水稲冷害研究チーム

2001年青森県稲作指導情報


 なお,詳しい内容に関する問い合わせは青森県にお願いいたします.

稲作生産情報 第4号

平成13年6月25日

青森県農業生産対策推進本部

6月に入ってからの低温で水稲の生育は停滞気味であるので、適正な水管理で生育の促進を図
るとともに、病害虫の適期防除に努めよう。

1 水管理
(1) 1株当たりの茎数が少ない水田では、 温暖な日は浅水、低温の日はやや深水にして分げつの促進に努める。
(2) 1株当たり20本程度の茎数を確保した水田では、中干しを行う。
   特に、「つがるロマン」や生育過剰な水田では、倒伏防止のためにも積極的に実施する。
(3) 中干しの程度は、田面に軽くひび割れが入るぐらいとする。
   また、中干しの効果を高めるため、排水の悪いほ場では、5m程度の間隔で溝切りを実施する。
(4) 中干し中に低温が続く場合は入水する。
(5) 幼穂形成期(幼穂が2mmに達したとき)前には中干しを必ず終了する。
(6) 低温時に15〜20cmの深水管理ができるように、畦畔を補強する。

2 病害虫防除と雑草管理
(1) 既に畦畔等で、イネカメムシ類(アカヒゲホソミドリカスミカメなど)の発生が確認されているので、畦畔や水田周辺の雑草を刈り取り、イネカメムシ類の発生防止に努める。
(2) 例年、イネカラバエの被害が多い地域では適期防除を行う。
(3) 「ゆめあかり」は、「むつほまれ」よりいもち病に弱いので、6月下旬ころ(中干し前)に水面施用剤で予防防除する。
   なお、最低気温が高く、朝露や霧の晴れない日が続く場合は、発生が見られなくても、予防効果の高い薬剤を散布する。
(4) ほ場に補植用苗がまだ放置されている場合は、葉いもち病の発生源となるので、速やかに処分する。

3 肥培管理
(1) 幼穂形成期前の追肥は、生育を遅らせたり、倒伏や病害虫の発生要因となるので、行わない。
(2) 深層追肥は、食味の低下を招くので行わない。

次回の稲作生産情報の発行予定は7月5日です。
(青森県農業生産対策推進本部)


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