水稲冷害研究チーム
1999年宮城県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは宮城県病害虫防除所企画指導課(TEL.022-275-8960, FAX.022-276-0429)にお願いいたします.
発生予報 第2号
平成11年5月27日
宮城県病害虫防除所
1. イネミズゾウムシ:発生時期はやや早い、発生量は平年並み
1) 予報の根拠
・ 定点調査圃場によると成虫の本田侵入盛期は5月第5半旬で、平年よりやや早い
・ 向こう1か月の平均気温は平年並みか高い予報。
・ 巡回調査の結果、成虫数は平年並みであった。
2) 防除上注意すべき事項
・ 防除の目安は、成虫本田侵入盛期の5月第5半旬に、畦畔際から水田中心に向かって観察し成虫密度が100株当たり130頭とする。
・ 同一地域内でも地形によって発生量が著しく異なることがあるので(越冬場所に近い所や畦畔よりに多い)、成虫数や食害程度を良く観察する。
・ 上記の要防除密度に達している水田では、合成ピレスロイド系薬剤を5月第5半旬、幼虫を対象とした薬剤を5月第6半旬に施用する。なお、合成ピレスロイド系薬剤は、桑園の近く(100m以内)では使用しない。
2. イネドロオイムシ:発生時期はやや早い(6月第1半旬)、発生量はやや多い
1) 予報の根拠
・ 最高気温25度程度の日が数日あり、越冬後成虫の本田侵入が始まっている。
・ 向こう1か月の平均気温は平年並みか高い予報。
・ 前年の発生量はやや多かった。
2) 防除上注意すべき事項
・ 防除の目安は、成虫発生盛期の密度が100株当たり25頭もしくは産卵盛期の卵塊密度が100株当たり80個とする。
・ 上記の要防除密度に達している水田では、粒剤を6月第1半旬、粉剤を6月第2半旬の幼虫ふ化盛期に施用する。なお、合成ピレスロイド系薬剤は、桑園の近く(100m以内)では使用しない。
・ サンサイド剤、オンコル剤などカーバメート系薬剤に対する抵抗性の発達している個体群が確認されているので、効果の低下がみられるときには他の系統薬剤を使用する。
3. ニカメイチュウ(第1世代):発生量は平年並み
1) 予報の根拠
・ 近年、少発傾向が見られ、前年の発生は少なかった。
2) 防除上注意すべき事項
・ 発生は平年並みに少なく、防除を要するところはない。
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