○病害虫発生予報情報予報第3号(5月31日)
<概要>
イネの葉いもちは平年並みの発生が予想されます。葉いもちの伝染源となる補植用の残り苗は放置せず,直ちに処分して下さい。また,粒剤は6月20日までに遅れないように散布して下さい
ニカメイガ・イネドロオイムシは庄内でやや多く,内陸ではやや少ない予想です。
(1)葉いもち
〇発生時期 平年並
〇発生量 平年並
1)予報の根拠
ア.6月中旬までの天候は、気温が高く、降水量がやや多い可能性が大きいと見込まれている。
2)防除上注意すべき事項
ア.補植用の残り苗は伝染源となるので直ちに処分する。
イ.最低気温が15℃以上で降雨が2〜3日続くと、葉いもちの発生が予想されるので、水田の見回りを行い、早期発見・早期防除を行う。
ウ.粒剤(オリゼメート粒剤またはコラトップ粒剤5)による防除は6月20日までに行う。例年発生の多いところでは積極的に使用する。
(2)ばか苗病
育苗期の発生量は少なかったが、本田での発生は次年度の発生につながるため、発病株は見つけしだい抜き取り、土中埋没等処分する。
(3)ニカメイガ(第1世代)
〇発生時期 ややおそい
〇発生量 内陸:やや少ない
庄内:やや多い
1)予報の根拠
ア.前年第2世代の発生量は、内陸では散発程度で少なかったが、庄内では多かった。
イ.予察灯による初誘殺は、5月25日現在内陸(山形市)では確認されていないが、庄内(藤島町)では5月22日でやや遅い。
ウ.6月中旬までの気温は高い可能性が大きいと見込まれている。
2)防除上注意すべき事項
ア.6月中〜下旬に葉鞘変色茎が、株当たり1本以上みられる場合に防除を行う。特に、庄内の前年第2世代の発生が多かったところでは、発生に注意し防除を徹底する。
イ.はえぬき、どまんなか、雪化粧など、茎が太い品種では本虫が食入しやすい。
(4)イネヒメハモグリバエ(イネミギワバエ)
〇発生時期 やや遅い
〇発生量 やや少ない
1)予報の根拠
ア.前年の発生量は平年並であった。
イ.5月5半旬の巡回調査の結果では、産卵は内陸、庄内とも未確認である。
ウ.6月中旬までの天候は、気温が高い可能性が大きいと見込まれている。
2)防除上注意すべき事項
ア.本田初期に低温が続くと発生が多くなるので、今後の気象経過に注意する。なお、深水管理で発生が多くなることがあるので水管理に注意する。
(5)イネドロオイムシ(イネクビホソハムシ)
〇発生時期 ややおそい
〇発生量 内陸:やや少ない
庄内:やや多い
1)予報の根拠
ア.前年の発生量は内陸でやや少なく、庄内でやや多い発生であった。
イ.5月5半旬の巡回調査の結果では、越冬成虫の本田への飛来時期は平年より遅い。
ウ.6月中旬まで気温は高い可能性が大きいと見込まれている。
2)防除上注意すべき事項
ア.移植時に粒剤の育苗箱施用を行ったところでは、本田での防除は必要ない。イ.粒剤の育苗箱施用を行わなかったところでは、産卵最盛期(6月2〜3半旬)に株当たり平均1〜2卵塊(初期生育量の確保が困難な水田では0.5卵塊)以上あれば、ふ化最盛期(6月3〜4半旬)に防除を行う。
ウ.老齢幼虫は、薬剤の効果が劣るので適期に防除する。
エ.サンサイド剤、PMP剤の効果が低下しているほ場では、他の薬剤に代えて防除する。
(6)イネミズゾウムシ
5月5半旬の巡回調査の結果では、本田の成虫は確認されず、侵入時期は遅れている。アメダス資料による本虫の水田飛来時期予測では、6月上旬が飛来最盛期である。
粒剤の育苗箱施用を行わなかったところで、水面施用による防除を行う場合は、水田中央部までよく観察し、要防除密度(越冬後成虫が稚苗移植では50株当り25頭、中苗移植では35頭以上)を目安にし、薬剤防除を行う。
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