水稲冷害研究チーム
1999年宮城県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは宮城県病害虫防除所企画指導課(TEL.022-275-8960, FAX.022-276-0429)にお願いいたします.
予報第1号
平成11年4月15日
宮城県病害虫防除所
1. イネヒメハモグリバエ:発生時期は平年並み、発生量は平年並み
1) 予報の根拠
・ 向こう1か月の気温は平年並みの予報。
・ 定点調査における黄色粘着板による成虫の発生量は平年並みである。
2) 防除上注意すべき事項
・ 沿岸地帯では、年により局所的に多発することもあるので、発生の状況を把握する。
・ 極端な深水管理や早植えは産卵を助長するので避ける。
2. イネハモグリバエ:発生量はやや多い。
1) 予報の根拠
・ 前年の発生量は県全体でやや多かった。
・ 近年、発生地域の拡大がみられる。
2) 防除上注意すべき事項
・ 特に防除を要するところはないが、前年発生の目だったところでは発生の状況を把握する。
3. イネミズゾウムシ:発生量は平年並み。
1) 予報の根拠
・ 前年の発生量は平年並みであったことから、越冬後成虫密度は平年並みと推測される。
2) 防除上注意すべき事項
・ 前年、発生の目だったところや常発地で周辺に林、土手、やぶの多い水田では、予防措置として粒剤の箱施用を行う。
4. イネドロオイムシ:発生量はやや多い。
1) 予報の根拠
・ 前年の発生量はやや多かったことから、越冬後成虫密度はやや多いと推測される。
2) 防除上注意すべき事項
・ 常発地や前年発生が多かったところでは、本年も多発が予想されるので、予防措置として粒剤の箱施用を行う。
・ サンサイド剤、オンコル剤などカーバメート系薬剤に対する抵抗性の発達している個体群が確認されているので、効果の低下がみられるときには他の系統薬剤を使用する。
reigai@tnaes.affrc.go.jp