水稲冷害研究チーム

1999年山形県「発生予察情報」


 なお,詳しい内容に関する問い合わせは山形県病害虫防除所(TEL.0236-44-4241)にお願いいたします.

発生予報第5号

平成11年6月30日

山形県病害虫防除所

1. 葉いもち:発生量は平年並み
1) 予報の根拠
・初発生は、6月22日(平年:6月21日)で平年並であった。
・6月29日現在、本田で4ヶ所で発生を確認しており、ほぼ平年並の発生量である。
・ アメダス資料によると6月26〜28日にかけて感染好適日が出現している。
・ イネの生育は茎数が多く、葉色は濃い。
・ 7月の天候は、気温が高く、降水量は平年並の可能性が大きいと予報されている。
2) 防除上注意すべき事項
・本田の見回りを徹底し、早期発見に努め、発生をみたら直ちに薬剤を散布する。特に、野菜等に敷きわらを行っている場合、その周辺の水田では発生に注意する。
・ 最低気温が高く、降雨日が多く発病・蔓延に好適なため、ほ場をよく観察して、発病をみた場合には直ちに散布剤による防除を行う。特に庄内地域では広域発生が心配されるので注意する。
・ 薬剤耐性菌出現防止のため、同一成分の薬剤の連用は避ける。

2. 紋枯病:発生時期は平年並み、発生量はやや少ない
1) 予報の根拠
・6月29日現在、発生は確認していない(平年初発生:6月30日)。
・ 7月の天候は、気温が高く、降水量は平年並の可能性が大きいと予報されている
2) 防除上注意すべき事項
・薬剤散布量が少ないと効果が劣るので散布量を厳守し、株元によく付着するよう散布する。
・ 例年発生の多いほ場では防除を徹底する。

3. カメムシ類:発生量は平年並み
1) 予報の根拠
・アカヒゲホソミドリメクラガメ、オオトゲシラホシカメムシ、コバネヒョウタンナガカメムシの生息密度は平年並である。
2)防除上注意すべき事項
・生息密度低減のため、常日頃から農道、畦畔等の草刈りを励行する。
・出穂間近の草刈りは、カメムシ類の水田侵入を促し、斑点米の発生を多くするので、遅くとも出穂2週間前までに草刈りを終了する。

4. イナゴ:発生量は平年並み
1) 予報の根拠
・6月29日現在の幼虫は2、3令中心で発育はほぼ平年並である。
・幼虫による食害の目立つほ場も一部でみられるが、全般に発生量は平年並である。
2)防除上注意すべき事項
・防除は、第2表の防除要否基準を目安として、必要な場合のみ防除を行う。
・防除を行う場合は薬剤散布前に畦畔等の草刈りを行い、7月上〜中旬に畦畔部を含めて薬剤散布を行う。
・ 薬剤散布にあたっては、収穫前使用日数(オフナック乳剤60日前、オフナック粉剤45日前、カルホス粉剤14日前)に注意する。


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