水稲冷害研究チーム

2000年宮城県「発生予察情報」


 なお,詳しい内容に関する問い合わせは宮城県病害虫防除所企画指導課(TEL.022-275-8960, FAX.022-276-0429)にお願いいたします.

宮城県発生予報第2号

平成12年5月26日

宮城県病害虫防除所

1.イネミズゾウムシ:発生時期はやや遅い、発生量はやや少ない
1)予報の根拠
@5月第5半旬現在、有効積算気温は平年より少なく経過している。
A向こう1か月の平均気温は平年並みか高い予報。
B巡回調査の結果、成虫の発生地点率はやや低かった。
C前年の発生量は平年よりやや少なかったことから、越冬後成虫密度はやや低いと推測される。
2)防除上注意すべき事項
@今年の成虫本田侵入盛期は平年よりやや遅いの6月第1半旬で、この時期に畦畔際2m程度の成虫密度が100株当たり130頭を防除の目安とする。
A同一地域内でも地形によって発生量が著しく異なることがあるので(越冬場所に近いところや畦畔寄りに多い)、成虫数や食害程度をよく観察する。
B上記の要防除密度に達している水田では、合成ピレスロイド系薬剤を6月第1半旬、幼虫を対象とした薬剤を6月第2半旬に施用する。なお、合成ピレスロイド系薬剤は桑園の近く(100m以内)では使用しない。

2.イネドロオイムシ:発生時期は平年並み(6月第2半旬)、発生量は平年並み
1)予報の根拠
@5月第5半旬現在、最高気温が25度程度の日が数日みられ、越冬後成虫の侵入が始まっている。
A向こう1か月の平均気温は平年並みか高い予報。
B巡回調査の結果、成虫の発生地点率は平年並みであった。
C前年の発生量は平年並みであったことから、越冬後成虫密度は平年並みと推測される。
2)防除上注意すべき事項
@防除の目安は成虫発生盛期の密度が100株当たり25頭もしくは産卵盛期の卵塊密度が100株当たり80個とする。
A上記の要防除密度に達している水田では、合成ピレスロイド系薬剤を6月第1半旬、粒剤を6月第2半旬、粉剤を6月第3半旬の幼虫ふ化盛期に施用する。なお、合成ピレスロイド系薬剤は桑園の近く(100m以内)では使用しない。
Bサンサイド剤、オンコル剤などカーバメート系薬剤に対する抵抗性の発達した個体群が確認されているので、効果の低下がみられたときには他の系統薬剤を使用する。

3.ニカメイチュウ(第1世代):発生量は平年並みに少ない
1)予報の根拠
@近年、少発傾向がみられ、前年の発生は少なかった。
2)防除上注意すべき事項
@発生は平年並みに少なく、防除を要するところはない。


GotoHome Prev Next Return Opinion
reigai@tnaes.affrc.go.jp