2000年仙台管区気象台発表予報

6月2日発表1ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.


○6月2日発表 1ヶ月予報(6月3日から7月2日)

向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各階級の確率(%)。

向こう1か月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各等級の確率(%)

注)気温・降水量・日照時間は低い・平年並み・高い(少ない・平年並み・多い)の3階級で予報されます。階級幅は、平年値(1961年から90年)における各階級の出現頻度が30%対40%対30%となるように決める。

<予想される天候の特徴(予報期間:6月3日〜7月2日)>
 東北地方は、はじめ低気圧と高気圧が交互に通り、天気は周期的に変化するでしょう。その後は、前線や低気圧の影響を受けやすく、天気のぐずつく時期があるでしょう。
 平均気温は高いでしょう。
 平年の晴れ日数は、東北地方で約15日です。


<概 要>
[気  温]:東北地方は「高い」の可能性が最も大きく、その確率は70%です。次に大きい確率は「平年並」で、その確率は20%です。「低い」の可能性は10%と小さい。
[降 水 量]:東北地方は「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい可能性は「多い」で、その確率は30%です。「少ない」の可能性は20%と小さい。
[日照時間]:東北地方は「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい可能性は「少ない」で、その確率は30%です。「多い」の可能性は20%と小さい。


○6月3日(土)から6月9日(金)
 期間の中頃、気圧の谷の影響で天気のくずれる所があるでしょう。その他の日は、おおむね晴れる見込みです。
 平均気温は高い見込みです。
 平年の晴れ日数は東北地方で約4日です。


○6月10日(土)から6月16日(金)
 前線や低気圧の影響を受けやすく、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
 平均気温は高い見込みです。
 平年の晴れ日数は東北地方で約3日です。


○6月17日(土)から6月30日(金)
 前線や低気圧の影響で平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。一時、オホーツク海高気圧の影響を受ける見込みです。
 平均気温は高い見込みです。
 平年の晴れ日数は東北地方で約6日です。

<予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)>
・500hPa高度・偏差
 月平均でみると、極東域は広く正偏差で、日本付近は東海上から強い正偏差に覆われる。上空の流れは、朝鮮半島付近に気圧の谷がある西谷で、南から暖かく湿った空気が入りやすく、日本の南にある太平洋高気圧も平年より強い。一方、オホーツク海には地上でオホーツク海高気圧に対応する弱い気圧の尾根が見られる。
 週別(図略)でも西谷傾向は持続するが、2週目は日本の南東で太平洋高気圧が強まるため、西谷が深まる。

・地上気圧と降水量
 月平均でみると、日本の南には太平洋高気圧が張り出し、オホーツク海付近は弱い高圧部となっている。一方、中国東北区は低圧部となっている。降水域は、梅雨前線に対応した本州南岸沿いと沿海州からバイカル湖方面に伸びるものがある。
 週別(図略)では、1週目は日本の南岸に梅雨前線対応の降水域が東西に伸びるが、東北地方にまとまったものはかからない。2週目は太平洋高気圧が勢力を強め、日本の南岸沿いの降水域が北上して東北南部に強い降水域がかかりだす。3〜4週目は、月平均と同様。



850haの気温偏差の実況と各アンサンブルメンバーの予想
 北日本850hPaの気温平年差は、アンサンブルメンバーの平均でみると、現在が低極だが平年並で、1週目後半にかけ上昇して高極となり、その後も平年より高い状態で推移する見込み。メンバー間のばらつきは小さく、信頼度は高い。

北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予想縦軸:気温偏差(℃)、横軸:日付発表日以降の細線は各アンサンブルメンバーの予想値、太線は平均値。
注)・資料の内容を他の要素により修正して予報を組み立てることがあります。
・850hPaの気温は、地上の気温と必ずしも対応しないことがあります。


図 北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予報
図 北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予報

最近1週間の天候の経過
 この期間、天気は周期的に変化した。28日は気圧の谷が通過し、東北日本海側を中心に雨となった。31日は本州の南岸を通過した低気圧の影響で、東北南部を中心に雨となった。その他の日はおおむね晴れて、暖かい空気が入って各地で真夏日となり、記録的な暑さとなるところもあった。日最高気温は、大船渡で30日に31.7℃と5月の記録を更新し、山形で同日に32.7℃と3位、小名浜は29日に27.7℃と3位の記録となった。また、日最低気温も記録的に高く、大船渡で30日に18.1℃、宮古で28日に19.0℃、仙台で29日に18.5℃と5月の記録を更新し、八戸で30日に18.3℃、福島で28日に20.2℃と3位の記録となった。
 平均気温は、東北地方で平年差+3.3℃と高かった。降水量は、東北地方で平年比26%と少なかった。日照時間は、東北地方で平年比102%と平年並だった。


 気温偏差(℃)降水量(%)日照時間(%)
東北全域+3.326102
東北日本海側+3.02494
東北太平洋側+3.428107

 
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