水稲冷害研究チーム
1999年岩手県技術情報
なお,詳しい内容に関する問い合わせは岩手県にお願いいたします.
技術情報第10号
平成11年8月20日
岩手県、同農作物気象災害防止対策本部
1.登熟期の水管理
登熟期間の水管理は食味、品質および収量に大きく影響します。開花期以降の高温期の長期湛水は土壌還元による根の活力低下を招きやすいことから、登熟良化のための間断灌漑を行うこと。
落水時期は、出穂後概ね30〜35日程度を目安に、圃場の排水の良否や水稲の登熟程度を考慮して決定する。落水時期が早すぎると登熟が妨げられ収量や品質の低下につながるので早期落水を避ける。
2.適期刈り取り
1)本年は出穂期が早く、刈り取り適期もかなり早まるものと思われます。
2)刈り取り適期の判定は、まず登熟積算温度(出穂後から刈り取り適期までの日平均気温の積算値)により、品種毎のおおよその適期を予測します。
3)圃場では「刈り取り適期判定シート」等を用い、籾の熟色で判定します。黄化籾割合が80〜90%となった時期に刈り取りします。
茎葉の色にまどわされないように穂を良く観察し、また、刈り取り作業においては籾の水分を確認し、朝露の付着等にも気をつける。
4)遅刈りは立毛中の胴割粒、穂発芽、茶米などの着色粒の発生が多くなり、玄米の品質が低下し易くなるので避ける。
5)登熟積算気温から刈り取り時期を計算すると、
県北・沿岸部の「かけはし」で9月上旬
県中部・沿岸部の「あきたこまち」で9月中旬
県中南部の「ひとめぼれ」で9月中下旬となる見込みです。
reigai@tnaes.affrc.go.jp