2000年仙台管区気象台発表予報
5月12日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○5月12日発表 1ヶ月予報(5月13日から6月12日)
向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各階級の確率(%)。

注)気温・降水量・日照時間は低い・平年並み・高い(少ない・平年並み・多い)の3階級で予報されます。階級幅は、平年値(1961年から90年)における各階級の出現頻度が30%対40%対30%となるように決める。
<予想される天候の特徴(予報期間:5月13日〜6月12日)>
東北地方は、前半は低気圧と高気圧が交互に通り、天気は周期的に変化するでしょう。東北太平洋側では、一時湿った東風の影響で天気がぐずつく時期があるでしょう。後半は、前線や寒冷低気圧の影響をうけ、平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。また、オホーツク海高気圧の影響で、太平洋側を中心に低温となる時期がある見込みです。
寒暖の変動が大きく、降霜の恐れもあります。
平均気温は平年並か低いでしょう。
平年の晴れ日数は、東北地方で約19日です。
<概 要>
[気 温]:東北地方は「平年並」か「低い」の可能性が大きく、その確率はそれぞれ40%です。「高い」の確率は20%と小さい。
[降 水 量]:東北日本海側は「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい可能性は「多い」で、その確率は30%です。「少ない」の可能性は20%と小さい。
東北太平洋側は「多い」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい可能性は「平年並」で、その確率は30%です。「少ない」の確率は20%と小さい。
[日照時間]:東北日本海側は「平年並」か「少ない」の可能性が大きく、その確率はそれぞれ40%です。「多い」の可能性は20%と小さい。
東北太平洋側は「少ない」の可能性が最も大きくその確率は50%です。次に大きい可能性は「平年並」で、その確率は30%です。「多い」の確率は20%と小さい。
○5月13日(土)から5月19日(金)
期間の初めは東北日本海側では晴れる日がありますが、東北太平洋側では東海上からの湿った気流の影響を受け、曇りの所が多いでしょう。期間の中頃は気圧の谷の影響で天気の崩れるところがある見込みです。期間の終わりは高気圧に覆われておおむね晴れるでしょう。
平均気温は平年並の見込みです。
平年の晴れ日数は東北地方で約5日です。
○5月20日(土)から5月26日(金)
低気圧と高気圧が交互に通り、天気は周期的に変化するでしょう。
平均気温は平年並の見込みです。
平年の晴れ日数は東北地方で約4日です。
○5月27日(土)から6月9日(金)
前線や寒冷低気圧の影響をうけ、平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。また、オホーツク海高気圧の影響で、太平洋側を中心に低温となる時期がある見込みです。
平均気温は平年並の見込みです。
平年の晴れ日数は東北地方で約8日です。
<予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)>
・500hPa高度・偏差
月平均でみると、日本付近の中緯度帯は負偏差に広く覆われる。一方、極東域の高緯度帯は、バイカル湖付近に中心をもつ正偏差に覆われる。
週別(図略)でもほぼ同様の傾向を示が、2週目から3〜4週目にかけては太平洋高気圧がやや強まり、日本の南の前線帯は北上傾向。3〜4週目にはシベリア東部に気圧の尾根があり、オホーツク海高気圧が発生する時期がある見込み。
・地上気圧と降水量
月平均でみると、日本の南から東シナ海にかけて前線帯に対応する降水域がひろがる。降水の中心は日本の南岸沿い。また、カムチャッカ半島付近には高気圧があり、東北太平洋側では湿った東風の影響を受ける時期がある見込み。
週別(図略)では、前線帯が2週目から3〜4週目にかけて、徐々に北上し、3〜4週目には東北地方でも影響を受ける時期のある見込み。
850haの気温偏差の実況と各アンサンブルメンバーの予想
北日本850hPaの気温平年差は、アンサンブルメンバーの平均でみると、予報期間1週目は平年より低く、2週目以降平年並〜平年より低く経過する見込み。ただし、2週目以降メンバー間のばらつきが大きくなる。
ただし、東北地方の地上気温平年差は、北日本850hPaの気温平年差が負偏差の場合は2度程度高めに推移している。
また、最近の実況は、最低気温は東北地方では平年並〜平年より高いが、最高気温は東北太平洋側では平年より低く、東北日本海側では平年並〜平年より高く経過している。
北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予想縦軸:気温偏差(℃)、横軸:日付発表日以降の細線は各アンサンブルメンバーの予想値、太線は平均値。
注)・資料の内容を他の要素により修正して予報を組み立てることがあります。
・850hPaの気温は、地上の気温と必ずしも対応しないことがあります。

図 北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予報
最近1週間の天候の経過
この期間、5日から7日にかけては、湿った東風の影響を受け、東北太平洋側では曇りの所が多かった。東北日本海側ではおおむね晴れた。8日には上空の寒気の影響をうけて、大気の状態が不安定となり、落雷や降雹などで被害が発生した。落雷により岩手県で死者一名、降雹により宮城県を中心に農作物等に被害が発生した。9日は移動性高気圧に覆われおおむね晴れた。10〜11日にかけては、湿った東風の影響を受け、東北太平洋側では曇りの所が多かった。東北日本海側ではおおむね晴れた。
平均気温は、東北日本海側で平年差+1.1℃と平年より高く、東北太平洋側で平年差-0.5℃と平年並だった。降水量は、東北日本海側で平年比111%と平年並、東北太平洋側で平年比68%と平年並だった。日照時間は、東北日本海側で平年比98%と平年並、東北太平洋側で平年比68%と平年より少なかった。
| | 気温偏差(℃) | 降水量(%) | 日照時間(%) |
| 東北全域 | +0.1 | 85 | 79 |
| 東北日本海側 | +1.1 | 111 | 98 |
| 東北太平洋側 | -0.5 | 68 | 68 |
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