水稲冷害研究チーム

1997年宮城県「発生予察情報」

 情報提供は宮城県病害虫防除所.詳細に関する問い合わせは企画指導課(TEL直通:022-275-8960, FAX:022-276-0429)にお願いいたします.

病害虫発生予報第3号(6月12日)

宮城県病害虫防除所


<概 要>
 葉いもちは発生が早く、やや多いと予想されるので、粒剤散布は適期に実施して下さい。イネドロオイムシの発生もやや多いと予想されるので、防除を実施して下さい。
  1. いもち病(葉いもち):発生時期は早い、発生量はやや多い(県下全域)
  2. イネドロオイムシ:発生時期(幼虫加害盛期)はやや早い、発生量はやや多い
    1. 予報の根拠
      1. 産卵盛期は、6月第1半旬で平年よりやや早かった。
      2. 6月第1半旬から第2半旬の巡回調査の結果、卵塊密度はやや高かった。
    2. 防除上の注意事項
      1. 被害許容水準(老齢幼虫密度が株当たり3頭)を越えている場合は、直ちに粉剤を散布する。
      2. 粒剤の育苗箱施用やイネミズゾウムシとの同時防除として粒剤の水面施用を実施した場合でも、発生期間が長引いた場合は追加散布が必要となることがあるので、今後の発生推移に注意する。
      3. サンサイド剤、オンコル剤、ガゼット剤などカーバメート系薬剤に対する抵抗性が発達している個体群が県内の一部地域で確認されているので、本剤を使用している場合は効果に十分注意する。

  3. イネハモグリバエ:発生時期(幼虫加害盛期)は並み、発生量は並み(平年並みに少ない)
    1. 予報の根拠
      1. 向こう1か月の平均気温は平年並みと予報されている。
      2. 前年の発生量は全般に少なかった。
    2. 防除上の注意事項
      一部の地域で発生量に増加傾向が認められ、発生地域も拡大しているので、第1世代の発生が目立った地域では、被害初期の6月中旬に薬剤を散布する。

  4. イネカラバエ:発生時期は並み、発生量は並み(平年並みに少ない)
    1. 予報の根拠
      1. 向こう1か月の平均気温は平年並みと予報されている。
      2. 前年の発生は全般に少なかった。
    2. 防除上の注意事項
       本種にやや弱い品種(美山錦等)を作付けしている地域で、前年発生が目立ったところでは、産卵盛期の6月下旬に薬剤を散布する。

 
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