2000年仙台管区気象台発表予報
5月19日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○5月19日発表 1ヶ月予報(5月20日から6月19日)
向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各階級の確率(%)。

注)気温・降水量・日照時間は低い・平年並み・高い(少ない・平年並み・多い)の3階級で予報されます。階級幅は、平年値(1961年から90年)における各階級の出現頻度が30%対40%対30%となるように決める。
<予想される天候の特徴(予報期間:5月20日〜6月19日)>
東北地方は、低気圧と高気圧が交互に通り、天気は周期的に変化するでしょう。寒冷低気圧や前線の影響でぐずつく時期があるでしょう。平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。
平均気温は平年並か高いでしょう。
平年の晴れ日数は、東北地方で約18日です。
<概 要>
[気 温]:東北地方は「平年並」か「高い」の可能性が大きく、その確率はそれぞれ40%です。「低い」の確率は20%と小さい。
[降 水 量]:東北地方は「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい可能性は「多い」で、その確率は30%です。「少ない」の可能性は20%と小さい。
[日照時間]:東北地方は「平年並」か「少ない」の可能性が大きく、その確率はそれぞれ40%です。「多い」の可能性は20%と小さい。
○5月20日(土)から5月26日(金)
期間の初めに気圧の谷の影響で天気のくずれる所がありますが、その後は概ね晴れるでしょう。
平均気温は平年並の見込みです。
平年の晴れ日数は東北地方で約4日です。
○5月27日(土)から6月2日(金)
寒冷低気圧の影響をうけやすく、曇りや雨の日が多いでしょう。
平均気温は平年並の見込みです。
平年の晴れ日数は東北地方で約4日です。
○6月3日(土)から6月16日(金)
低気圧と高気圧が交互に通り、天気は周期的に変化するでしょう。前線の影響でぐずつく時期があるでしょう。
平均気温は平年並の見込みです。
平年の晴れ日数は東北地方で約7日です。
<予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)>
・500hPa高度・偏差
月平均でみると、日本付近は弱い正偏差に覆われる。サハリンの北は弱い気圧の尾根となっているが、日本付近の流れはほぼゾーナル注1。
週別(図略)では、1週目は月別とほぼ同様の傾向を示す。2週目は、北緯60度以北は正偏差で、日本付近は負偏差となっており上空に寒気を伴った低気圧の影響を受けやすい。3〜4週目は日本付近は再び弱い正偏差に覆われる。
注1)ゾーナル:偏西風の南北の蛇行が小さい。低気圧や高気圧が順調に東進し、天気は周期的に変化しやすい。
月平均でみると、北緯30度以南は太平洋高気圧が張り出し、オホーツク海付近は弱い高圧部となっており、日本付近は弱い低圧部になっている。降水域は本州南岸沿いと沿海州からバイカル湖方面に伸びるものがある。
週別(図略)では、1週目は日本付近に降水域はかからない。2週目は日本付近には広く降水域がかかる。本州の南岸から大陸にかけて前線に対応する降水域と、沿海州から北日本にかけて広がる寒冷低気圧に対応する降水域があり、北日本は寒冷低気圧の影響を受けやすい。3〜4週目は、本州南岸沿いに降水域が広がり、東北地方にも一部降水域がかかる。
850haの気温偏差の実況と各アンサンブルメンバーの予想
北日本850hPaの気温平年差は、アンサンブルメンバーの平均でみると、予報期間は1週目おわりが高極、3週目はじめが低極。ただし、1週目後半からメンバー間のばらつきが大きくなる。
なお、東北地方の地上気温平年差は、北日本850hPaの気温平年差が負偏差の場合は2度程度高めに推移している。
また、東北地方の最近の実況は、最低気温は平年並〜平年より高く、最高気温は平年並〜平年より低い日が多い。
北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予想縦軸:気温偏差(℃)、横軸:日付発表日以降の細線は各アンサンブルメンバーの予想値、太線は平均値。
注)・資料の内容を他の要素により修正して予報を組み立てることがあります。
・850hPaの気温は、地上の気温と必ずしも対応しないことがあります。

図 北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予報
最近1週間の天候の経過
この期間、気圧の谷や湿った東風の影響で曇りや雨の日が多かった。12〜14日は、東北地方を次々に気圧の谷が通過し、曇りや雨の日が続き、東北太平洋側では所々で大雨となった。15日は高気圧に覆われ、東北太平洋側では晴れたが、東北日本海側では寒気の影響で曇りとなった。17〜18日は、湿った東風の影響で東北太平洋側では曇りの所が多かったが、東北日本海側では概ね晴れた。
平均気温は、東北地方で平年差+0.2℃と平年並だった。降水量は、東北日本海側で平年比108%と平年並、東北太平洋側で平年比293%と平年より多かった。日照時間は、東北地方で平年比57%と平年より少なかった。
なお盛岡地方気象台では5月12日、日照不足に関する岩手県気象情報を発表した。
| | 気温偏差(℃) | 降水量(%) | 日照時間(%) |
| 東北全域 | +0.2 | 219 | 57 |
| 東北日本海側 | +0.1 | 108 | 58 |
| 東北太平洋側 | +0.3 | 293 | 56 |
reigai@tnaes.affrc.go.jp