水稲冷害研究チーム

1999年福島県「発生予察情報」


 なお,詳しい内容に関する問い合わせは福島県病害虫防除所にお願いいたします.

注意報第1号

平成11年7月28日

福島県病害虫防除所

<穂いもち>
1.発生地域:県下全域
2.発生量:やや多い
3.注意報発令の根拠
@7月5半旬現在、葉いもちの発生量は、各地とも平年並みであった。しかし、4〜5半旬にかけて、感染に好適な気象が頻発したため、上位葉での感染が多くなり、穂いもちの伝染源となる上位葉での葉いもちの発生が多くなる可能性が高い。
ABLASTAMにより、葉いもちの感染好適日を推定すると、上位葉の展開時期である7月4〜5半旬に、県内全域で感染好適日が多く出現している。
BBLASTLにより、上位葉の葉位別に葉いもちの発生を予測すると、出穂直前の次葉、第3葉での病斑数の増加が予想される。
C長期残留型の箱粒剤を施用した圃場でも、7月5半旬に葉いもちの病斑が認められた事例があるので、これらの圃場でも、今後上位葉での葉いもちの発生が懸念される。
D7月中〜下旬に穂肥が実施された圃場では、いもち病に対するイネの感受性が高まっている。

4.防除上注意すべき事項
@現在、葉いもちの発生がみられる圃場では、直ちに散布剤による防除を実施し、上位葉での病斑の発生、増加を防ぐ。
A葉いもちの予防粒剤を使用した場合でも、圃場を良く観察し、葉いもちの発生がみられた場合には、散布剤による追加防除を実施する。
B穂いもちを対象に水面施用剤を使用する場合は、適期に施用する。その場合、圃場を湛水して散布し、散布後は4日ほど止水する。
C穂いもちを対象に散布剤を使用する場合は、穂ばらみ期末期と穂揃い期の2回の薬剤散布が必要であるが、止葉および次葉に病斑が多くみられる場合には、傾穂期の薬剤散布を追加する。
D防除の実施に当たっては、県病害虫防除基準を参照する。


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