2000年仙台管区気象台発表予報
8月4日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○8月4日発表 1ヶ月予報(8月5日から9月4日)
向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各階級の確率(%)。

注)気温・降水量・日照時間は低い・平年並み・高い(少ない・平年並み・多い)の3階級で予報されます。階級幅は、平年値(1961年から90年)における各階級の出現頻度が30%対40%対30%となるように決める。
<予想される天候の特徴(予報期間:8月5日〜9月4日)>
この期間は、太平洋高気圧に覆われて平年同様晴れの日が多い見込みですが、前線の影響を受ける時期があるでしょう。
また、これまで気温の高い状態が続いていましたが、予報期間前半は寒気の南下で平年並となる時期があるでしょう。
平均気温は高いでしょう。
平年の晴れ日数は、東北地方で約18日です。
<概 要>
[気 温]:東北地方は「高い」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい確率は「平年並」で、その確率は40%です。「低い」の可能性は10%と小さい。
[降 水 量]:東北地方は「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい確率は「少ない」で、その確率は30%です。「多い」の可能性は20%と小さい。
[日照時間]:東北地方は「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい確率は「多い」で、その確率は30%です。「少ない」の可能性は20%と小さい。
○8月5日(土)から8月11日(金)
期間の中頃に気圧の谷が通過するため天気のくずれる所がありますが、その他の日は太平洋高気圧に覆われて晴れるでしょう。大気の状態が不安定で、にわか雨か雷雨の所がある見込みです。
平均気温は高い見込みです。
平年の晴れ日数は東北地方で約4日です。
○8月12日(土)から8月18日(金)
太平洋高気圧に覆われ晴れる日もありますが、前線や上空の寒気の影響で天気のぐずつく時期があるでしょう。
平均気温は平年並の見込みです。
平年の晴れ日数は東北地方で約4日です。
○8月19日(土)から9月1日(金)
太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多い見込みですが、前線の影響でぐずつく時期がある見込みです。
平均気温は高い見込みです。
平年の晴れ日数は東北地方で約8日です。
<予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)>
・500hPa高度・偏差
月平均で見ると、日本付近は正偏差に覆われる。夏型の安定した晴天をもたらす亜熱帯高気圧が本州の南に張り出す。
週別(図略)に見ると、2週目は北日本〜日本の東海上は負偏差となり、寒気の影響を受ける時期がある。3〜4週目は、再び日本の南東海上で亜熱帯高気圧が強まり、日本付近は正偏差になるが、前線の影響を受けたり、高気圧の縁辺をまわる湿った気流の影響で大気の状態が不安定となる時期がある見込みです。
・地上気圧と降水量
月平均で見ると、太平洋高気圧は本州付近を広く覆う。日本海の北部では等圧線がくびれ、降水域は、本州付近に東西に広がっており、前線や高気圧の縁辺をまわる湿った気流の影響を受ける時期がある見込み。
週別(図略)では、1週目は太平洋高気圧の勢力が最も強く、東北地方は高気圧にすっぽり覆われる。2週目は太平洋高気圧の北への張り出しは弱まり、東北地方は前線や上空の寒気の影響を受けやすい。3週目以降は、太平洋高気圧はやや強まるが、前線や高気圧の縁辺にあたって不安定な天気となる時期がある見込み。
850haの気温偏差の実況と各アンサンブルメンバーの予想
北日本850hPaの気温平年差は、アンサンブルメンバーの平均でみると1〜2週目は平年より低く、その後平年並〜高めで推移する。ただし最近は、実況が予想より高めに経過する傾向がある。また、850hPaの気温に比べ地上気温が高めに経過する傾向もある。
北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予想縦軸:気温偏差(℃)、横軸:日付発表日以降の細線は各アンサンブルメンバーの予想値、太線は平均値。
注)・資料の内容を他の要素により修正して予報を組み立てることがあります。
・850hPaの気温は、地上の気温と必ずしも対応しないことがあります。

図 北日本850hPa高度(上空約1500m)での気温偏差の実況と予報
最近1週間の天候の経過
東北地方は、太平洋高気圧に覆われ晴れて暑い日が多かった。特に30日以降は、東北日本海側や内陸部を中心に著しい高温となった。
期間中で最も最高気温が高かった値とその起日は、青森34.2℃(1日)、秋田37.9℃(31日)、盛岡36.2℃(1日)、仙台32.2℃(2日)、山形35.8℃(31日)、福島36.1℃(1日)等となっている。特に秋田では、7月としては第1位、通年でも第2位の高温を記録した。
このため、7月31日と8月4日に「高温に関する東北地方気象情報」が発表された。
また、日中の昇温により大気の状態が不安定となり、山沿いを中心に雷雨となる日が多かった。
平均気温は、東北地方で平年差+1.7℃と平年より高かった。降水量は、東北地方で平年比14%と平年より少なかった。日照時間は、東北地方で平年比127%と平年より多かった。
| | 気温偏差(℃) | 降水量(%) | 日照時間(%) |
| 東北全域 | +1.7 | 14 | 127 |
| 東北日本海側 | +2.4 | 30 | 128 |
| 東北太平洋側 | +1.3 | 3 | 126 |
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