2000年仙台管区気象台発表予報

4月20日発表3ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.


○4月20日発表 3ヶ月予報(5月,6月,7月)

  1. 予想される天候
    3か月平均気温の各等級の確率

     5〜7月の3か月平均気温は、「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。「高い」の可能性が次に大きく、その確率は30%です。「低い」の可能性は小さく、その確率は20%です。
      なお、5〜7月の3か月間の降水量は「平年並」の可能性が大きいでしょう。


  2. 天候の特徴
     5月6月7月
    気圧配置低気圧と高気圧が交互に通る 梅雨前線や低気圧
    オホーツク海高気圧
    梅雨前線や低気圧オホーツク海高気圧
    太平洋高気圧
    天気東北地方は、平年と同様に移動性高気圧に覆われ晴れの日が多いでしょう。晩霜の恐れがあります。
    気温の変動が大きい
    東北日本海側は平年と同様に天気は周期的に変化するでしょう。東北太平洋側は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。また、オホーツク海高気圧の影響で、一時寒気が入る見込みです。
     気温の変動が大きい
    東北日本海側は平年と同様に天気は周期的に変化するでしょう。東北太平洋側は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。また、オホーツク海高気圧の影響で、一時寒気が入る見込みです。
     気温の変動が大きい
    気温平年並 平年並 平年並
    降水量平年並 平年並 平年並

  3. 前回発表3か月予報からの変更点
     なし

    <夏(6〜8月)の天候の見通し>
     最近の天候経過等をふまえて検討しましたが、3月13日に発表した暖候期予報の内容に変更はありません。



  4. 最近の天候経過
    4月(19日まで):この期間の東北地方の平均気温平年差は0.0℃と平年と同じだった。降水量は、東北日本海側で平年比91%と平年を下回り、東北太平洋側で平年比111%と平年を上回った。日照時間は、東北日本海側で平年比99%と平年を下回ったが、東北太平洋側で平年比110%と平年を上回った。
     上旬は低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は周期的に変化した。1日は低気圧の通過後上空に寒気が入り、雨や雪となった。5日、10日には本州の南岸と日本海を低気圧が進み、広い範囲で雨となった。その他の日はおおむね移動性高気圧に覆われて晴れた。
     東北地方の上旬の平均気温平年差は+0.5℃と平年並、降水量平年比は94%と平年並、日照時間平年比は120%と多かった。
     中旬、前半は上空の寒気に対応した低気圧が沿海州付近に停滞し、天気は短い周期で変わった。特に、11日は盛岡で5cmの降雪を観測した。後半は、15日に本州の南岸を進んだ低気圧の通過後に強い寒気が入ったため、気温の低い日が続き、東北日本海側を中心に天気はぐずついた。
     東北地方の中旬(11〜19日)の平均気温平年差は-0.7℃と平年を下回り、降水量平年比は115%と平年を上回り、日照時間平年比は東北日本海側で平年比76%、東北太平洋側で平年比99%と共に平年を下回った。
     さくら(ソメイヨシノ)の開花は、小名浜で8日(平年より1日早く、昨年より6日遅い)、福島で13日(平年より2日遅く、昨年より8日遅い)、仙台で13日(平年より1日早く、昨年より5日遅い)、酒田で18日(平年より1日遅く、昨年より5日遅い)と平年並だった。


  5. 中・高緯度の循環
    4月(19日まで):極渦は、タイミル半島とクイーンエリザベス諸島にあって、シベリア東端にはブロッキング高気圧があり、日本付近は気圧の谷となって、東西に広く負偏差域に覆われた。
     上旬(これ以降図略)は、日本付近の偏西風の蛇行は小さく流れは順調で、日本の南から東海上にかけては正偏差に覆われた。しかし、中旬にはシベリア東部にブロッキング高気圧、沿海州やアリューシャン列島付近に低気圧と偏西風の蛇行が大きくなり、北日本を中心に寒気が入りやすくなった。


  6. 熱帯太平洋の状況
     エルニーニョ監視海域(北緯4度〜南緯4度、西経150度〜西経90度)の3月の海面水温偏差は、-0.3℃であった。3月の太平洋赤道域の海面水温は、東経150度から西経110度にかけてと西経90度以東で平年より低く、東経165度から西経140度にかけて-1℃以下の負偏差が見られた。一方、東経145度以西では+0.5℃以上の正偏差が見られた。
     3月の南方振動指数は+1.0(暫定値)であった。
    (南方振動指数は貿易風の強さの目安であり、正(負)の値は貿易風が強(弱)いことを示す。)

    <エルニーニョ監視海域の海面水温の今後の見通し(2000年3月〜2000年9月)>
     現在発生しているラニーニャ現象は、夏までに終息し、夏以降エルニーニョ監視海域の海面水温は平年並で経過すると予測される。

    【解説】
     エルニーニョ予測モデルは、監視海域の海面水温が今後平年並からやや高めの状態に推移すると予測している。ここ数か月、東部太平洋赤道域の海面水温は急速に平年値に近づいており、この海域の表層水温も平年値に近づいている。しかし、貿易風は東部太平洋を除けば依然として平年より強く(南方振動指数+1.0)、西部太平洋赤道域の暖水も目立った東進の兆候が見られない。従って、予測モデルは監視海域の海面水温を夏以降やや高めに予測しているものの、今後数か月以内に監視海域の海面水温が平年値より大幅に高まる要因はなく、予測期間内にエルニーニョ現象が発生する可能性は低い。





  7. 参考資料



 
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