水稲冷害研究チーム

1996年山形県技術情報

 なお,詳しい内容に関する問い合わせは山形県にお願いいたします.

稲作に係わる技術対策(8月5日)

 −いもち病と気象変動に即応した稲作に係わる技術対策について−

 現在の葉いもち発生状況から穂いもちの多発が懸念され、8月2日に穂いもちに対する注意報が、また、向こう1ヶ月予報では平均気温は平年より低い可能性があり、東北隣県に低温と日照不足に関する情報が出されるなど、今後の稲作管理について十分な注意が必要です。
 
1 いもち病等の病害虫防除の徹底
(1)現在の葉いもちの発生状況は、7月中旬以降県下全域で拡大し、急性型病斑が上位葉にみられ、穂いもちの多発が懸念されることから、防除時期を失しないように注意する。 防除に当たっては8月2日付け注意報第2号に準じて行う。
(2)水田の見回りを十分に行い、カメムシ類、ニカメイガ等の適期防除を行う。

2 品質向上のための水管理の徹底
(1)現在の水稲の生育は、穂ばらみ後期から出穂期となっており、最も水分の必要な時期となっている。穂揃い期までは浅水湛水状態の管理を徹底し、穂揃い期以降は間断灌漑とし、根の活力を維持する。

(2)山間地域で移植期の遅れ等から、出穂の遅れが予想される地域や直播栽培では現在減数分裂期となっており、最低気温で17〜18度、平均気温で20度以下が予想される場合には、深水管理とし幼穂を保護する。

(3)出穂期から登熟期にかけての異常高温や台風の影響等によるフェーンは、品質低下につながることから、土壌水分不足にならないように浅水湛水管理とし、稲体温度を低下させる根の活力を維持する。

(4)直播栽培で倒伏の心配される圃場では、倒伏軽減剤の施用により倒伏防止を図る。

 
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