水稲冷害研究チーム

2001年青森県稲作指導情報


 なお,詳しい内容に関する問い合わせは青森県にお願いいたします.

稲作生産情報 第6号
平成13年7月23日
青森県農業生産対策推進本部

◎低温時の深水と水稲カメムシ類、いもち病などの適期防除で、食味・品質の優れた米を生産しよう!

水稲の生育は、平年並みから3日程度進んでいますが、寒さに弱い時期に入っているので低温に注意しましょう。また、水稲カメムシ類と葉いもちの発生が全県的に多いと予想されているので、防除を徹底しましょう。

1 穂ばらみ期の水管理
(1)出穂前7〜15日の期間に、平均気温で19℃以下、最低気温で17℃以下になる日が数日続く場合は、15cm以上の深水管理で幼穂を保護する。
(2)高温が続く場合は、4cm程度の浅水にし、時々水を入れ換えたり掛け流しかんがいを行い、根の老化防止に努める。
(3)「ゆめあかり」は葉の枯れ上がりが早いことから、高温が続く場合には水の入れ換えを積極的に行う。

2 追肥
(1)減数分裂期に達しても、葉色が淡くならない場合や低温が続くと予想される場合は追肥を中止する。
(2)出穂の直前・直後の追肥は、玄米中のタンパク含有率を高め、食味を低下させるので絶対に行わない。

3 病害虫防除
(1)水稲カメムシ類
  斑点米を発生させる主要なカメムシであるアカヒゲホソミドリカスミカメの発生が多いので、適期防除を徹底する。
 ア 本田での1回目の防除は、穂揃期に行い、その7〜10日後に2回目の防除を行う。
 イ 8月以降のカメムシの発生状況が多い場合、2回目防除の7〜10日後に3回目の防除を行う。
ウ 薬剤散布は集落ぐるみで本田のほか、畦畔や水田周辺の雑草地にも行い、なるべく広域一斉防除で実施する。
エ 出穂間近の草刈りはカメムシ類を水田に追い立てることになるので行わない。出穂期以降に雑草を刈取る際は、雑草地に薬剤を散布した後に行う。

(2)いもち病
 県内各地で葉いもちが確認されているので適期に防除する。
  ア 「ゆめあかり」で葉いもちの予防防除をしていない水田では、発生が確認されたら直ちに防除を行う。
  イ 葉いもちの発生が多く、防除後も病斑が増える場合は、治療効果の高い薬剤を4〜5日間隔で追加防除する。なお、降雨が続く場合でも雨の合間を見て行う。
ウ 穂いもちの発生を予防するため、出穂直前と穂揃期の2回防除を行う。なお、同一薬剤の連続使用は、耐性菌出現のおそれがあるので避ける。

 次回の稲作生産情報の発行予定は8月3日です。
(青森県農業生産対策推進本部)


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