水稲冷害研究チーム
1999年福島県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは福島県病害虫防除所にお願いいたします.
福島県発生予報第5号(イネ葉いもち防除特別号)
平成11年7月15日
福島県病害虫防除所
○ 葉いもちの発生状況は県北・県南・会津では平年並み、浜通ではやや多い。予想発生量は県北・県南・会津では平年並み、浜通ではやや多い。
1. 予報の根拠
・ 7月1〜2半旬の巡回調査によると、葉いもちの発生は県内全域で確認されている。
・ 全般発生開始期は、おおむね平年並みの時期に認められた。県北、県南、会津では、全般発生開始期の確認地点率は平年並みであった。浜通では達した地点が多く、ズリコミ症状を呈する圃場も認められ、発生がやや多い。
・ アメダス資料による感染好適条件の推定によると、6月6半旬から7月2半旬にかけて感染好適条件および準感染好適条件が出現している。
・ 葉いもち発生予測モデルによると、各地とも7月3半旬以降に葉いもちが増加すると予想される。
・ 航空防除はほぼ計画通り実施されている。
2. 防除上注意すべき事項
・ 7月15日現在防除適期なので、葉いもちの発生がみられる圃場では早急に散布剤による防除を実施する。また、その後の発生状況に応じて7〜10日おきに薬剤散布を行う。
・ 各地とも7月3半旬以降発生が目立ってくると考えられる。今後、降雨の多いなどの天候が続けば、さらに増加することが予想される。
・ 上位葉に病斑が発生すると、穂いもちの伝染源になるので、葉いもちの防除を徹底する。
・ 早期発見・早期防除に努め、予防粒剤・航空防除を実施した圃場でも、発生が認められたら追加防除を行う。降雨が続く場合には雨の切れ間をねらって薬剤散布を行う。
・ 過剰な窒素追肥はいもち病の発生を助長するので避ける。
・ 直播圃場でも発生が認められるので(原町高地区)、防除には万全を期する。
・ 穂いもちを対象に水面施用剤を使用する場合は、出穂10〜20日前までに湛水状態で散布し、4日間程度止水する。
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