水稲冷害研究チーム

2001年青森県稲作指導情報


 なお,詳しい内容に関する問い合わせは青森県にお願いいたします.

稲作生産情報 第5号
平成13年7月5日
青森県農業生産対策推進本部

◎ 適正な追肥と病害虫の適期防除で、食味・品質の優れた米を生産しよう!
 稲体の窒素分が高めなので、適正な追肥を行うとともに、カメムシ類や葉いもちの発生が多いと予想されているので、病害虫の適期防除に努めましょう。

1 水管理
(1) 中干しの程度は、田面に軽くひび割れが入るぐらいとし、幼穂形成期(幼穂が2mmに達したとき)前には必ず終える。なお、低温が続く場合は、直ちに中干しを中止する。
(2) 幼穂形成期に達した水田では、低温に対する抵抗性を高めるため、水深10cmの「幼穂形成期深水かんがい」を10日間程度実施する。

2 追肥
(1) 追肥は、幼穂形成期を確認し、葉色が淡くなったら実施する。なお、幼穂形成期前の追肥は、倒伏や病害虫の発生を助長するので行わない。
(2) 幼穂形成期に達しても葉色が濃い場合は、10日後の減数分裂期まで待ってから行う。
(3) 減数分裂期になっても、葉色が濃く、天気予報等で低温が続くと予想される場合は、追肥を中止する。

3 病害虫防除と雑草等管理
(1) 斑点米カメムシ類の発生は、平年並みからやや多いと予想されている。
カメムシ類の増加を抑えるため、畦畔や水田周辺の草刈りは、雑草が開花・結実する前の7月中旬までに終える。なお、出穂期が近づいてからの草刈りは、カメムシ類を水田内に追い立てることになるので、7月下旬以降の草刈りは行わない。また、水田内のヒエは出穂が稲よりも早く、カメムシ類を誘引するので、除草剤で防除するか、ヒエが出穂する前に抜き取る。
(2) 東青、西北地域を中心に県下全域でアワヨトウの発生が認められている。転作の小麦畑、休耕田等に隣接しているほ場では発生に注意し、畦畔等に発生が認められた場合は、水田への侵入を防ぐために、畦畔等の防除を行う。
(3) 葉いもちの発生が県内全域でやや多いと予想されている。早期発見に努め、発生を認めたら直ちに防除する。なお、「ゆめあかり」は「むつほまれ」よりいもち病に弱いので、葉いもちの感染が見られなくても予防効果の高い薬剤を散布する。ほ場に放置された補植用苗は発生源となるので、速やかに処分する。

次回の稲作生産情報の発行予定は7月23日です。
(青森県農業生産対策推進本部)


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