水稲冷害研究チーム

福島県「発生予察情報」

 なお,詳しい内容に関する問い合わせは福島県病害虫防除所(電話 )にお願いいたします.

病害虫発生予報第9号(8月13日)

福島県病害虫防除所

  1. イネいもち病(穂いもち):県内全域で発生時期はやや早く、発生量は浜通りで並み、その他の地域でやや多い。

    1. 予報の根拠

        1) 県北、県南及び会津地方では、葉いもちの発生程度の高いほ場が見られており、上位葉への進展が認められる(病害虫防徐情報”フアピイ”情報番号20番参照)。
        2) 本年のイネの出穂期は、各品種とも平年より1〜3日程度早まっている。
        3)天候予報によると、8月の気温は低く、降水量は多く、日照は少ないと予想されている。

    2. 防除上注意すべき事項

        1)イネの生育に合わせて、穂ばらみ末期及び穂揃い期の薬剤防徐を必ず 実施する。
        2)止葉や次葉で葉いもちが多発したほ場では、傾穂期にも薬剤散布を実施する。
        3)降雨が続いて、散布剤の防徐適期を失するおそれがある場合は、雨間散布を実施する。
        4)穂いもちを対象に粉剤を施用したほ場でも、葉いもちの発生が多い場合には、散布剤による防徐を実施する。
        5)穂いもちの 航空防徐を実施している地域で、散布時期 が穂ばらみ末期及び穂揃い期からはずれた場合には、補完散布を実施する。
        6)防徐の実施にあたっては、県防徐基準(p.62〜63)、または”フアピイ”情報番号20番を参照して適正に行う。

  2. イネ紋枯病:県内全域で発生時期、発生量ともに平年並みである。

    1. 予報の根拠

        1) 8月上旬の巡回調査では、発生量は平年並みである。

    2. 防除上注意すべき事項

        1) ほ場をよく観察し、発生が多い場合は県防徐基準(P.63〜64)にしたがい薬剤散布を行う。


  3. イネ白薬枯病:県内全域で発生量は平年並み。

    1. 予報の根拠

        1) 8月2半旬現在、発生量は平年並みである。

    2. 防除上注意すべき事項

        1)常発地では、発生が多い場合には、県防徐基準(P64)にしたがい、薬剤散布を実施する。

  4. ツマグロヨコバイ:県内全域で発生時期はやや早く、発生量は平年並みである。

    1. 予報の根拠

        1)予察灯での誘殺時期はやや早く、誘殺数は平年並みである。

    2. 防除上注意すべき事項

        1)発生が多い場合 には、県防徐基準(p.71)にしたがい薬剤散布を実施する。

  5. ヒメトビウンカ:県内全域で発生時期はやや早く、発生量は平年並みである。
    1. 予報の根拠

        1)6月下旬から7月にかけて気温が高く推移した。
        2)予察灯での誘殺数は、平年並みである。

    2. 防除上注意すべき事項

      1. )発生が多い場合には、県防徐基準(p.71)にしたがい薬剤散布を実施する。

  6. セジロウンカ:県内全域で発生時期、発生量ともに平年並みである。

    1. 予報の根拠

        1)予察灯では7月1半旬以降誘殺されているが、誘殺数は平年並みである。

    2. 防除上注意すべき事項

        1)ほ場の発生状況を観察し、発生が目立つ場合には、県防徐基準(p.71)にしたがい薬剤散布を実施する。

  7. 斑点米カメムシ類:発生量は、県南でやや多い、その他の地域で平年並み。

    1. 予報の根拠

        1)予察灯での誘殺数は県南地方で平年より多かった。
        2) 県南地方の一部地域で、早生種でのすくい取り虫数が多かった。

    2. 防除上注意すべき事項

        1)発生が多い場合は、出穂期から7日おきに2〜3回薬剤を実施する。特に早生種では被害が集中しやすいので必ず防徐する。
        2)イネの出穂期が平年より早まっているので、薬剤散布は遅れないように実施する。薬剤散布は休耕田やほ場周辺の雑草地も含めて行い、 地域で一斉に行うと効果的である。

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