水稲冷害研究チーム
2004年編集長日誌
この日誌は早期警戒システムの舞台裏を記録するものです。
8月
−−−−−−−−− 上旬 −−−−−−−−−
○8月1日(日)
【天気概況】
・高気圧に覆われ、晴れて暑くなる。
・最高気温は三戸で36℃となる。軽米で平年より7.6℃高い34.2℃など27か所で平年を5℃以上上回る。
【モニターネットワーク】
・宮城県石巻市のモニターより出穂状況が届く。
「毎日暑い日が続いています。いつもは低温で悩まされる石巻地方は何とか高温状態を免れています。昨夜はとても涼しさを感じ、秋の虫の声に驚きを感じながらぐっすりと休めました。地の利に感謝しています。我が家の水稲は、下ッ葉も青々と緑色を呈しており、根の健全な様子が感じられます。今夏の高温状態を予想して、節水管理をし稲に水ストレスをかけてきた効果が出たようです。各水稲とも、穂孕みから出穂期に達してきました。今後は、カメムシの対策が必要ですが、額縁処理で対応しようと思います。」
・山形県最上町のモニターより出穂状況が届く。
「こんばんは。こちらの、生育状況をお知らせします。ヒメノモチは7/31に、あきたこまちは8/1に出穂期(50%出穂)を迎えました。ササニシキは8/1現在、約2%の出穂です。今年は、いつもササニシキより3日ほど早いスノーパールと出羽燦々が、1〜2日遅れています。ササの生育量が予定より多かったので、穂肥の量と時期を遅らせた為と思うのですが、刈り取り順序の変更が必要かもしれません。全般的に生育が大幅に進んだので、穂肥の適期が幾分遅れた感が有り、1穂籾数が通年よりやや少ないようです。今年は台風の発生が多くこれからも心配なので、この判断が吉と出るかは出来秋にならないと判りませんが・・・?連日の好天で、水量が日々少なくなっています。気温の補正は水でしか出来ませんので、高品質米の生産に向けてこの点が今一番心配です。」
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(31日):エルニーニョ監視海域の海面水温は西経140度付近に1.5℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(1日):海面水温が23℃以下の親潮は北緯40度付近まで南下。
【研究活動】
【その他】
○8月2日(月)
【天気概況】
・高気圧に覆われ、晴れとなる。日本海側はフェーンのため暑くなる。
・最高気温は三戸で平年より6.8℃高い35.3℃となる。宮古で平年より6.8℃高い32.8℃など14か所で平年を5℃以上上回る。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(1日):エルニーニョ監視海域の海面水温は西経140度付近に1.5℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(2日):海面水温が23℃以下の親潮は北緯40度付近まで南下。
・仙台管区気象台から「高温に関する東北地方気象情報 第2号」が発表される。「 東北地方は、この先一週間も気温のかなり高い状態が続く見込み」とのこと。
・「高温に関する青森県情報 第2号」「高温に関する岩手県情報 第2号」「高温に関する秋田県情報 第2号」「高温に関する宮城県情報 第1号」「高温に関する山形県情報 第2号」「高温に関する福島県情報 第1号」が発表される。
・青森県から稲作生産情報第7号が発表される。
【研究活動】
【その他】
○8月3日(火)
【天気概況】
・やや雲が多い晴れの1日となる。風は強い。
・最高気温は米沢で平年より5.3℃高い35℃となる。久慈で平年より7.5℃高い32.7℃など8か所で平年を5℃以上上回る。
【モニターネットワーク】
・宮城県小牛田町のモニターよりメールが届く。
「連日の晴天で順調に、圃場も穂揃期を迎えています。高温続きで湛水状態を確保していますが、近隣では用水不足で、稲にも大豆にも一雨欲しいです。昨年より草丈が+10cmありますが今日追肥をしました。2〜3日中にカメムシ防除を予定しています。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(3日): エルニーニョ監視海域の海面水温は負偏差と正偏差。フィリピン沖は正偏差。日本海はかなりの正偏差、日本の東はかなりの正偏差。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(2日):エルニーニョ監視海域の海面水温は西経140度付近に1.5℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(3日):海面水温が23℃以下の親潮は北緯38度付近まで南下。
・岩手県から農作物技術情報(号外)高温対策が発表される。
・宮城県より稲作情報第5号が発表される。
【研究活動】
・生育診断圃の「かけはし」が乳熟期となる。
【その他】
○8月4日(水)
【天気概況】
・やや雲が多い晴れの1日となる。
・最高気温は米沢、村山で34.1℃となる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(3日):エルニーニョ監視海域の海面水温は西経140度付近に1.5℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(4日):海面水温が23℃以下の親潮は北緯40度付近まで南下。
・山形県病害虫防除所より病害虫発生注意報第4号(カメムシ類)が発表される。
【研究活動】
・宮城県中田町、石巻市、松山町、小牛田町、岩出山町の出穂状況の調査を行う。おおむね出穂直前から出穂揃いであった。
・生育診断圃の「ササニシキ」が出穂期となる。
【その他】
○8月5日(木)
【天気概況】
・やや雲が多い晴れの1日となる。秋田では熱低の影響で夜中に雨となる。
・最高気温は酒田で35.1℃となる。十和田で平年より6.1℃高い32.6℃となるなど14か所で平年より5℃以上高い。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(3日):エルニーニョ監視海域の海面水温は西経140度付近に1.5℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(4日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
・岩手県病害虫防除所より病害虫発生警報第1号(カメムシ類)が発表される。
【研究活動】
・生育診断圃の「めんこいな」「まなむすめ」「ひとめぼれ」が出穂期となる。
【その他】
○8月6日(金)
【天気概況】
・北部では朝を中心に雨となる。南部は曇りまたは晴れとなる。
・最高気温は浪江で平年より8.2℃高い35.8℃となるなど9か所で平年より5℃以上高い。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(5日):エルニーニョ監視海域の海面水温は西経140度付近に1.5℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(6日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
・仙台管区気象台から「高温と少雨に関する東北地方気象情報 第3号」が発表される。「東北地方は、この先1週間も気温が高く、少雨の状態が続く見込み」とのこと。
・「高温と少雨に関する青森県気象情報 第3号」「高温と少雨に関する岩手県気象情報 第3号」「高温と少雨に関する秋田県気象情報 第3号」「高温と少雨に関する宮城県気象情報 第2号」「高温と少雨に関する山形県気象情報 第3号」「高温と少雨に関する福島県気象情報 第2号」が発表される。
・仙台管区気象台発表の1か月予報によると、1週目は高い、2週目は平年並の見込み。特に注意を要する事項として、東北地方は、この先1週間も気温が高く、少雨の状態が続く見込みが発表される。
・警報、注意報が多くなり、見通しが悪くなったため、東北6県発生予察情報を模様替えする。
【研究活動】
・生育診断圃の「はえぬき」が出穂期となる。
・生育診断圃の「ゆめあかり」が乳熟期となる。
・生育診断圃の生育調査を行う。コシヒカリも止葉葉耳間長が+になりつつある。
【その他】
○8月7日(土) 立秋 早期警戒情報第16号
【天気概況】
・高気圧に覆われ、晴れまたは曇りとなる。福島では夕立となる。
・最高気温は福島で33.6℃となる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(7日): エルニーニョ監視海域の海面水温は負偏差と正偏差。フィリピン沖は正偏差。日本海は正偏差、日本の東は正偏差。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(6日):エルニーニョ監視海域の海面水温は西経140度付近に1.5℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(7日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
【研究活動】
・生育診断圃の「むつほまれ」「いわてっこ」が乳熟期となる。
・早期警戒情報第16号を作成する。
【その他】
○8月8日(日)
【天気概況】
・高気圧に覆われ、晴れまたは曇りとなる。岩手では一部地域で雨となる。
・最高気温は三戸で平年より5.4℃高い34℃となる。飯舘で平年より6.6℃高い33℃となるなど8か所で平年より5℃以上高い。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(7日):エルニーニョ監視海域の海面水温は西経140度付近に1.5℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(8日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
【研究活動】
【その他】
○8月9日(月)
【天気概況】
・高気圧に覆われ、晴れまたは曇りとなる。一部地域でにわか雨がある。
・最高気温は築舘で平年より6.8℃高い34.9℃となる。三沢で平年より7.7℃高い33.7℃となるなど16か所で平年より5℃以上高い。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(8日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度から西経120度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(9日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
【研究活動】
・生育診断圃の「つがるロマン」が乳熟期となる。
・生育診断圃の「かけはし」が糊熟期となる。
【その他】
○8月10日(火)
【天気概況】
・晴れまたは曇りとなる。一部地域でにわか雨がある。
・最高気温は三戸で33.5℃となる。三沢で平年より6.2℃高い32.2℃となるなど5か所で平年より5℃以上高い。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(10日): エルニーニョ監視海域の海面水温は負偏差と正偏差。フィリピン沖は正偏差。日本海は正偏差、日本の東はかなりの正偏差。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(9日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度から西経120度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(10日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
【研究活動】
【その他】
−−−−−−−−− 中旬 −−−−−−−−−
○8月11日(水)
【天気概況】
・高気圧に覆われ、晴れとなる。
【モニターネットワーク】
・一般の方からご質問に回答する。
Q「「稲作の安全作期の利用に当たって」で、石巻の図2と図3のグラフの値が、他の地点とかなりレベルの違う数値で表示されているようですが、その理由は何なんでしょうか。以前別な資料では、基準日からの積算気温で同じような説明をしているのを目にしたこともあるのですが、積算気温と積算日照時間のどちらがより正確な生育指標なのでしょうか。」
A「 石巻でグラフの目盛りが大きい理由の1つは、石巻は気象官署であり、日照時間を計測する装置がアメダス地点とは異なることが影響していると考えられます。 積算気温は刈り取り適期の指標で、県など品種ごとに値を示しています。積算気温がこの指標の範囲より小さいときに刈り取ると未熟なお米が、大きいときに刈ると。一方、積算日照時間、気候登熟量指数は登熟への影響を示す指標です。どちらも大きいほど、良い影響を及ぼします。ですから、積算気温と積算日照時間は違う意味のものです。」
・宮城県石巻市のモニターより生育調査結果が届く。
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(10日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度から西経120度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(11日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
【研究活動】
【その他】
○8月12日(木)
【天気概況】
・高気圧に覆われ、晴れとなる。一部地域でにわか雨となる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(11日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度から西経110度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(12日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
・岩手県から農作物技術情報 第10号が発表される。
【研究活動】
・生育診断圃の「あきたこまち」が乳熟期となる。
・生育診断圃の「ゆめあかり」が糊熟期となる。
【その他】
○8月13日(金)
【天気概況】
・前線の影響で北部はくもりまたは雨となる。南部は晴れ。
・最高気温は福島で34.8℃となる。亘理で平年より6.5℃高い33.7℃となるなど5カ所で平年より5℃以上高い。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(12日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度から西経120度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(13日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
・仙台管区気象台発表の1か月予報によると、1週目は、2週目とも平年並の見込み。特に注意を要する事項として、「厳しい暑さは、東北北部ではすでに解消しており、東北南部も今日(13日)まででしょう。明日(14日)以降の気温は平年並の見込み」とのこと。
・岩手県より農作物技術情報第10号が発表される。「出穂盛期は平年より5日早い8月4日。カメムシ類の防除を。落水は出穂後30〜35日を目安に。」
【研究活動】
・生育診断圃の「むつほまれ」が糊熟期となる。
【その他】
○8月14日(土) 早期警戒情報第17号
【天気概況】
・前線の影響で北部は朝は雨となるが、その後は晴れる。南部は曇りまたは晴れ、夜には雨となる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(14日): エルニーニョ監視海域の海面水温は負偏差と正偏差。フィリピン沖は負偏差と正偏差。日本海は正偏差、日本の東はかなりの正偏差。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(13日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経180度から西経130度付近に1℃、西経100度付近に−0.5℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(14日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
【研究活動】
・生育診断圃の「つがるロマン」「いわてっこ」が糊熟期となる。
【その他】
○8月15日(日)
【天気概況】
・前線の影響でくもりや雨となる。
・最高気温は石川で平年より8.3℃低い20.6℃となるなど、13カ所で平年より5℃以上低い。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(14日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経180度から西経130度付近に1℃、西経100度付近に−0.5℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(15日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
【研究活動】
【その他】
○8月16日(月)
【天気概況】
・晴れまたはくもりとなる。上空に寒気の影響で涼しい1日となる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(15日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経180度から西経130度付近に1℃、西経100度付近に−0.5℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(16日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
【研究活動】
【その他】
○8月17日(火)
【天気概況】
・前線の影響で雨またはくもりの涼しい1日となる。
・最高気温は遠野で17.4℃となるなど25か所で20℃以下、横手で平年より11.1℃低い18.7℃となるなど55か所で平年より5℃低くなる。
【モニターネットワーク】
・宮城県石巻市のモニターよりメールが届く。
「ずいぶん涼しい朝を迎えました。水稲各品種は順調に傾穂しています。今後の秋雨前線・台風が気になります。お盆も過ぎたので、そろそろ刈り取りの準備と納屋片付けに入ります。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(17日): エルニーニョ監視海域の海面水温は負偏差と正偏差。フィリピン沖は負偏差。日本海は正偏差、日本の東は正偏差。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(16日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経180度から西経130度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(17日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
【研究活動】
・生育診断圃の「めんこいな」が乳熟期となる。
【その他】
○8月18日(水)
【天気概況】
・前線の影響で雨またはくもりの涼しい1日となる。
・最高気温は六ケ所で19.5℃、八戸で19.6℃となる。弘前で平年より8.1℃低い20.4℃となるなど32か所で平年より5℃低くなる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(17日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経180度から西経140度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(18日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
・岩手県から農作物技術情報(号外)台風対策が発表される。
【研究活動】
・生育診断圃の「コシヒカリ」が出穂期となる。
・生育診断圃の「ひとめぼれ」「ササニシキ」「はえぬき」が乳熟期となる。
・生育診断圃の「あきたこまち」が糊熟期となる。
【その他】
○8月19日(木) 作物学会東北支部会
【天気概況】
・前線の影響で北部は雨またはくもりの1日となる。南部では晴れ間も出る。
・最高気温は若松で35℃、宮古で22.6℃となる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(18日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経180度から西経140度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(19日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
・秋田県病害虫防除所から病害虫防除対策情報第4号が発表される。
【研究活動】
・作物学会東北支部会に出席し、昨年の冷害に関する報告を中心に聞く。
【その他】
○8月20日(金) 台風15号
【天気概況】
・台風15号の影響で北部を中心に風が強く雨となる。その後晴れ間も出る。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(19日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経180度から西経140度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(20日):海面水温が25℃以下の親潮は北緯36度付近まで南下。
【研究活動】
・生育診断圃の「コシヒカリ」の生育調査を行う。
・生育診断圃の「かけはし」が黄熟期となる。
【その他】
−−−−−−−−− 下旬 −−−−−−−−−
○8月21日(土) 早期警戒情報 第18号
【天気概況】
・高気圧に覆われ、晴れの1日となる。
・最低気温は岩手松尾で11℃となるなど、33か所で平年より5℃以上低くなる。
【モニターネットワーク】
・宮城県石巻市のモニターよりメールが届く。
「直播き ひとめぼれ 8月20日出穂 草丈 95p
ようやく穂が出ました。出穂がまばらで草丈も例年と比べて長いようです。他
の移植栽培でも全般に長いようで 早くも倒伏しているほ場もみられます。亀の尾もかなり傾いており9月12日頃から刈り取りしようかと考えています。8月8日にカリフラワーの定植後毎日水かけに苦労していましたが先日待ちに待った雨が降りほっとしました。しかし春から降水量がかなり少なく秋に台風と長雨が続くのかと心配です。」
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(21日): エルニーニョ監視海域の海面水温は負偏差と正偏差。フィリピン沖は負偏差。日本海は正偏差と負偏差、日本の東は正偏差と負偏差。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(20日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度付近に1℃、西経100度付近にー1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(21日):海面水温が20℃以下の親潮は北緯40度付近まで南下。
・8月中旬の気象表をまとめる。平均気温は低い。降水量は日本海側でかなり多い。日照時間は北部で少ない。
【研究活動】
・早期警戒情報第18号を作成する。
【その他】
○8月22日(日)
【天気概況】
・高気圧に覆われ、晴れの1日となる。
・最低気温は雫石で平年より8.3℃低い10℃となるなど、35か所で平年より5℃以上低くなる。
【モニターネットワーク】
・山形県鶴岡市のモニターよりメールが届く。
「20日の台風ですが、日本海側を通るコースだたためかなりの被害がありました。酒田の最大瞬間風速が、39.9mということで大分前に同じく日本海を北上した台風19号のときの50mには及びませんが、かなりの強風でした。夜中になってから乾燥した強風が吹いたようで、やっと出穂したコシヒカリや直播に白穂がかなり見受けられます。穂の先端部分や止葉の枯れあがりは、どの品種にも共通し、昨日は田圃全体が白っぽく見えましたが、今日になるとその被害部分が、茶色く枯れてきていっきに刈場を迎えた穂場のような色合いです。しかし穂はまだ上を向いたままものも多く、今後の登熟や品質への影響が懸念されます。昨年は冷害で、今年は台風害でと共済だけが大忙しになりそうです。何とか被害を免れた穂だけでも実って欲しいものです。家でも作業所のシャッターが壊れたり、屋根のトタンがはがれたり庭木が根元から折れたり、家の近所の電線が切れたり大騒ぎでした。幸いけが人が出なかったのが何よりでした。これから本格的な台風シーズンを迎えるわけですが、これ以上来ない事を祈るばかりです。」
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(21日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度付近に1℃、西経100度付近にー1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(22日):海面水温が20℃以下の親潮は北緯40度付近まで南下。
【研究活動】
【その他】
○8月23日(月) 処暑
【天気概況】
・北部は晴れるが、南部から前線の影響で雨または曇りとなる。
・平均気温は喜多方で平年より10℃低い19.7℃となるなど、33か所で平年より5℃以上低くなる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(22日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度付近に1℃、西経100度付近にー1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(23日):海面水温が20℃以下の親潮は北緯40度付近まで南下。
【研究活動】
【その他】
○8月24日(火)
【天気概況】
・前線の影響で朝方は雨または曇りとなる。その後、北部は曇り、南部は晴れまたは曇りとなる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(24日): エルニーニョ監視海域の海面水温は負偏差と正偏差。フィリピン沖は負偏差。日本海は正偏差と負偏差、日本の東は負偏差。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(23日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度付近に1℃、西経100度付近にー1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(24日):海面水温が20℃以下の親潮は北緯39度付近まで南下。
【研究活動】
【その他】
○8月25日(水)
【天気概況】
・高気圧に覆われ晴れの1日となる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(24日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度付近に1℃、西経100度付近にー0.5℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(25日):海面水温が20℃以下の親潮は北緯39度付近まで南下。
【研究活動】
・生育診断圃の「ゆめあかり」が黄熟期となる。
・生育診断圃の「ササニシキ」「めんこいな」が糊熟期となる。
【その他】
○8月26日(木) JAあきた北 来所
【天気概況】
・高気圧に覆われ晴れの1日となる。
・最低気温は向町(最上町)で平年より7.2℃低い11.3℃となるなど、16か所で平年より5℃以上低い。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(25日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(26日):海面水温が20℃以下の親潮は北緯39度付近まで南下。
【研究活動】
・JAあきた北大館稲作集団が研修に訪れる。早期警戒システム、今年の現況と昨年の冷害発生状況について説明する。
【その他】
○8月27日(金) 山形県鶴岡市モニター訪問
【天気概況】
・おおむね高気圧に覆われ晴れの1日となるが、前線に近い南部の一部で曇りまたはあめとなる。
・最低気温は小田野沢で平年より7.4℃低い10.2℃となるなど、9か所で平年より5℃以上低い。
・最高気温は福島で平年より8.2℃低い20.9℃となるなど、9か所で平年より5℃以上低い。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(26日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(27日):海面水温が20℃以下の親潮は北緯39度付近まで南下。
・仙台管区気象台発表の1か月予報によると、1週目は平年並み、2週目は平年並みか低い見込み。
【研究活動】
・山形県鶴岡市のモニターを訪問し、台風15号の被害状況を伺う。その後鶴岡市、三川町、立川町の水稲生育状況を調査する。
【その他】
○8月28日(土) 一般公開
【天気概況】
・北部は高気圧に覆われ晴れの1日となるが、前線に近い南部で曇りまたは雨となる。
・最高気温は白石で平年より8.7℃低い18.4℃となるなど、19か所で平年より5℃以上低い。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・米国海洋大気庁の海面水温平年偏差図(28日): エルニーニョ監視海域の海面水温は負偏差と正偏差。フィリピン沖は負偏差。日本海は正偏差と負偏差、日本の東は負偏差。
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(27日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(28日):海面水温が20℃以下の親潮は北緯39度付近まで南下。
【研究活動】
・生育診断圃の「まなむすめ」「ひとめぼれ」「はえぬき」が糊熟期となる。
・一般公開が行われ、パネル説明や試食の補助を行う。
【その他】
○8月29日(日)
【天気概況】
・北部は晴れまたは曇り、前線に近い南部で曇りまたは雨となる。
・最高気温は川内で平年より7.8℃低い18.4℃となるなど、28か所で平年より5℃以上低い。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(28日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(29日):海面水温が20℃以下の親潮は北緯40度付近まで南下。
【研究活動】
【その他】
○8月30日(月)
【天気概況】
・日本海側は晴れ、太平洋側は曇りまたは雨となる。
・最高気温は本荘で平年より7.4℃高い34.5℃となるなど、14か所で平年より5℃以上高い。
【モニターネットワーク】
・宮城県松山町のモニターより電話がある。登熟が進んでいてこのままだと刈り取りが10日過ぎになりそうとの連絡を受ける。
・宮城県石巻市のモニターより電話がある。秋田県大潟村の台風被害について連絡がある。
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(29日):エルニーニョ監視海域の海面水温は東経170度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(30日):海面水温が20℃以下の親潮は北緯40度付近まで南下。
・岩手県から「農作物技術情報(号外)台風対策」が発表される。
【研究活動】
・生育診断圃の「つがるロマン」が黄熟期となる。
【その他】
○8月31日(火) 台風16号
【天気概況】
・日本海沿岸を台風16号が進み、雨風ともに強い1日となる。
【モニターネットワーク】
【早期警戒活動】
・太平洋海洋環境研究所TAOアレイ(30日):エルニーニョ監視海域の海面水温は西経180度から140度付近に1℃のスポットがある。
・岩手県水産技術センター北日本表面水温(31日):海面水温が20℃以下の親潮は北緯40度付近まで南下。
【研究活動】
【その他】
kanda@affrc.go.jp