農作物技術情報:
<育苗の温度管理,本田作業の推進,適期移植と栽植密度の確保!>
本年は融雪の遅れと,4月になっての低温と降雨により,障害苗の発生と本田準備の遅れが心配される.
そのため,育苗期間のきめ細かな管理による健苗の育成,本田作業の推進による適期移植,栽植密度の確保と移植後の水管理が初期生育の安定に欠かせない重要作業である.
1.健苗育成
1)育苗の中・後半に低温状態に長く置かれると,立枯病の発生が多くなる.このため,「最低気温が5度以下にならないように保温する」.
2)この時期に過湿になると,床土の温度上昇を妨げ,根張りを悪くし,マット強度を低下させる他,立枯病の発生の原因となるので,「夕方や低温時の灌水は避ける」.
3)低温が続くと立ち枯れ病が発生し易くなるので,「早めにタチガレン液剤またはタチガレエース液剤の500倍液を灌注し,発生を予防する」.
4)低温,強風,晩霜などの気象変動に対応できるように,「風囲い,被覆資材,暖房機等は移植まで撤去しない」で,緊急時にはいつでも使用できるようにしておく.
2.本田作業の推進と適正な施肥
1)融雪の遅れと,降雨により田面乾燥が悪く,耕起作業が遅れており,排水溝を掘りできるだけ田面の乾燥に努め,耕起作業を促進する.
特に,「山間部では融雪剤の散布等による融雪を進め,適期内移植に間に合うよう本田作業の促進を図る」.
2)基肥の施肥量については,圃場の地力条件を考慮に入れ,有効茎の早期確保とともに,生育中期に過剰生育を招かぬように指導する.
特に,本年は田面の乾燥が悪く,乾土効果が期待できないこと,耕深が深くなりやすいこと,稲わらの腐熟が進まないことから,活着期追肥を施用する場合は,全層施肥を10%程度減らし対応する.
また,初期生育の取れにくい中山間・山間部は,従来通り活着期追肥を実施する.
3)土作りが良質米生産の基本なので,堆肥や土作り肥料の散布を組織的に推進する.
3.農業機械稼働条件の整備と安全作業の推進
1)4月10日から春の農作業安全運動を展開中である.
2)作業に入る前に無理のない作業計画を立て,ゆとりのある作業を推進する.
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