水稲冷害研究チーム
1996年山形県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは山形県病害虫防除所(電話 0236-44-4241)にお願いいたします.
病害虫発生予報第8号(8月15日)
[概要]
いねの穂いもちは平年並の発生予想ですが、葉いもちの発生の多い最上、北村山地域ではやや多い発生が予想されます。(8月2日付注意報第2号発表)。必ず穂揃期の防除を行い、葉いもちの発生がみられる場合は穂揃期散布7日後に防除を行ってください。
斑点米カメムシ類はやや多い発生予想です。例年発生の多いところでは防除を徹底してください。
(1)穂いもち
○発生時期:平年並
○発生量 :平年並(一部地域:やや多い)
1)予報の根拠
ア.8月13日現在、穂いもちの伝染源となる葉いもちの発生量は最上、北村山地域を中心にやや多い。全般に停滞型病斑が多いが、止葉や次葉に病斑がみられるほ場もある。
イ.出穂は平年並である。
ウ.8月下旬までの天候は気温が低く、降水量は平年並の可能性が大きいと見込まれている。
2)除上注意すべき事項
ア.防除は穂揃期に必ず行う。なお、葉いもちの発生がみられる場合には穂揃期散布7日後にも防除を行う。
イ.穂いもちに粒剤を使用したところでも、葉いもちの発生がみられる場合は穂揃期以降の防除を行なう。
ウ.薬剤耐性菌出現防止のため、同一薬剤の連用は避ける。なお、ヒノザン剤、フジワン剤の防除効果がやや低下している傾向にあるので、従来どおり両剤を同一成分とみなし、絶対に連用しない。
エ.早期落水は、枝梗いもちの発生を助長するので、適切な水管理を行う。
(2)カメムシ類
○発生量 :やや多い
1)予報の根拠
ア.8月13日現在、水田および畦畔や農道でアカヒゲホソミドリメクラガメ、オオトゲシラホシカメムシなどの発生が多いところもみられる。
イ.アカヒゲホソミドリメクラガメの予察灯への誘殺数は平年並である。
2)防除上注意すべき事項
ア.穂揃期及び穂揃期7〜10日後が重要な防除時期にあたるので、時期を失しないよう必ず行う。
イ.防除は水田周辺の農道、畦畔部を含めて行う。
ウ.山間部、中山間部、採草地周辺などでは特に発生が多くなるので、防除を徹底する。
エ.8月中の草刈りはカメムシ類の水田への侵入を促すので行わない。
オ.バッサ乳剤の使用は薬害防止のため穂揃期までとする。
(3)ヒメトビウンカ
8月13日現在、全般的には平年並であるが東南村山、西村山で発生が目立ち、短翅型の多いほ場もみられる。
スス等の発生する場合があるので、今後の発生動向に注意し、払い落とし、すくい取りによる調査で発生が多い場合には直ちに防除する。
(4)コブノメイガ
8月13日現在、庄内地域で散発的に発生がみられるが、密度が低いので防除の必要はない。
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