水稲冷害研究チーム

98年山形県「発生予察情報」


 なお,詳しい内容に関する問い合わせは山形県病害虫防除所(TEL.0236-44-4241)にお願いいたします.

発生予報第1号

平成10年3月25日

山形県病害虫防除所

1. ばか苗病(育苗期):発生量やや少ない
1) 予報の根拠
(1) 前年の本田での発生量はやや少なかった。
(2) 有効な種子消毒剤による防除が徹底してきており、近年少発生傾向にある。
2) 防除上注意すべき事項
(1) 塩水選、種子消毒を徹底する。(詳細は平成10年3月12日発表、平成9年度発生予察情報第12号参照)
(2) 発病苗は見つけしだい抜き取る。

2. 苗立枯病(リゾプス、フザリウム、ピシウム、トリコデルマ):発生量やや少ない
1) 予報の根拠
(1) 前年の発生量はやや少なかった。
(2) 床土の消毒及び播種時の防除が徹底してきており、近年少発生傾向にある。
(3) 4月中旬までの気温は低い可能性が大きいと見込まれている。
2) 防除上注意すべき事項
(1) 出芽後から緑化期までの間は30度以上の高温、10度以下の低温にならないよう温度管理を行う。
(2) 健全な苗を育てるために床土の水分には十分注意し、過不足のないよう潅水に努める。
(3) 育苗初期に低温が続くとフザリウム、ピシウムの発生を助長するので、播種10日後頃にタチガレン液剤500倍液を1箱当たり500ml潅注して予防する。なお、播種前〜播種時にタチガレエース剤を使用していない場合、タチガレエース液剤を使用してもよい。
(4) 潅水や、薬液を使用する場合は、白化現象を防ぐため液温を20度前後とする。

3. 苗立枯細菌病、もみ枯細菌病
育苗期間中の過度な高温多湿は発病を助長するので、育苗管理には十分注意する。

4. 苗いもち、苗の葉いもち
育苗時のいもち病の発生を防止するため、下記の事項に注意する。
1) 塩水選及び種子消毒は必ず行う。
2) 籾殻・稲わら等は、苗の葉いもちの伝染源になるので、絶対に置床や育苗資材に使用しないとともに、苗代周辺に放置しない。
3) 籾が露出していると、苗いもちが発生しやすいので、丁寧に覆土する。



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