水稲冷害研究チーム
名誉編集長 鳥越洋一の自己紹介
自己紹介
編集長の鳥越です。私はつくば市にある農業研究センターから平成5年4月に転勤してきました。転勤初年度、ご承知のように、東北は100年に一度のあるかないかの大冷害に見舞われました。丹精込めて育てた試験圃場の水稲は青立ちし、冷害の恐ろしさを身を持って体験しました。
平成6年2月、当時東北農試次長棟方 研さん(農業研究センターでの恩師)が早期警戒システム構想を打ち出し、その仕事に関与することになりました。同年に、東北農政局と共催で「東北地域水稲安定生産推進連絡協議会」を仙台管区気象台、東北6県の協力を得て設立し、その下に「早期警戒システムWG」が発足しました。
平成6、7年の2年間が経過しました。
平成6年は冷害の再来かと心配されましたが、梅雨明け後異常な高温となり、ササニシキ等の品質に大きな影響を受けました。日々の気象監視業務や圃場における穂内の登熟むら等から推定はできたのですが、説得力のある予測を提示できなかったことは今も忘れることができません。
また、平成7年度は6月下旬まで冷夏の予報であり、WGを緊急召集して警戒を強めました。しかし、その予想はまたしても覆され大平洋側では好天に恵まれました。一方、日本海側は断続的に低温と日照不足に見舞われ、ご承知のような不作となりました。この時も、日々の気象監視業務から登熟不良のことが心配されていました。この時も説得力のある予測を提示できませんでした。
このように、早期警戒というもののその難しさを痛感しながら、本日平成8年5月1日を迎えました。いよいよ今シーズンの早期警戒の業務が始まります。これから収穫が終わる10月中旬まで息の抜けない日々を送ることになります。
読者の皆様は既にご察知のように、本ホームページは私の早期警戒業務の日々を記録するものとなっています。間違った情報を流さないようには細心の配慮を致しますが、年が年ですので思いこみのところも多々あると思います。お気づきの点は即ご連絡下さい。
なお、写真は平成5年11月に撮影したものです。黒々とした頭髪と髭は今では白くなっています。いつかお会いできる日を楽しみにしています。