水稲冷害研究チーム
本情報の意味と利用上の注意事項(一般の方へ)
本情報は、現在広く利用されている葉いもち感染条件を以下の6段階で日別に表示しています。
- 好適条件なし:感染に好適な条件ではなかった。
- 準好適条件1:前5日間の平均気温は20度未満だが、葉面湿潤時間は10時間以上であった。
- 準好適条件2:前5日間の平均気温は25度を超えたが、葉面湿潤時間は10時間以上であった。
- 準好適条件3:葉面湿潤期間中の平均気温は15度〜25度の範囲ではなかったが、葉面湿潤時間は10時間以上であった。
- 準好適条件4:葉面湿潤期間中の平均気温は比較的低かったが、葉面湿潤時間は10時間以上であった。
- 好適条件:葉面湿潤時間は10時間以上であり、かつ葉面湿潤期間中の平均気温も15度〜25度の範囲にあった。
このように、本手法では葉面湿潤時間が10時間以上となることが、葉いもち病の感染に最も重要な要素となっています。
準好適条件1と2は前5日間の平均気温を、準好適条件3と4は葉面湿潤期間中の平均気温がそれぞれ考慮されています。
本情報を利用するに際しては、次の諸点に特に注意して下さい。
- 本情報は越水氏の手法をアメダス1キロメッシュ情報に援用したもので、試験運用中です。気象メッシュ情報の予測精度も考慮しなければなりませんので、数年間の試験運用期間が必要と考えています。
- 本情報は、いもち病の発生に好適な気象条件がどのような地域に発生したかをおおまかに把握するための監視用に作成したものです。
- 越水氏が開発した手法(特に感染好適条件の判定基準)は基本的なもので、各県は県内の稲作環境の特徴を踏まえ、判定基準値に改良を加えて独自の情報が予察事業に利用されています。したがって、葉いもち病の防除の意思決定に利用する際には、本情報の他に、地域の気象データ、各県病害虫発生予報、栽培品種や稲体の状態、今後の気象予報等を総合的に活用して頂きたい。
reigai@affrc.go.jp