水稲冷害研究チーム
2000年宮城県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは宮城県病害虫防除所企画指導課(TEL.022-275-8960, FAX.022-276-0429)にお願いいたします.
発生予報第3号
平成12年6月14日
宮城県病害虫防除所
1.いもち病:発生時期は平年並み(7月第1半旬)、発生量は平年並み
1)予報の根拠
@巡回調査の結果、残り苗の放置率は平年並みであったが、発病筆数は平年より高かった。
A向こう1か月の平均気温は高く、降水量は平年並みの予報。
Bアメダス資料による感染好適日の推定では、6月9日から12日にかけて準感染好適条件または感染可能条件がやや広域的に出現している。(6月13日現在)
2)防除上注意すべき事項
@放置残り苗は本田発病の伝染源となるので、確実に処分する。
A粒剤による防除を計画しているところでは、適期に行う。
2.イネドロオイムシ:発生時期は平年並み(6月第4半旬)、発生量はやや少ない
1)予報の根拠
@定点における産卵盛期は6月第1半旬で、平年並みであった。
A巡回調査の結果、卵塊密度は平年よりやや少なく、発生地点率も平年よりやや低かった。
B低温期間が長いほど、幼虫の加害期間は長くなるとされるが、向こう1か月の平均気温は高い予報。
2)防除上注意すべき事項
@防除の目安として、老齢幼虫が株当たり3頭の発生が見込まれる圃場では、直ちに粒剤等を散布する。
A粒剤の箱施用やイネミズゾウムシとの同時防除として粒剤の水面施用を実施した場合でも、発生期間が長引いた場合は追加散布が必要になることがあるので、今後の発生をよく観察する。
Bサンサイド剤、オンコル剤などカーバメート系薬剤に対する抵抗性の発達した個体群が確認されているので、効果の低下がみられたときには他の系統薬剤を使用する。
3.イネハモグリバエ(第2世代):発生量はやや多い
1)予報の根拠
@巡回調査の結果、発生地点率は平年並みよりやや高く、近年、発生地域に拡大傾向がみられている。
2)防除上注意すべき事項
@第1世代の発生が目だった地域では、被害初期の6月中旬に薬剤を散布する。
4.イネカラバエ:発生量は平年並みに少ない
1)予報の根拠
@前年の発生量は全般に少なかった。
2)防除上注意すべき事項
@本種にやや弱い品種(美山錦等)を作付けしている地域で、前年発生が目だったところでは、産卵盛期の6月下旬に薬剤を散布する。
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