水稲冷害研究チーム
1997年秋田県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは秋田県病害虫防除所(電話 0188-60-3420)にお願いいたします.
病害虫発生予察情報 発生予報第4号(6月30日)
秋田県病害虫防除所
<予報の要点>
水稲いもち病の全般発生開始期は7月3日頃で、発生盛期の発生量はやや多いと予想される。予防粒剤を使用しない水田での茎葉散布による防除開始時期は7月3半旬と見込まれるが、発生状況に注意し、持ち込み等による発病が確認されたら直ちに防除を開始する。
稲こうじ病のやや多い発生が予想される。適期防除と適切な施肥管理に努める。
コバネイナゴの発生が拡大してきており、やや多い発生が予想される。常習的に多発しているほ場では7月中旬までの防除を徹底する。
- 葉いもち:発生時期[全般発生開始期]は平年並み、発生量はやや多い
- 予報の根拠および防除上注意すべき事項
注意報第4号(6月30日発表)を参照のこと。
- 紋枯病:発生時期はやや遅(前年よりやや遅)、発生量は少ない(前年並)
- 予報の根拠
- 7月は気温が低めで、降水量は平年並と予報されている。
- 前年の発生量から、越冬菌核の量は平年より少ないと推定される。
- 防除上注意すべき事項
- 穂孕期〜出穂期の発病株率が15%以下の場合は、通常防除を要するほどの減収はない。
- 茎葉散布剤による防除は、出穂7日前〜出穂直前の散布が最も効果的である。
- 出穂期以降の高温多湿によって被害が増大するので、今後の気象予報や予察情報に十分注意する。
- 紋枯病類似症の発生が目立つ場合には、防除薬剤をバリダシン、バシタック、モンカット、モンガードの中から選択する。
- 白葉枯病:発生量はやや少(前年よりやや少)
- 予報の根拠
- 前年の発生量から、伝染源の量は平年並と推定される。
- 6月の降水量が平年並で水田への浸冠水が少なかった。また7月の降水量は平年並と予報されているので、イネへの感染は少なめと予想される。
- 本病の発生を軽減するオリゼメート粒剤の普及率が高い。
- 防除上注意すべき事項
早期発見につとめ、発病が認められたら直ちに薬剤散布する。
- ばか苗病:発生量は(前年並)
- 予報の根拠
現在、本田での発病茎はほとんど見られない。
- 防除上注意すべき事項
伝染源となる発病茎は発見しだい抜き取り、埋没または焼却処分する。
- 稲こうじ病:発生時期は平年並(前年並)、発生量はやや多(前年よりやや多)
- 予報の根拠
- 7月は気温が低く、曇りや雨の日が多い予報である。
- 前年の発生量は平年並であった。
- 防除上注意すべき事項
- 本病の防除適期は穂ばらみ期なので、前年多発したほ場では出穂10〜20日前に薬剤を散布する。
- 窒素施肥量が多いと発生が多くなる傾向があるので、適正な施肥管理を行なう。
- ニカメイガ(ニカメイチュウ)1回発生地帯:発生時期は平年並(前年並)、発生量は平年並(前年並)
- 予報の根拠
前年の発生量は平年並であった。
- 防除上注意すべき事項
防除を必要とするほ場はほとんどないと見込まれる。
ホームへ
前へ
次へ
戻る
ご意見どうぞ
torigoe@tnaes.affrc.go.jp