水稲冷害研究チーム
1996年福島県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは福島県病害虫防除所(電話 )にお願いいたします.
緊急技術対策(穂いもち対策)(8月6日)
直播栽培を含め生育は順調。
出穂期は会津、中通りで平年より2〜4日早い。
直播栽培を中心に穂いもち防除に万全を期すこと。
1.概況
(1)7月30日現在の葉いもち発生面積は会津で平年比110%となり、会津、県南方部では発生程度の高い圃場が増加し、上位葉への進展がみられる。
(2)本年の直播栽培ではひとめぼれが、全体の67%を占め、生育ムラや葉色の濃い圃場では進展性の病斑が上位葉にみられ、夕立等の降雨もあり、今後穂いもちへの移行が懸念される。
(3)昨年いもち病が多発した圃場では菌密度が高く、また、近年、ひとめぼれの作付拡大に伴い、ひとめぼれを侵すいもち病菌のレースが増加している。
(4)東北地方では山形県と青森県で8月2日に穂いもち注意報が発令された。
2.今後の対策
(1)進展性の病斑が上位葉にみられる圃場では直ちに薬剤散布を実施し、穂いもち防除の徹底を図る。
直播栽培では生育ムラや葉色の濃い部分等がみられ、葉いもちの発生にもばらつきがみられるので、十分に圃場の点検を行う。
(2)直播栽培で穂いもち防除に粒剤を施用しなかった圃場では穂ばらみ末期および穂揃い期に薬剤散布を必ず実施する。出穂期間が早まっているので防除適期を失しないように注意する。
穂いもちに粒剤を施用した圃場でも、葉いもちの発生が多い場合は穂揃い期以降の防除を行う。
(3)出穂期前後に降雨が続いた場合は、さらに傾穂期にも薬剤を散布する。
(4)航空防除等共同防除を実施している地域で、散布日が穂ばらみ末期および穂揃い期からはずれた場合や降雨により散布間隔が開く場合は補完防除を徹底する。
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