1999年仙台管区気象台発表予報

10月29日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.


○10月29日発表 1ヶ月予報(10月30日から11月29日)

向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各階級の確率(%)。

向こう1か月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各等級の確率(%)

注)気温・降水量・日照時間は低い・平年並み・高い(少ない・平年並み・多い)の3階級で予報されます。階級幅は、平年値(1961年から90年)における各階級の出現頻度が30%対40%対30%となるように決める。

<予想される天候の特徴(予報期間:10月30日〜11月29日)>
 東北地方は、低気圧や高気圧が交互に通り、天気は周期的に変化するでしょう。低気圧の通過後は一時冬型の気圧配置になりますが、長続きしないでしょう。
 この期間の平均気温は平年並か高い見込みです。
 平年の晴れ日数は東北日本海側で約12日、東北太平洋側で約19日です。


<概 要>
[気  温]:東北地方は「平年並」か「高い」の可能性が大きく、その確率はそれぞれ40%です。「低い」の確率は20%と小さい。
[降 水 量]:東北地方は「平年並」か「多い」の可能性が大きく、その確率はそれぞれ40%です。「少ない」の確率は20%と小さい。
[日照時間]:東北地方は「平年並」か「少ない」の可能性が大きく、その確率はそれぞれ40%です。「多い」の確率は20%と小さい。


○10月30日(土)から11月5日(金)
 31日頃は強い寒気の影響で天気が崩れ、日本海側北部で雪の降る所があるでしょう。また、期間の中頃にも気圧の谷の通過で天気の崩れる日がある見込みです。その他の日は高気圧に覆われ概ね晴れるでしょう。なお、詳細は週間天気予報を参照して下さい。
 平均気温は平年並の見込みです。
 平年の晴れ日数は東北日本海側で約4日、東北太平洋側で約5日です。


○11月6日(土)から11月12日(金)
 天気は周期的に変化するでしょう。
 平均気温は高い見込みです。
 平年の晴れ日数は東北日本海側で約3日、東北太平洋側で約4日です。


○11月13日(土)から11月26日(金)
 天気は周期的に変化するでしょう。低気圧の通過後は一時冬型の気圧配置になりますが、長続きしないでしょう。
 平均気温は平年並の見込みです。
 平年の晴れ日数は東北日本海側で約4日、東北太平洋側で約9日です。

<予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)>
・500hPa高度・偏差
 月平均でみると、日本付近は日本の東海上に中心をもつ正偏差に覆われる。一方、黄海付近は負偏差となる。流れはゾーナル注1で、西谷注2傾向を示す。このため、基本的に天気は周期変化するが、低気圧や前線の影響を受けやすい時期がある見込み。週別(図略)では、1週目は日本付近から大陸東岸にかけて負偏差域が広がり、寒気の影響を受け易いが、2週目以降は再び正偏差におおわれる。
注1)ゾーナル:偏西風の南北の蛇行が小さい状態。低気圧や高気圧が順調に東進し、天気は周期的に変化しやすい。
注2)西谷:上空で日本の西側が気圧の谷となり、南から暖かく湿った空気が入りやすい。

・地上気圧と降水量
 月平均でみると、まとまった降水域に対応して本州南岸から三陸沖へ進む低気圧が予想される。日本付近に特徴的な気圧配置は見られないので、基本的に天気は周期変化する。ただ、大陸には高気圧、オホーツク海には低気圧があって、一時的には冬型の気圧配置も現れる見込み。




850haの気温偏差の実況と各アンサンブルメンバーの予想
 北日本850hPaの気温は、アンサンブルメンバーの平均でみると、1週目は週半ばに平年を下回り平年並、2週目は高い、3週目以降平年並に戻る予想。ただ、2週目後半からメンバーのばらつきが大きく、高いを示すメンバーと低いを示すメンバーに割れる。

北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予想縦軸:気温偏差(℃)、横軸:日付発表日以降の細線は各アンサンブルメンバーの予想値、太線は平均値。
注)・資料の内容を他の要素により修正して予報を組み立てることがあります。
  ・850hPaの気温は、地上の気温と必ずしも対応しないことがあります。


図 北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予報
図 北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予報

最近1週間の天候の経過
 この期間は、23日に寒冷前線の通過により東北日本海側で曇りや雨となったほかは、中頃まで移動性高気圧に覆われ概ね晴れた。しかし、27〜28日にかけては発達した低気圧が列島沿いをゆっくり通過したため、東北地方では暴風となり、東北太平洋側を中心に大雨となって各地で大きな被害が発生した。
 平均気温は東北地方で偏差が+1.1℃と平年より高かった。降水量は期末の低気圧による降水で平年より多くなり、東北日本海側で303%、東北太平洋側で389%となった。日照時間は東北地方で127%と平年より多かった。


 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+1.1343127
東北日本海側+1.1328127
東北太平洋側+1.2353126

 
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