風の影響で、例年より稲が倒れている水田が多く目に付く。現在では、稲が倒れても対応できる高性能コンバインが主流となったが、今年の強風は特別のようだ。倒れた稲を手作業で刈り取りしていた組合員は「稲が倒れるのが同じ方向なら問題はないが、今年は、何度も強風に見舞われたせいで、うねりのある倒れ方だ。倒れた稲同士が絡まっているから作業がはかどらない。」と話す。
(日本農業新聞)

○10月3日(金) 水稲収穫1週間遅れ 宮城県
 宮城県は2日までに、1日現在の水稲の刈り取り状況を発表した。県内の刈り取り済み面積は1万4563ヘクタールで、作付面積全体の19%にとどまっている。8月中旬〜9月始めの天候不良による登熟の遅れや、刈り取り適期の9月下旬の降雨から、刈り取りは平年より1週間ほど遅れている。県内の刈り取り面積が作付面積全体の5%に達した「刈り取り始期」は、平年より7日遅い9月29日だった。同50%の「刈り取り盛期」(平年=9月30日)には達していない。県農林水産部では、4、5日の土、日曜日が刈り取りのピークになると予想している。
(日本農業新聞)

○10月4日(土) 大豆、米を有機栽培 麦でマルチ、田畑転換 東北農研センター
 東北農業研究センターは今年度から、大豆と水稲の有機栽培技術の開発に乗り出している。植物で雑草を防ぐリビングマルチと田畑輪作を組み合わせるのが特徴だ。水田農業が中心の東北地方に適し、実需者のニーズも高い有機大豆の栽培体系を確立するのが狙い。5年間で、普及できる段階に仕上げたい考えだ。技術開発は、同農研センターの福島研究拠点(福島市)で取り組んでいる。福島県内4カ所に、JAS有機認定圃場を含む現地圃場を設けて、調査や現地実証試験を実施。同拠点にも3月、水田を造成し試験している。リビングマルチでの大豆の栽培は、大豆と一緒に麦をまき、麦で地表を日影にすることで雑草を抑制。麦は出穂せずに枯れ、敷きわら状になることで雑草を抑え続ける。害虫の天敵を招き寄せたり、土壌動物や微生物が増殖・多様化したりして病害虫の防除にもなると予想する。ただ種をまく時に雑草の種が多いと、麦が地表を覆う前に雑草が多くなってしまうという。このため、田畑輪換で水稲と大豆を交互にし栽培し、前作の水稲作により畑地の雑草の種を減らすことを狙っている。枯れた麦が水稲の緑肥になるため、田畑輪作に伴う地力低下も補えるとみている。試験では、@雑草に負けない強い水稲苗の育成A雑草を防ぐには2回目の代かきをいつ行なえばいいかを予測する方法B大豆の湿害回避C天敵や土壌動物、微生物、生物資源などによる大豆の総合的な病害虫防除方法などの技術開発を行なう。
(日本農業新聞)

○10月4日(土) 黄金色の水田や思い出スケッチ 岩手県一関市
 一関地方有機農業推進協議会と大東町レクリエーション協会大東地区あそびの城はこのほど、一関市で「田んぼの学校」を開いた。子どもたちに有機水田での農作業体験を通じ、稲作や環境保全型農業を理解してもらおうと行なっているもの。市内の親子や25人が参加した。今回は3回目でスケッチ教室。黄金色の水田の様子や今まで体験してきたことなど、子どもたちは思い思いに絵を描いた。絵を完成させた後は、秋の水田の生き物を観察したり、稲の成長を確認していた。
(日本農業新聞)

○10月4日(土) プロが手ほどき 全児童が稲刈り 岩手・盛岡市
 盛岡市立土淵小学校の全校児童236人はこのほど、校舎北側の圃場で稲刈りを体験した。児童は、農家やJAいわて中央の青年部員らから手ほどきを受けながら、黄金色に輝いた稲を一株ずつ丁寧に刈った。この日刈った米は、学童農園米として、子どもたちが店頭に立ち販売する予定。
(日本農業新聞)

○10月7日(火) 「淡雪こまち」採種 県育成の低アミロース米 秋田・JAかづの
 JAかづの淡雪こまち直播研究会は今年、期待の新品種米「淡雪こまち」の栽培を増やそうと、採種に取り組む。このほど鹿角市十和田で栽培した稲を刈り取り、収穫した種もみは今後、選別や検査を行い、来年度の作付けに向ける。「淡雪こまち」は、今年3月に秋田県が品種登録した低アミロース米品種。登熟気温が低い中山間地で栽培すると、平たん地に比べて食味や外観が優れる。このため、鹿角地域では、省力化につながる直播栽培が可能な良食味品種として期待が高まっている。採種用「淡雪こまち」を栽培したのは同会役員の成田誠さん。県産米改良協会と契約した20アールの圃場に5月28日に苗を移植。ばか苗病の罹病(りびょう)や倒伏に注意して管理をしてきた。収穫、乾燥した種もみは約1000キロ。風選や出芽率などを検査して、来年の約20ヘクタールの作付けに向けられる。
(日本農業新聞)

○10月7日(火) 実りに笑顔 かま使って手刈り 岩手県遠野市
 遠野市の上郷小学校5年生30人は2日、総合学習の一環で農業体験授業を行なった。実習田8アールで稲刈り作業に汗を流した。体験学習は、JAいわて花巻とおの青年部上郷支部や水田を提供する生産者の菊池正則さんが主催。今年で8年目。稲は児童が5月に手植えした。児童は、菊池さんらからかまの使い方や稲の束ね方の手ほどきを受けた後、黄金色に実ったもち米「ひめのもち」を手刈りした。稲刈り後には、はせ掛けも体験した。
(日本農業新聞)

○10月7日(火) 石鳥谷小児童も稲刈りで汗 岩手県花巻市
 花巻市立石鳥谷小学校児童は2日、農業体験学習自習田の収穫作業に汗を流した。収穫した米は、収穫祭で使う予定。
(日本農業新聞)

○10月8日(水) イオンや神明と連携 JA秋田おばこ
 JA秋田おばこは7日、小売り大手のイオンや米の卸売会社・神明と連携した食育活動を秋田県大仙市で開いた。JA管内の農事組合法人・たねっこの田んぼで、小学生61人が稲刈り。収穫した米はイオンで販売する方針だ。JAや営農組織などが単独で行なう食育は多いが、生産者に加え流通業者(米卸)やスーパーなど小売の業者が連携するのは珍しい取り組みだ。
(日本農業新聞)

○10月8日(水) アイガモ米を はさ掛け乾燥 青森・つがる市
 つがる市立瑞穂小学校ではこのほど同市内で、3年生から6年生までの約200人が稲刈り体験を行なった。刈り取ったのはアイガモ農法による完全無農薬「つがるロマン」で、5・6年生が刈り取りを担当し、その稲を3・4年生が運び、おいしいごはんを作る会の会員に手助けされながら、棒掛け、はさ掛けという昔ながらの方法で自然乾燥させていた。同小学校では毎年3年生から6年生までが食育として稲作りを授業に取り入れており、自分達が口にする米がどのように植えられ、育っているかを体験を通して学んでいる。
(日本農業新聞)

○10月8日(水) JA職員の指導を受けて 岩手・奥州市
 奥州市立胆沢第一小学校の総合学習の一環としての稲刈り体験学習が3日、同小学校の実習田で行なわれ、5年生51人が昔ながらの稲刈りと棒掛けを体験した。実習田は、地元の農家所有の水田12アールで、5月に「ひとめぼれ」の苗を手植えし、その後も田んぼの生きもの調査などを行なってきた。この日は、JA岩手ふるさとの営農生活アドバイザー5人が先生役として指導した。一株一株丁寧に刈り取り、収穫の秋を喜んだ。収穫された米は、学校で企画している収穫祭で食べるほか、11月に開かれるJAまつり胆沢では、おにぎりとして100食が振る舞われる。
(日本農業新聞)

○10月8日(水) 緑のふるさと隊員も体験 岩手県遠野市
 岩手県遠野市で春から農村生活を送る福岡県出身の樋口真衣さんは4日、鮮やかな黄金色に色づいた稲穂の収穫作業に汗を流し、喜びを実感した。樋口さんは、特定非営利活動法人(NPO法人)地球緑化センターが実施する農村長期滞在プログラム「緑のふるさと協力隊」の隊員として、今年4月から生活している。同日は、柏木平レイクリゾート(株)が管理する圃場(ほじょう)6アールで、昔ながらの手刈りに初挑戦。アドバイスを受けながら、5月に手植えした「ひとめぼれ」をかまで丁寧に刈り、1つずつ束ねた。
(日本農業新聞)

○10月10日(金) 田んぼの先生と5年生が稲刈り 岩手県一関市
 一関市赤荻小学校5年生47人はこのほど、一関市赤荻の「田んぼの先生」鈴木敬司さんの指導のもと学習田圃場5アールで稲刈り作業を行なった。稲刈り作業が初めてという児童がほとんど。同校では、家庭科の授業で米の炊き方を学習し、「田んぼの先生」を招いたおにぎりパーティーを予定している。
(日本農業新聞)

○10月10日(金) 米初検査 全量1等 JAいわて花巻
 JAいわて花巻花巻管内の2008年産米の等級検査がJA花巻地域営農センターを皮切りに始まった。初検査では主力品種の「ひとめぼれ」569袋(1袋30キロ)を農産物検査員が厳正に調べ、全量1等に格付けされた。
(日本農業新聞)

 
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○10月11日(土) 水稲耐冷遺伝子を特定 品種育成に弾み 北海道農研センター
 農研機構・北海道農業研究センターは、水稲の冷害を引き起こす出穂前の穂ばらみ期の低温に強い遺伝子「Ctb1」を、世界で初めて特定した。低温に強い品種育成に弾みがつきそうだ。11日から滋賀県で始まる日本育種学界で発表する。同センター低温耐性研究チームが穂ばらみ期に耐冷性のある品種「水稲中間母本農8号」の塩基配列を調べ、見付けた。低温に弱い「北海241号」に遺伝子を導入し、耐冷性向上を確認した。
(日本農業新聞)

○10月11日(土) 「江刺金札米」のおむすび販売へ 岩手・JA江刺
 「江刺金札米」が、コンビニエンスストアのサークルKサンクスとテレビ岩手番組「5きげんテレビ」のタイアップ企画で「江刺金札米のおむすびセット」として、11月に県内で売り出される。商品の販売PRに向けて4日、奥州市江刺区稲瀬の圃場でコンバインでの刈り取り作業や、ぬか釜を使用した炊き出しなどを収録した。「江刺金札米」のおいしさを生み出す生産者の思いやこだわり、江刺の自然の恵みをPRした。「江刺金札米のおむすびセット」は11月11日から24日までの期間限定で、県内のサークルKサンクス86店舗で販売される。
(日本農業新聞)

○10月11日(土) 「あきたこまち」1等玄米を直売 JAあきた白神
 JAあきた白神は5日、新米直売会を能代市のJA集約農業倉庫で開いた。生産者直送の米を食べたいという消費者の要望に応え、農業にも理解を深めてもらおうと開いているもので、今年で2回目。会場では、今年産の1等米「あきたこまち」玄米を車に積み込むというドライブスルー方式で販売した。駐車場に設置したテントでは、JAで精米した白神米や無洗米などを販売。
(日本農業新聞)

○10月11日(土) 「まるきかた」苦戦 児童が稲刈り体験 岩手県一関市
 一関市立厳美小学校5年生23人はこのほど、一関市厳美町の佐藤衛さん、てる子さんの圃場3アールで稲刈りを体験した。集めた稲をわらで束ねる「まるきかた」を、てる子さんから教わった。児童は見よう見まねで、何度も教わりながら「まるきかた」に挑戦していた。
(日本農業新聞)

○10月12日(日) 稲刈り楽しい 岩手県西和賀町
 農作業体験を通じて食と命の大切さを学ぶ「ポラン農業小学校」はこのほど、西和賀町下前地区で稲刈りの授業を行なった。同校は、JAいわて花巻西和賀統括支店といわて生協が1999年に開校し、自然体験や農業学習に興味がある県内の小学生が対象。10年間で324人の児童が参加している。収穫した米は同校で育てた野菜と一緒に、いわて生協店舗で販売する予定だ。
(日本農業新聞)

○10月15日(水) 産地銘柄地域差出ず 手取り増へまず増収 東北産大豆の07年産入札
 東北農政局は14日までに、2007年産大豆の入札結果をまとめた。東北産の落札価格の加重平均は60キロ6870円で、前年産比55円(1%)の値上がりにとどまった。全国平均が60キロ7364円で529円(8%)上がったのに対して、東北産の値上がり幅は小さかった。また各県の主力品種の価格は、おおむね6300〜7300円程度で、産地品種銘柄による差はそれほど大きくなかった。こうしたことから、農家の手取りを増やすには「10アール収量の増加が重要」(農産課)と指摘する。加重平均価格は、粒の大きさ別や普通・特定加工用別の価格をひっくるめて計算。区分別では、東北産は普通大豆が60キロ90円安の6856円、特定加工用大豆が944円高の7035円だった。上場数量が多かった各県の上位2品種について、落札価格の加重平均を見ると、ほかの品種に比べて高値だったのは秋田県の「すずさやか」で、60キロ9246円。無臭大豆で豆乳などに使われ、生産が需要を満たしていない状況だという。各県上位2品種以外では、岩手県の「ナンブシロメ」が602円高の7788円、宮城県の「ミヤギシロメ」が38円高の7253円だった。東北での07年産の10アール収量は137キロで、全国の164キロ、都府県の150キロをいずれも下回っている。

東北各県の2007年産大豆の落札価格(加重平均)
品種落札価格
(円/60kg)
青森「おおすず」6630
「オクシロメ」6300
岩手「スズカリ」6874
「リュウホウ」7280
宮城「タチナガハ」6934
「タンレイ」6669
秋田「リュウホウ」6625
「すずさやか」9246
山形「エンレイ」6611
「リュウホウ」6371
福島「タチナガハ」6405
「スズユタカ」6509
※日本特産農産物協会の公表データを東北農政局が加工。
 07年産で上場数量が多かった各県上位2品種
(東北地域大豆振興協議会「東北まめだより」の資料を基に作成)
(日本農業新聞)

○10月15日(水) 永和小児童が稲刈り 福島県会津若松市
 会津若松市立永和小学校はこのほど、同校近くの弓田隆雄さんの圃場5アールで稲刈りの体験学習を行なった。弓田さんは、積極的に体験学習の支援を行なっている一人だ。全校児童143人が、学校関係者や保護者、JA職員の指導で、1株ずつ刈り取りした。春先に田植えを行い、稲の成長を見てきた児童は、稲刈りを楽しみにしていた。同校は、11月に開く稲穂祭で、収穫した米でもちつきを行なう。
(日本農業新聞)

○10月16日(木) 東北の1等米92・1% 過去5年で最高 08年産で9月末検査
 東北農政局は、15日までに、2008年産米の検査結果(9月末現在)を発表した。水稲うるち玄米では、東北6県全体の1等米比率が92・1%と前年同期を0・2ポイント上回った。県別では岩手、宮城、福島の1等米比率が前年を下回った。検査数量は前年同期の51・2%にとどまっており、刈り取りの遅れが目立つ。東北6県の1等米比率は、この時期としては過去5年で最高となった。県別では1等米比率が最も高かったのは秋田の96・2%で同2・2ポイント上回った。一方、1等米比率が最も低かったのは宮城で68%。前年同期を22・6ポイント下回った。2等以下になった理由は青未熟粒など充実度不足が最も大きく、心白、腹白もあった。2番目に低い岩手県は84%と同9・5ポイント減。福島は85・7%と同2・3ポイント減。東北農政局は、主に太平洋側で等級が下がった理由を「8月以降の日照不足と低温で登熟期間が長くなり、1つの圃場(ほじょう)でも水稲の生育状態に違いがあった」と見ている。検査数量は東北6県で10万7391トン。07年産の総検査数量の6%と、6県すべてで前年同期を下回った。特に青森(前年同期の13・1%)、宮城(同27・1%)、岩手(同31%)で遅れている。東北農政局は「登熟が遅れたことに加え、収穫時期に雨が降ったため」と今後の動向を注視している。

2008年産米の検査結果
(9月末現在)
 検査数量1等比率
東北107,391
(209,605)
92.1
(91.9)
青森7,599
(57,864)
93.2
(90.4)
岩手1,469
(4,741)
84.0
(93.5)
秋田61,335
(65,176)
96.2
(94.0)
宮城8,696
(32,040)
68.0
(90.6)
山形18,703
(32,257)
93.3
(93.2)
福島9,590
(17,527)
85.7
(88.0)
かっこ内は前年同期
(日本農業新聞)

○10月16日(木) 稲を束ねるの大変 岩手県西和賀町
 西和賀町立川舟小学校の5、6年生10人は9日、実習田で稲刈り体験を行なった。佐藤昭彦さん所有の4アールの圃場(ほじょう)で、はせ掛けまでを体験。
(日本農業新聞)

○10月16日(木) 親子が稲刈り体験 岩手県一関市
 一関市大東町大原の有機水田で11日、「田んぼの学校」が開かれた。同町内の親子ら約40人が稲刈りを体験した。参加者はかまを使い丁寧に手刈り、わらで束ねてはせ掛けした。
(日本農業新聞)

○10月16日(木) 稲の根っこすごい 岩手県西和賀町
 西和賀町立沢内第一小学校の5年生はこのほど、同校舎前で春から育てていたバケツ稲の収穫を行なった。JAいわて花巻西和賀地域青年部の指導で、児童7人はかまを使い「あきたこまち」を収穫。
(日本農業新聞)

○10月16日(木) かまを手に額に汗 秋田県能代市
 能代市向能代小学校児童80人はこのほど、JAあきた白神青年部顧問で東雲開拓地区の農家、長谷山富雄さん所有の水田で総合学習の一環で稲刈りを体験した。児童は、JA青年部員からかまの使い方など教わった後、長靴に軍手姿で稲刈り。5月に自らの手で植えた稲の成長を確かめていた。
(日本農業新聞)

○10月16日(木) 「田んぼ教室」でもみすりも体験 宮城県名取市
 JA全中主催の「ふれあい田んぼ教室」が9日名取市の(有)耕谷アグリサービスで行われた。仙台市の中山小学校5年生98人が参加。稲刈り体験を行った。児童は9班に分かれて、同社の社員やJA、名取市、普及センター職員を講師として、かまによる手刈り体験、束ね作業、はざかけ(棒がけ)作業を進めた。脱穀体験やもみすり体験なども行った。
(日本農業新聞)

○10月17日(金) 児童が楽しく稲刈り体験 出穂日が重要 岩手・八幡平市
 八幡平市立田頭小学校の5、6年生47人は10日、清水畑安一さん水田で稲刈り体験を行なった。指導には、清水畑さん夫婦とJA新いわて西部地域稲作生産部会長の遠藤光明さんが当たった。田植えの際に植えた苗の数と収穫時での違いのほか、「今年はこの辺りは例年より遅く、8月5、6日ごろに穂が出ている。穂が出た日を覚えてほしい」と出穂期の重要性を説明した。児童は慣れない手つきで刈り取った稲を束ね、はせに掛けた。これから児童らにより脱穀や販売も行なわれ、売り上げは社会福祉に役立てられる。
(日本農業新聞)

○10月17日(金) 児童が楽しく稲刈り体験 岩手・金ヶ崎町
 JA岩手ふるさとの食育教育の一環として、金ヶ崎町立永岡小学校の5年生と6年生37人はこのほど、学校の実習田で稲刈りを行なった。地域の女性7人が作業の指導に当たり、実習田6アールの刈り取りをした。
(日本農業新聞)

○10月17日(金) 児童が楽しく稲刈り体験 岩手・一関市
 一関市立金沢小学校5年生29人はこのほど、一関市花泉町金沢の生産者熊谷和幸さんの圃場(ほじょう)で稲刈り、稲の束ね方、穂にお作りをした。同校では今後収穫祭が予定されている。
(日本農業新聞)

○10月18日(土) 慣れると楽しい 足踏み式脱穀 山形県尾花沢市
 尾花沢市立玉野小学校の3〜6年生62人は15日、先月実習田で刈り取った米「ヒメノモチ」の脱穀作業に挑戦した。JAみちのく村山青年部玉野支部の菅野友幸支部長らが準備した、昔ながらの足踏み式脱穀機2台とコンバイン2台を使った。足踏み式の脱穀に初めて挑戦した児童は、足を踏むタイミングが合わず、青年部の指導を受けながら一生懸命挑戦していた。脱穀されたもみは、唐箕(とうみ)を使い、未成熟米やわらなどのごみを取り除く選別作業も体験した。
(日本農業新聞)

○10月18日(土) 生協組合員稲刈り JA新いわて西部地域稲作生産部会
 JA新いわて西部地域稲作生産部会といわて生協との稲刈り交流会が11日、八幡平市田頭の藤原秋雄さんの水田で開かれた。生協の組合員家族ら約20人が参加。生協を通じて販売されている特別栽培米の刈り取りを通じて米への理解を深めた。10株ずつ刈り取っては束ねる作業をした参加者らは、木の棒で組んだ「はせ」に稲束を掛ける作業にも挑戦。
(日本農業新聞)

○10月18日(土) バインダー難しい 岩手県平泉町
 平泉町立平泉小学校4、5年生100人は15日、同町の鈴木正昭さんの圃場(ほじょう)で稲刈りを体験した。JAいわて南青年部平泉支部が指導。副支部長の千葉太一さんが児童に手刈りの方法と注意点について説明した。4年生は手刈り、5年生は手刈りとバインダーによる稲刈りを行い、ホニオにまとめた。
(日本農業新聞)

○10月18日(土) 稲を束ねて棒がけ 岩手県奥州市
 奥州市立南都田小学校の5年生51人はこのほど、実習田で稲刈りの作業体験を行った。同校はこれまで、田植えから田んぼの生きもの調査など学習してきた。実習には、生産者の石川千早さんら保護者やJA岩手ふるさとの職員が指導に当たった。手刈りと棒がけについて説明した後、児童は一株ずつ丁寧に刈り取り作業を進めた。
(日本農業新聞)

○10月18日(土) 手刈り収穫に挑戦 岩手県一関市
 一関市立滝沢小学校5、6年生はこのほど、一関市の小野寺良一さんが管理する圃場4アールで稲刈り作業をした。JAいわて南青年部真滝支部が指導。収穫した米はバイキング給食の食材として提供される。
(日本農業新聞)


 
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○10月21日(火) 「道のり長かった」待望の実習田収穫 岩手県北上市
 北上市立口内小学校の稲刈り体験が15日、実習田で行なわれた。5年生13人が初めての収穫に汗を流した。同校の水稲栽培は、今年の5月から総合学習の一環として取り入れられ、児童がスコップで校庭を耕し、4メートル四方ほどの実習田を作るところから始まった。教諭からかまの使い方の手ほどきを受けた後、黄金色に実った「ひとめぼれ」を手刈りした。ほとんどの児童が稲刈りは初めて。
(日本農業新聞)

○10月22日(水) 燗して飲んで 純米酒を発売 宮城県の一ノ蔵
 宮城県大崎市松山の酒造メーカー活黹m蔵が、県産の「ササニシキ」を原料にした「一ノ蔵 燗(かん)上がり純米酒」を発売した。アルコール分15度以上〜16度未満、精米歩合は70%。成熟してこくのある純米酒に、甘口純米酒をブレンドした。燗をすることでうまみが増して、こくと深みが加わる。「45〜50度の上燗に温めれば、穏やかな香りが楽しめる」という。秋の季節商品として同社は「ふゆみずたんぼ 一ノ蔵 特別純米原酒 冬期湛水米仕込」と「一ノ蔵 特別純米酒 ひやおろし」も販売中だ。いずれも酒販店と全国の日本名門酒会加盟店で販売している。問い合わせは活黹m蔵、(電)0229(55)3322。
(日本農業新聞)

○10月22日(水) 飼料米育ち豚を銘柄に コープネット事業連合 岩手県花巻市
 関東信越地方の生協でつくるコープネット事業連合は、岩手県花巻産の飼料用米で育てた豚肉のブランド化に向けて、名称を来年1月上旬に決定する。4月下旬から、生協組合員に宅配専用で提供する考えだ。飼料用米は、同市宮野目地区の1法人6集落営農組織が22・5ヘクタールの水田で生産する。今年は135トンの収量を見込む。飼料用米を与えた豚は年間約6000頭。
(日本農業新聞)

○10月23日(木) 生活クラブ生協岩手と稲刈り交流 岩手県一関市
 一関市厳美町山谷地区の生産者で組織される都里夢米(ドリーム米)生産振興協議会、JAいわて南は19日、生活クラブ生協岩手との稲刈り交流会を同市の佐々木守美さんの圃場20アールで開いた。協議会会員、JA職員、クラブ組合員の総勢100人が、稲刈りと昼食交流会を通じ生産者と消費者のきずなを深めた。JAの佐藤功専務が、昔ながらの稲を束ねる方法「まるきかた」を参加者に指導。参加者やJA職員に教わりながら、稲刈りを楽しんだ。
(日本農業新聞)

○10月23日(木) コンバインを操縦 岩手県北上市
 いわて生協の組合員親子38人はこのほど、岩手県北上市飯豊の圃場で稲刈りに汗を流した。参加者は八重樫亮さんの水田30アールで、生産者とコンバインを操縦し、丁寧に刈り取った。
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○10月23日(木) 二子小児童稲刈り 岩手県北上市
 北上市立二子小学校の5年生35人は14日、同市二子町の実習田で稲刈り体験を行った。実習田は小原富美雄さん所有の水田約10アール。児童は5月に植えた「ひとめぼれ」をかまを使い丁寧に刈り取り、稲穂を束にして結束し、はせかけ作業までした。
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○10月24日(金) 「大粒、食味は良好」 今年産米で米卸と懇談 全農みやぎ
 JA全農みやぎは23日、仙台市内に全国から米卸22社を招き、今年産の宮城米について懇談会を行なった。作況指数は97(9月15日現在)ながら「千粒重は重く、食味は期待に応えられる」(木村春雄会長)とし、販売に協力を求めた。また需要に応じた品種誘導や環境保全米の拡大など、来年産米以降の取り組み方針を説明した。
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○10月25日(土) 水稲種子の品質上々 「ひとめぼれ」初検査 JA岩手ふるさと
 JA岩手ふるさとは23日、2008年産種子用水稲「ひとめぼれ」の初検査を、奥州市水沢区の種子センターで行なった。JA水沢地域の水稲採種部会が生産した「ひとめぼれ」のもみを農産物検査員が検査。合格品は12月上旬に沖縄県石垣島をはじめ県内外に出荷される。種子団地圃場の生育は、田植え以降草丈、葉数とも平年並みに推移。出穂期には高温、多照で経過した。8月中旬以降は低温と日照不足で登熟が緩慢だったが、9月の天候回復で優良な種子を確保できたという。
(日本農業新聞)

○10月25日(土) 採種圃場巡回し大豆登熟を検査 青森・JA木造町
 JA木造町大豆採種組合と出来島21生産組合はこのほど、大豆の採種圃場の登熟審査を合同で行なった。各関係機関より集まった14人が5班に分かれ、木造地域全域64の圃場(計4430アール)を巡回しながら、大豆の登熟状況や品質を調べ、来年度用の種子として適しているか、刈り取り時期などを見極めていた。今年は、強風や雨の被害を受けている圃場があったものの作柄は例年並みで、全般的に登熟が早く、稲刈りの作業と重なるところもあった。
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○10月25日(土) バケツ稲を収穫 青森県八戸市
 八戸市立城下小学校の5年生54人は、バケツ稲の収穫作業を行なった。5月にJA八戸広域の指導を受けながら、3人1組で「まっしぐら」の苗を5本ずつ植えたバケツ稲は、草丈約60センチまで立派に成長した。黄金色に実った稲を、はさみを使い丁寧に刈り取った。10日ほど乾燥させ、自分たちでもみすり、精米したあと、家庭科の実習で味わうほか、稲わらは住民としめ飾りにする。
(日本農業新聞)

○10月26日(日) 児童稲刈り 青年部協力 山形・JAみちのく村山
 収穫体験を通し主食である米の大切さを知ってもらおうと、JAみちのく村山青年部戸沢支部の協力で、村山市立戸沢小学校の5、6年生63人が20日、鎌を使った稲刈りを体験した。児童たちは小学校近くの実習田約7アールの「はえぬき」の稲刈りをした。青年部がコンバイン2台を準備。児童たちは、刈り取った稲の穂を青年部に次々と手渡して脱穀した。
(日本農業新聞)

 
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