水稲冷害研究チーム

1996年青森県「発生予察情報」

なお、詳しい内容に関する問い合わせは、津軽地域病害虫防除所(電話 0172−52−6500)または南部地域病害虫防除所(電話 0176−23−4290)にお願いいたします。

○病害虫発生予報情報予報第2号(4月30日)
<概要>
 水稲のイネドロオイムシが全県的に多く,イネミズゾウムシが南部地域でやや多いと予想される.


1.イネミズゾウムシ:津軽地域の発生量は平年並み,南部地域の発生量はやや多い.食害始めは平年並み.

1)南部地域の予報の根拠
(1)5月の気温は平年並みの見込みである.
(2)前年の発生量はやや多く,夏期の高温で越冬成虫は多くなったと考えられる.
2)防除のポイント
(1)防除は,田植え後に発生程度に応じて行うことが基本であるが,例年発生の多い水田や他害虫が発生して同時防除を必要とする場合には薬剤の育苗箱施用を重点とし,これに適宜粉剤の茎葉散布,粒剤の水面施用を併用する.
(2)側条施肥田植機で肥料施用時に防除する方法もある.
(3)箱施用を実施しなかった水田で,5月6半旬に食害株率で62%を超えた場合は,農薬の水面施用により防除する.
 農薬等については県農作物病害虫防除基準を参照する.
2.イネドロオイムシ:県内全域,発生量多い.
1)予報の根拠
(1)4月の気温は低く経過したが,5月は平年並みの見込みである.
(2)前年の幼虫発生量が多かったので,越冬成虫も多いと考えられる.
2)防除のポイント
(1)本年の発生は多いと見込みであり,イネミズゾウムシ等と同時防除する.
3.防除上注意すべき事項
(1)粒剤を育苗箱に施用し移植すると,巻き葉や葉先枯れなどが発生したり,一時的に初期生育が抑制されることがあるので,使用上の留意事項を厳守すること.
(2)粒剤の水面施用は,湛水状態で行い,散布後4〜5日間は水を流さないようにする.(3)イネミズゾウムシの食害株率または食害度の調査は,次のように行う.畦畔から中央に向かって2mぐらい入った地点から,中央に向かって連続50株調査する.1筆当たりの調査箇所数は2カ所以上とする.
(4)農薬の散布に当たっては使用上の留意事項を厳守する.

 
ホームへ 前へ 次へ 戻る ご意見どうぞ  


torigoe@tnaes.affrc.go.jp/kanda@tnaes.affrc.go.jp