水稲冷害研究チーム
1997年秋田県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは秋田県病害虫防除所(電話 0188-60-3420)にお願いいたします.
病害虫発生予察情報 発生注意報第6号(7月17日)
秋田県病害虫防除所
葉いもちの多発生と防除の徹底について
穂いもち防除の前に葉いもち追加防除を
- 現在までの発生状況
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本年は、7月3日に全般発生が開始しました。7月7〜9日の調査で全県的に発生が確認され、発病地点率は54%で、前年(39%)より高くなっています。
発生は内陸部で多く、坪状発生の割合も高くなっています。同一地域内であっても、発病程度が圃場によって大きく異なる傾向がありますので、防除対策にあたっては周辺の発病状況もよく観察する必要があります,
- 今後の発生予想
いもち病の感染に好適な気象条件は、7月12〜16日に県内全域に訪れています。特に県南部では連続して感染好適日となっています。
したがって、7月20日以降には第3世代の発病が増加し、県南部出羽丘陵地帯などや坪状発生している地域では急激に病斑密度が増加すると予想されます。また、オリゼメ−ト粒剤の散布によって現在発生を抑えている水田でも、上位葉に対する効果は低下することから、今後は上位葉での発病が増加する可能性があります。
現在の稲は徒長軟弱で、いもち病に対する抵抗力は弱い状態にあると考えられます。さらに、今後も気温が低く、曇りや雨の日が多いと予報されています。
以上のことから、本年の葉いもちは多発生となる可能性があるので、厳重な注意とともに葉いもち防除を徹底する必要があります。
- 防除対策
今後は、穂いもちの発生源となる上位葉の発病を防ぐために、穂ばらみ期防除の前に、次により葉いもちの追加防除を適切に実施して下さい,
(1)病斑が容易に確認できる水田では、オリゼメ−ト粒剤の散布の有無にかかわりなく、直ちに防除を実施する。
(2)防除薬剤には混合剤(カスラブサイド、ヒノラブサイド、ブラシン)を用いるのが望ましいが、すでに使用している場合はラブサイド剤を用いる。
(3)航空防除実施地帯では散布間隔に注意し、散布間隔が10日以上になる場合は中間に地上防除を実施する。
(4)今回の防除後は、穂いもち防除である穂ばらみ期と穂揃期の防除を徹底する。
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