水稲冷害研究チーム
2000年青森県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは津軽地域病害虫防除所(TEL.0172-52-6500)、南部地域病害虫防除所(TEL.0176-23-4290)にお願いいたします.
斑点米カメムシ類に関する注意報(注意報第8号)
平成12年8月18日
津軽・南部地域病害虫防除所
病害虫名 斑点米カメムシ類
主にアカヒゲホソミドリカスミカメ
(旧称アカヒゲホソミドリメクラガメ)
作物名 水稲
1 発生地域 県 内 全 域
2 発生時期 −
3 発生量 多 い
4 注意報発令の根拠
(1)普及センターによる穂揃期散布後の水田内すくい取り調査では、アカヒゲホソミドリカスミカメがほとんどの地点で出穂期調査よりも減少したが、約3割の地点で依然としてすくい取られ(第1表)、そのうち11地点ではすくい取り虫数が増加していた。
(2)アカヒゲホソミドリカスミカメの予察灯による成虫の誘殺数は前年より少なめだが平年より多い(第2表)。
(3)農業試験場の作況田における籾の大きさが平年より小さいので、割れ籾が多くなる可能性があり、前年と同様に登熟中期〜後期の加害が多くなると予想される。
(4)8月12日から9月11日までの1か月予報では気温が高い見込みで、斑点米カメムシ類の活動に好適である。
5 防除対策
(1)発生が多い年の斑点米カメムシ類の防除は、穂揃期とその7〜10日後の2回の薬剤散布が必須である。また、斑点米カメムシ類の加害はこれから本格的になるので、穂揃期散布後7〜10日目の防除を行っていないところでは直ちに2回目の防除を行う。
(2)前年に斑点米の発生が特に多かったほ場や、周辺にイタリアンライグラスやヒエなど発生源になるイネ科植物が多いほ場では2回目散布の7〜10日後に3回目の防除を行う。
(3)薬剤散布は水田のみならず、畦畔にも行う。
(4)これからの草刈りは、斑点米カメムシ類を水田に追い立てることになるので行わない。
reigai@tnaes.affrc.go.jp