水稲冷害研究チーム

1999年宮城県「発生予察情報」


 なお,詳しい内容に関する問い合わせは宮城県病害虫防除所企画指導課(TEL.022-275-8960, FAX.022-276-0429)にお願いいたします.

発生予報第3号

平成11年6月10日

宮城県病害虫防除所

1. 葉いもち:発生時期と発生量は平年並み。
1) 予報の根拠
・ 巡回調査の結果、残り苗放置率は平年より高かったが、残り苗の発病筆率は平年より低かった。
・ 向こう1か月の平均気温は高く、降水量は多い予報。
・ アメダス資料による感染好適日の推定では、感染に好適な条件の出現日数は少ない(6月8日現在)。
2) 防除上注意すべき事項
・ 放置残り苗は本田発病の伝染源になるので早急に処分する。
・ 粒剤による防除を計画しているところでは適期に行う。(詳しくは防除情報参照)

2. イネドロオイムシ:発生時期は早く、発生量は平年並み。
1) 予報の根拠
・ 定点調査圃場における産卵盛期は5月第6半旬で、平年より早かった。
・ 巡回調査の結果、産卵密度は平年並みであった。
・ 低温期間が長いほど、幼虫の加害期間が長くなるとされるが、向こう1か月の平均気温は高い予報。
2) 防除上注意すべき事項
・ 被害許容水準(老齢幼虫密度が株当たり3頭)を超えている場合は、直ちに粉剤を散布する。
・ サンサイド剤、オンコル剤などカーバメート系薬剤に対する抵抗性の発達している個体群が確認されているので、効果の低下がみられる時には他の系統の薬剤を使用する。
・ 幼虫の加害期間は長引かない見込みである。

3. イネハモグリバエ:発生時期はやや早く、発生量はやや多い。
1) 予報の根拠
・ 4〜5月の気温は高めに経過した。
・ 向こう1か月の平均気温は高い予報。
・ 巡回調査の結果、数地点で発生が確認され、発生地域は拡大している。
2) 防除上注意すべき事項
・ 近年、発生地域は拡大傾向がみられるので、第1世代の発生が目だった地域では、被害初期の6月中旬に薬剤を散布する。


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