NARO 農研機構 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

水稲冷害研究チーム

連携研究第1チーム紹介


神田英司

 当チームは総合研究部総合研究第4チーム解散後、水稲冷害早期警戒システムを運営しながら、「水稲冷害早期警戒システムの高度化」に関する研究に従事する目的で平成13年4月に発足しました。
 平成13年からは「データベース・モデル協調システムの開発」の中で、東北大学、岩手大学、東北6県とともに「変動気象下における作物生産シミュレーションモデルの開発」を担当し、平成16年からは平成15年冷害を受けて開始された先端技術を活用した農林水産高度化事業「やませ気象下の水稲生育・被害予測モデルと冷害回避技術の開発」で冷害研究を継続することになる。

変動気象下における作物生産シミュレーションモデルの開発
1.東北地方の農業立地評価のための地形データベースの構築(岩手大学・工学部・情報システム工学科・知能情報学講座)
2.衛星情報を用いたヤマセ気象監視技術の開発(東北大学・理学部付属大気海洋変動観測研究センター)
3.アメダス地域気象データ等を用いた水田水温・地温の予測評価システムの開発(農業環境技術研究所・地球環境部・気象研究グループ・気候資源ユニット)
4.水稲冷害早期警戒システムの高度化(東北農業研究センター・地域基盤研究部・連携研究第1チーム)
5.生産及び流通経済環境の変化に対応した農業経営設計システムの開発(岩手農研セ・企画情報部農業経営研究室、生産環境部土壌作物栄養研究室、県北農業研究所営農技術研究室)
6.稲作情報ネットワーク構築による営農技術情報支援システムの開発(宮城県農業・園芸総合研究所情報経営部、宮城県古川農業試験場水田利用部、土壌肥料部)
7.秋田県における水稲生産技術情報支援システムの開発(秋田県農業試験場・作物部栽培生理担当、企画管理部企画情報班)
8.山形県における水稲適期作業技術対応システムの開発(山形県立農業試験場・総合研究部(水田営農研究部))
9.福島県における作物生産支援シミュレーションモデルの総合化と情報提供技術の開発(福島農試・病理昆虫部、農芸化学部、種芸部、経営部)
10.青森県における生育情報利用による良質米生産支援システムの開発(青森県農業試験場・栽培部)

やませ気象下の水稲生育・被害予測モデルと冷害回避技術の開発
1.冷害監視モデルの高度化と深水管理
2.穂いもち発生予測・防除意志決定支援モデル等の高度化
3.直播による冷害危険期の回避技術
4.有機栽培の有効性の検証
5.冷害回避米の新用途開発

おわりに
 水稲冷害早期警戒システムは平成8年より水稲冷害を軽減するの役立つと思われる情報提供を継続しているが、今後、気象変動下での高品質安定生産のための情報提供を目指し、上の研究成果を取り込み、高度化に努める予定です。

 
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